ちゅらさんに並ぶ朝ドラの名作です。
僅差で私の中ではちりとてちんが上です。
大阪制作の朝ドラは人情と笑いのセンスがよくて、ちりとてちんはその最たるものですね。
弟子たちの師匠への敬愛はほんとに見てて羨ましいくらい素敵なものです。
弟子同士の兄弟愛も良い。
登場人物がほんとにうまく落語の登場人物に当てはめてあって、脚本も、毎週のタイトルも落語づくしです。ああ、この落語と絡めるためにこの名前にしたんだなぁ、とか何度も発見があります。
朝ドラって半年も続くから、脚本ぐだぐだになりがちですけど、ちりとてちんに関してはもう神がかり的な完璧さです。
曲も良いし、何もかも文句のつけようがないです。
貫地谷さんの演技、最初はなんかアホっぽすぎてうーん、、って思ったんですけど、見ててわかりました。落語の世界って、この面白いアホな感じなんですね。落語については全く触れたことがなかったので、見れば見るほど落語の雰囲気に合わせた出演者のコミカルな演技が素晴らしいことがよくわかりました。
渡瀬さんの師匠はほんとにはまり役でした。こんな演技ができたなんて、びっくりしました。いつもちょっと二枚目?な役をやってらっしゃるイメージでした。私もこんな師匠が欲しい。父でも祖父でもなく、『師匠』だから良いのです。
師匠が亡くなっても、弟子たちのそばにはずっと師匠がいるんだな、と思わせるところが何度もあり、その度に何度も泣きました。
個人的には、5人の弟子の中で特に四草が好き。四草の、師匠が大好きなところ、それを隠しているけど隠し切れてないところ、師匠に可愛がられて嬉しくてたまらないところ、全部好きです!
あとは徒然亭以外では、ヒロインのお母さん役の和久井さんも良かった。いや、出演者みんな良かったけど。和久井さんの暖かい面白いお母ちゃん、いつも泣かされました。
名言も多いですね。
『人にスポットライト当てるゆうんは、素敵な仕事や』
『人間も箸と同じや。研いで出てくるんは、塗り重ねたもんだけや。一生懸命生きてさえおったら、悩んだことも、落ち込んだことも、綺麗な模様になって出てくる。お前のなりたいもんになれる』
『父が亡くなって13年
頑張って修行してきましたけど足元にも及びません
おかしなもんですね
父は13年前きり塗り箸を作っとらんのに
追いかけたら追いかけるほど
父の背中が
小そう遠くなっていくような気がする
それでも追いかけずにはおれんのです』
この言葉は、今でも良く思い出しては心の支えにしてます。
何度見ても、何度でも泣くんです。
ぜひ!ぜひ見てほしい!
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ちりとてちん 完全版 DVD-BOX III 落語の魂 百まで
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フォーマット | ドルビー, 色 |
コントリビュータ | 貫地谷しほり, 松尾貴史, キムラ緑子, 茂山宗彦, 木村祐一, 渡瀬恒彦, 青木崇高 |
稼働時間 | 13 時間 30 分 |
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商品の説明
悩める“へたれ”な女の子、落語家をめざす!
'07年10月~'08年3月放送のNHK朝の連続テレビ小説のDVD化第3弾(第18週~第26週収録)。落語家を志すヒロインが繰り広げる、恋あり涙あり笑いありの人情エンターテイメント! 出演は貫地谷しほり、和久井映見、松重豊、渡瀬恒彦、他。
'07年10月1日のスタートから半年、'08年3月29日に大好評のうちに最終回を迎えた、あのNHK連続テレビ小説のDVD-BOX化第3弾、ついに最終リリースです。
<特典>
●映像特典
・NHK『スタジオパークからこんにちは』より/桂吉弥、青木崇高、茂山宗彦、加藤虎ノ介、貫地谷しほり、松尾貴史、渡瀬恒彦
・2月3日「ちりとてちん ファン感謝祭」より他を予定
●封入特典〈初回生産限定〉:ちりとてちんオリジナル携帯ストラップ
※特典内容は変更することがございます。
※初回特典は数に限りがございますので、ご注文はお早めに。
(C)2008 NHK
登録情報
- アスペクト比 : 1.33:1
- メーカーにより製造中止になりました : いいえ
- 梱包サイズ : 19.6 x 14.6 x 4 cm; 521.63 g
- EAN : 4988021159432
- メディア形式 : ドルビー, 色
- 時間 : 13 時間 30 分
- 発売日 : 2008/7/25
- 出演 : 貫地谷しほり, 渡瀬恒彦, 青木崇高, 茂山宗彦, 木村祐一
- 販売元 : VAP,INC(VAP)(D)
- ASIN : B00178XEXO
- ディスク枚数 : 5
- Amazon 売れ筋ランキング: - 18,726位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 1,034位日本のTVドラマ
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2015年10月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2017年6月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
渡瀬恒彦さん、草若師匠追悼で、改めて見直しました。
毎日毎週、1枚のディスクごとにヤマがあって名場面があって涙する。もうほんとうにいろんな方が書かれてますが、脚本の素晴らしさ、構成の見事さ、音楽の素晴らしさ、役者さん全員の素晴らしさ。何度見ても感服させられます。どれだけ泣いたかわかりません。
長々書くとキリがありませんので、ほんとうに最後の最後だけに絞らせていただきますが、ひぐらし亭でA子とB子が仲良く話すシーン、しかも昔のB子のことをA子が茶化したりして、ほんとうにもう心底打ち解けたんだなと思わせるところ、また、正典の工房で秀臣さんと正典が楽しげに話すシーン、キヨミという命名の由来がわかって笑うところ、この2つを見て感極まってしまって、嗚咽が出るほど泣きました。これまでほんとうにいろんなことがあって、一時期はそれぞれがお互い憎むくらいだったけれど、今はこんなにも美しい模様になって、みんなが楽しそうに今を生きている。ほんとうに大団円です。
人間も落語も、箸と同じ。
このドラマに出て来る登場人物は、ほんとうに全員が素晴らしいです。松江さんや緑ちゃんに至るまで。全員一生懸命生きていて、なんといじらしいことか、いとおしいことか。こんなに愛に溢れているドラマを、わたしはあんまり知りません。全員に一言ずつ書きたい。言いたい。誰を見ても演技で泣いてると思えない。ほんとうに素で泣いてるように見える。意外とよく泣く四草は特に(笑
最初に見た時は、草若師匠が亡くなって、やっぱり失速したなと思ったものですが、改めて見てみた時に、でもやっぱりずっとずっと師匠と共にあったな、と思います。常打ち小屋ができるとなった時に、鳥肌が立ちました。自分も参加しているかのように、ドキドキワクワクしました。草原の桂吉弥さんは、ご自分の師匠がちりとてちんの2年前に急逝されて、それで、草若師匠に自分の師匠を重ねるところがあったそうです。登場人物の落語の出来云々に関しては、そりゃあプロの方と同じとは行かないでしょうが、だからこそ、本物の噺家さんがたくさん出演されてるのが楽しかった。おもしろかった。「やっぱり違うなあ、プロはすごいな!」と思わせた。それもこのドラマのひとつの功績ではないでしょうか。
師匠が亡くなるシーンは、今見たら、現実に重なってかなり悲しい、ほんとうに苦しいですが、こんな素晴らしい作品を遺してくださった、草若師匠という偉大な人をとても苦労して演じてくださった渡瀬恒彦さんにほんとうに感謝します。ありがとうございました。「野辺へ出て参りますと春先のことで、、、、」は、頭の中で草若師匠の声で容易に再生されます。草若師匠のおかげでそのくだりを覚えてからかなり経ちますが、ずっとずっと忘れないです。渡瀬さんが地獄で大好きないろんな人に会えてますように。渡瀬さんが幸せでおんなりますように。また渡瀬さんに会えますように。このドラマが、もっとたくさんのいろんな人を幸せにしますように。
毎日毎週、1枚のディスクごとにヤマがあって名場面があって涙する。もうほんとうにいろんな方が書かれてますが、脚本の素晴らしさ、構成の見事さ、音楽の素晴らしさ、役者さん全員の素晴らしさ。何度見ても感服させられます。どれだけ泣いたかわかりません。
長々書くとキリがありませんので、ほんとうに最後の最後だけに絞らせていただきますが、ひぐらし亭でA子とB子が仲良く話すシーン、しかも昔のB子のことをA子が茶化したりして、ほんとうにもう心底打ち解けたんだなと思わせるところ、また、正典の工房で秀臣さんと正典が楽しげに話すシーン、キヨミという命名の由来がわかって笑うところ、この2つを見て感極まってしまって、嗚咽が出るほど泣きました。これまでほんとうにいろんなことがあって、一時期はそれぞれがお互い憎むくらいだったけれど、今はこんなにも美しい模様になって、みんなが楽しそうに今を生きている。ほんとうに大団円です。
人間も落語も、箸と同じ。
このドラマに出て来る登場人物は、ほんとうに全員が素晴らしいです。松江さんや緑ちゃんに至るまで。全員一生懸命生きていて、なんといじらしいことか、いとおしいことか。こんなに愛に溢れているドラマを、わたしはあんまり知りません。全員に一言ずつ書きたい。言いたい。誰を見ても演技で泣いてると思えない。ほんとうに素で泣いてるように見える。意外とよく泣く四草は特に(笑
最初に見た時は、草若師匠が亡くなって、やっぱり失速したなと思ったものですが、改めて見てみた時に、でもやっぱりずっとずっと師匠と共にあったな、と思います。常打ち小屋ができるとなった時に、鳥肌が立ちました。自分も参加しているかのように、ドキドキワクワクしました。草原の桂吉弥さんは、ご自分の師匠がちりとてちんの2年前に急逝されて、それで、草若師匠に自分の師匠を重ねるところがあったそうです。登場人物の落語の出来云々に関しては、そりゃあプロの方と同じとは行かないでしょうが、だからこそ、本物の噺家さんがたくさん出演されてるのが楽しかった。おもしろかった。「やっぱり違うなあ、プロはすごいな!」と思わせた。それもこのドラマのひとつの功績ではないでしょうか。
師匠が亡くなるシーンは、今見たら、現実に重なってかなり悲しい、ほんとうに苦しいですが、こんな素晴らしい作品を遺してくださった、草若師匠という偉大な人をとても苦労して演じてくださった渡瀬恒彦さんにほんとうに感謝します。ありがとうございました。「野辺へ出て参りますと春先のことで、、、、」は、頭の中で草若師匠の声で容易に再生されます。草若師匠のおかげでそのくだりを覚えてからかなり経ちますが、ずっとずっと忘れないです。渡瀬さんが地獄で大好きないろんな人に会えてますように。渡瀬さんが幸せでおんなりますように。また渡瀬さんに会えますように。このドラマが、もっとたくさんのいろんな人を幸せにしますように。
2018年2月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
上記のようなものがあり、10月から観て3月に最終回を迎える。丁度草若が亡くなった週。
おじいちゃんと草若がまさか地獄で再会するとは。。。。脚本がよくできていて、最初のエピソードが最後になってまた生きてくる。
おじいちゃんと草若がまさか地獄で再会するとは。。。。脚本がよくできていて、最初のエピソードが最後になってまた生きてくる。
2016年1月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
変なタイトルになってしまいましたが、“グーニーズ”とは、< 行動力のあるおめでたい人たち >のことを言い、“ホトケの死生観”とは、< 生と死は連続している! >という『カーネーション』の世界の死生観を意味します。
ところで、『 ちりとてちん 』については、2007年10月からの本放送の時には、ボクは< 途中からの挫折組 >になってしまいました。まだ板についていない頃の和久井映見と生稲晃子の母親役と、ドラマ中の『 愛宕山(あたごやま) 』という落語の再現ミニドラマに< 大きな違和感 >を持ってしまった!ためです。なので、1週間も観ないで途中で挫折してしまいました。
しかし、最終回まで見終えた今思うと、少なくとも渡瀬恒彦が演じる徒然亭草若(そうじゃく)師匠が高座(こうざ)に復活する第42回までは辛抱すべきであった!と< 大変後悔 >しています! 『 カーネーション 』や『 あまちゃん 』が出現した後の現在でも、< 『 ちりとてちん 』が朝の連ドラの最高傑作だ! >と推す< ちりとてファン >が少なからず存在する理由が良く理解できました!
以下では、今回『 ちりとてちん 』を< 最終回まで見通して気づいたこと >をいくつか書きます。
第1に、貫地谷しほりが演じるヒロインの和田喜代美の母親である< 糸子 >を演じているのは和久井映見ですが、その母親役が板についてきた頃の和久井映見が< 誰かに似ているな? >と思ってみたところ、すぐにそれは『 カーネーション 』の周防(すおう)編の後の< 三姉妹編におけるオノマチ糸子に似ている! >ことに気づきました! というよりも、正確には尾野真千子は、三姉妹編で< ワクエミ糸子 >を意識しながら< 糸子はん >を演じていた!のでしょう。
それと共に、大阪の番組の制作スタッフは、『 ちりとてちん 』の後にいつか< 和久井映見の糸子 >と同じキャラをヒロインにした朝ドラを創ろう!と考えてモデルになる人物を捜していた!ところ、< 岸和田のゴッド・マザー >にたどり着いた!のだと思いました。
第2に、『 ちりとてちん 』の伝説的神回と言われている< 草若師匠が高座(こうざ)に復活 >する第42回と< 草若(そうじゃく)師匠大往生 >の第115回が、それぞれ『 あまちゃん 』の< 3代前からマーメイドの回 >と『 カーネーション 』の< 尾野真千子最終回 >とつながっている!のにはビックリしました。
いずれの回も『 カーネーション 』『 あまちゃん 』の1、2を争う名場面だからです。しかも、 いずれの回も『 ちりとてちん 』の伝説的神回の< 単なる焼き直しに終わっていない! >ところがスゴイ!と思いました。< 含みもつ意味が全然違う! >から< 単なる焼き直しにはならなかった! >のでしょう。
ちなみに、< 草若師匠大往生回 >と< 尾野真千子最終回 >などは、このレベルまでくると< 素晴らし過ぎる! >がゆえに< とても優劣などつけられない! >し、また、< 優劣などつける気にもならない! >です。
また、< 小草若の号泣寿限無(じゅげむ) >と< 鈴鹿ひろ美の3代前からマーメイド >では、< かなり票が割れる! >ような気がしました。
第3に、ボクのように本放送の時に『 ちりとてちん 』に挫折して「 痛恨だ! 」と思っている人でも、『 カーネーション 』『 あまちゃん 』『 ごちそうさん 』『 マッサン 』の4作品を観た後に『 ちりとてちん 』を観る!のであれば、< 救われるものがある! >ように思いました。
これら5つの作品は、上述の“グーニーズ”と“ホトケの死生観”については、< 終始一貫している! >からです。そして、『 ちりとてちん 』は、“グーニーズ”と“ホトケの死生観”をある意味< 極端な形で描いている! >ために、この点については5つの作品の中では一番わかりやすい!です。 たとえば、京本政樹が演じるヒロインの喜代美の叔父さんである< 小次郎のキャラ >などは、“グーニーズ”を象徴しています!
それで、ボク個人は、この終始一貫性については、< なにか意図的・意識的なものを感じる! >のですが、< どうして意図的・意識的に一貫させたのか? >という点については< その理由はそんなに難しくない! >と思いました。
つまり、『 カーネーション 』以降の4作品の共通項は< 東日本大震災 >、『 ちりとてちん 』以降の5作品の共通項は< 阪神・淡路大震災 >だからです。
ちなみに、ボク個人は、< 阪神・淡路大震災 >の発生時には京都に住んでいました!が、それ以降震災によって噴出した数々の問題を< 関西人が試行錯誤を繰り返しながら解決していく! >様子を間近で観てきましたが、おそらく< その試行錯誤の末に到達したひとつの考え >を、『 ちりとてちん 』が提示した!のだと思います。
この点、『 ちりとてちん 』を観るまでは、『 カーネーション 』が提示した!のだと思っていましたが、それは間違えでした。『 カーネーション 』は、『 ちりとてちん 』がある意味極端な形で描いている“グーニーズ”と“ホトケの死生観”を、< “関係性”概念を導入する!ことによってより洗練したものにした! >のだと考えを改めました。
それにしても、< 阪神・淡路大震災 >から『 ちりとてちん 』まで、< 12年もの試行錯誤 >が必要でしたか、、、、、、、。
第4に、『 ちりとてちん 』を最後まで観ることができて一番良かった!ことは、“グーニーズ”と“ホトケの死生観”が< “お笑いの精神”でつながっていた! >ことに気づくことができた!ことです。
まず、“グーニーズ”については、互いに< 別々の欠点 >を持つおめでたい人たちが、< お互いに支え合いながら >自分たちに次から次へと降り注ぐ< 無理難題 >を解決しようと試みて、必死になって< じたばたもがく姿 >は、見ていて< 非常に面白い! >ために、“グーニーズ”の周辺にいる人たちは< 自然に笑顔になる! >のであり、また、< 非常に面白い! >ために、周辺にいる人たちも< いつしか“グーニーズ”の手助けをする! >というか< “グーニーズ”に協力する! >ようになって、いつしか「 それオモロイやんけ! 」と思う事に< 自発的に参加 >する!ようになっていく。
< 笑う門には福来たる! >とはこういうことではないか?と、『 ちりとてちん 』を観ていて思いました!
つぎに、“ホトケの死生観”については、これはそれこそ落語の『 地獄八景亡者戯(じごくばっけいもうじゃのたわむれ) 』を地でゆく!もので、それがどういうものか?は、 < 草若師匠大往生回 >の草若師匠とヒロインの喜代美の祖父の正太郎ちゃんとの< 地獄八景(じごくばっけい) >を観ればイメージできる!ようになります。
なお、落語の『 地獄八景亡者戯(じごくばっけいもうじゃのたわむれ) 』では、ボクは、枝雀師匠の< 地獄八景(じごくばっけい) >が大爆笑できて好きです。現在、You Tubeで観ることができる!ので、ぜひ一度ご覧になって下さい!
ところで、“ホトケの死生観”を説明するのには、< “泣き笑い”という概念が重要な意味をもってくる! >ことを、『 ちりとてちん 』を観ていて気づかされました!
“泣き笑い”とは、文字通り< 泣きながら笑う! >という感情表現のことですが、ボクは、その感情表現の重要性を『ちりとてちん』から教わりました!
ちなみに、ボク個人は、< 次の条件命題は重要だ! >と思うのですが、どうでしょうか?
< “ホトケの死生観”を採用するならば、“泣き笑い”ができる! >
最後に、ある意味『 ちりとてちん 』の最大の謎である< どうしてドラマのタイトルが『ちりとてちん』になったのか? >という問題に対して< ひとつの解答 >がひらめいた!ので、これを書いて終わりにします。
この点、『 ちりとてちん 』では、ドラマ中に< 落語の再現ミニドラマ >が20演目近く挿入されている!のですが、そのうちの1つに“ちりとてちん”が入っています。それで、“ちりとてちん”の再現ミニドラマを観ている時に< 非常に大きな違和感 >を持ってしまって、それ以降< どうしてドラマのタイトルを『 ちりとてちん 』にしたのだろう? >という問題に悩み出してしまいました!
それでも、最終回まで観ていれば< 解答 >も発見できるだろう!と安易に考えていたのですが、最終回まで観ても結局のところ< 分からずじまい >でした。 ドラマの内容との< 関係性の強さ >からすれば、ドラマのタイトルは『 ちりとてちん 』ではなくて、『 愛宕山(あたごやま) 』にすべきだった!からです。
しかし、この自分で書いた『 ちりとてちん 』のレビューを読み返している時に、< ひとつの解答 >がひらめきました! おそらく『 ちりとてちん 』というドラマのタイトルは、< 阪神・淡路大震災後の国の災害復興支援政策 >を次のように< 底抜けに批判 >しているのだ!と思います。
< 阪神・淡路大震災後の国の災害復興支援政策は“ちりとてちん”だった! >
落語では、“ちりとてちん”は< 長崎の珍味・名物・名産 >ということになっていますが、その正体は< 腐ってドロドロになった豆腐 >です!
この解答がひらめいた時、ボクが次に考えたのは< それでは東日本大震災後の国の災害復興支援策も“ちりとてちん”であろうか? >というものでした。そして、この点に関する< ボクの正直な印象 >は次のようなものです。
< 東日本大震災後の国の災害復興支援策は、これまでのところ“ちりとてちん”にはなっていない! >
もしも、< ボクの受けた印象が間違っていない! >のであれば、上述の『 ちりとてちん 』以降の5作品やそれらの作品に関わってきた人たちには< 報われるものがあった! >のではないか?と思います。
ただ、ボク個人は、< 東日本大震災のような未曾有の災害には“息の長い支援”が必要になってくるのだ! >と考える人なので、< 東日本大震災後の国の復興支援策 >に対する上述の< ボクの印象が間違っていないか?どうか? >という点に関する判断は、< 2020年の東京オリンピック >まで持ち越したい!と思います。
〔 追記 〕 2017年3月16日(木)
この場をお借りして、渡瀬恒彦さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。
ところで、『 ちりとてちん 』については、2007年10月からの本放送の時には、ボクは< 途中からの挫折組 >になってしまいました。まだ板についていない頃の和久井映見と生稲晃子の母親役と、ドラマ中の『 愛宕山(あたごやま) 』という落語の再現ミニドラマに< 大きな違和感 >を持ってしまった!ためです。なので、1週間も観ないで途中で挫折してしまいました。
しかし、最終回まで見終えた今思うと、少なくとも渡瀬恒彦が演じる徒然亭草若(そうじゃく)師匠が高座(こうざ)に復活する第42回までは辛抱すべきであった!と< 大変後悔 >しています! 『 カーネーション 』や『 あまちゃん 』が出現した後の現在でも、< 『 ちりとてちん 』が朝の連ドラの最高傑作だ! >と推す< ちりとてファン >が少なからず存在する理由が良く理解できました!
以下では、今回『 ちりとてちん 』を< 最終回まで見通して気づいたこと >をいくつか書きます。
第1に、貫地谷しほりが演じるヒロインの和田喜代美の母親である< 糸子 >を演じているのは和久井映見ですが、その母親役が板についてきた頃の和久井映見が< 誰かに似ているな? >と思ってみたところ、すぐにそれは『 カーネーション 』の周防(すおう)編の後の< 三姉妹編におけるオノマチ糸子に似ている! >ことに気づきました! というよりも、正確には尾野真千子は、三姉妹編で< ワクエミ糸子 >を意識しながら< 糸子はん >を演じていた!のでしょう。
それと共に、大阪の番組の制作スタッフは、『 ちりとてちん 』の後にいつか< 和久井映見の糸子 >と同じキャラをヒロインにした朝ドラを創ろう!と考えてモデルになる人物を捜していた!ところ、< 岸和田のゴッド・マザー >にたどり着いた!のだと思いました。
第2に、『 ちりとてちん 』の伝説的神回と言われている< 草若師匠が高座(こうざ)に復活 >する第42回と< 草若(そうじゃく)師匠大往生 >の第115回が、それぞれ『 あまちゃん 』の< 3代前からマーメイドの回 >と『 カーネーション 』の< 尾野真千子最終回 >とつながっている!のにはビックリしました。
いずれの回も『 カーネーション 』『 あまちゃん 』の1、2を争う名場面だからです。しかも、 いずれの回も『 ちりとてちん 』の伝説的神回の< 単なる焼き直しに終わっていない! >ところがスゴイ!と思いました。< 含みもつ意味が全然違う! >から< 単なる焼き直しにはならなかった! >のでしょう。
ちなみに、< 草若師匠大往生回 >と< 尾野真千子最終回 >などは、このレベルまでくると< 素晴らし過ぎる! >がゆえに< とても優劣などつけられない! >し、また、< 優劣などつける気にもならない! >です。
また、< 小草若の号泣寿限無(じゅげむ) >と< 鈴鹿ひろ美の3代前からマーメイド >では、< かなり票が割れる! >ような気がしました。
第3に、ボクのように本放送の時に『 ちりとてちん 』に挫折して「 痛恨だ! 」と思っている人でも、『 カーネーション 』『 あまちゃん 』『 ごちそうさん 』『 マッサン 』の4作品を観た後に『 ちりとてちん 』を観る!のであれば、< 救われるものがある! >ように思いました。
これら5つの作品は、上述の“グーニーズ”と“ホトケの死生観”については、< 終始一貫している! >からです。そして、『 ちりとてちん 』は、“グーニーズ”と“ホトケの死生観”をある意味< 極端な形で描いている! >ために、この点については5つの作品の中では一番わかりやすい!です。 たとえば、京本政樹が演じるヒロインの喜代美の叔父さんである< 小次郎のキャラ >などは、“グーニーズ”を象徴しています!
それで、ボク個人は、この終始一貫性については、< なにか意図的・意識的なものを感じる! >のですが、< どうして意図的・意識的に一貫させたのか? >という点については< その理由はそんなに難しくない! >と思いました。
つまり、『 カーネーション 』以降の4作品の共通項は< 東日本大震災 >、『 ちりとてちん 』以降の5作品の共通項は< 阪神・淡路大震災 >だからです。
ちなみに、ボク個人は、< 阪神・淡路大震災 >の発生時には京都に住んでいました!が、それ以降震災によって噴出した数々の問題を< 関西人が試行錯誤を繰り返しながら解決していく! >様子を間近で観てきましたが、おそらく< その試行錯誤の末に到達したひとつの考え >を、『 ちりとてちん 』が提示した!のだと思います。
この点、『 ちりとてちん 』を観るまでは、『 カーネーション 』が提示した!のだと思っていましたが、それは間違えでした。『 カーネーション 』は、『 ちりとてちん 』がある意味極端な形で描いている“グーニーズ”と“ホトケの死生観”を、< “関係性”概念を導入する!ことによってより洗練したものにした! >のだと考えを改めました。
それにしても、< 阪神・淡路大震災 >から『 ちりとてちん 』まで、< 12年もの試行錯誤 >が必要でしたか、、、、、、、。
第4に、『 ちりとてちん 』を最後まで観ることができて一番良かった!ことは、“グーニーズ”と“ホトケの死生観”が< “お笑いの精神”でつながっていた! >ことに気づくことができた!ことです。
まず、“グーニーズ”については、互いに< 別々の欠点 >を持つおめでたい人たちが、< お互いに支え合いながら >自分たちに次から次へと降り注ぐ< 無理難題 >を解決しようと試みて、必死になって< じたばたもがく姿 >は、見ていて< 非常に面白い! >ために、“グーニーズ”の周辺にいる人たちは< 自然に笑顔になる! >のであり、また、< 非常に面白い! >ために、周辺にいる人たちも< いつしか“グーニーズ”の手助けをする! >というか< “グーニーズ”に協力する! >ようになって、いつしか「 それオモロイやんけ! 」と思う事に< 自発的に参加 >する!ようになっていく。
< 笑う門には福来たる! >とはこういうことではないか?と、『 ちりとてちん 』を観ていて思いました!
つぎに、“ホトケの死生観”については、これはそれこそ落語の『 地獄八景亡者戯(じごくばっけいもうじゃのたわむれ) 』を地でゆく!もので、それがどういうものか?は、 < 草若師匠大往生回 >の草若師匠とヒロインの喜代美の祖父の正太郎ちゃんとの< 地獄八景(じごくばっけい) >を観ればイメージできる!ようになります。
なお、落語の『 地獄八景亡者戯(じごくばっけいもうじゃのたわむれ) 』では、ボクは、枝雀師匠の< 地獄八景(じごくばっけい) >が大爆笑できて好きです。現在、You Tubeで観ることができる!ので、ぜひ一度ご覧になって下さい!
ところで、“ホトケの死生観”を説明するのには、< “泣き笑い”という概念が重要な意味をもってくる! >ことを、『 ちりとてちん 』を観ていて気づかされました!
“泣き笑い”とは、文字通り< 泣きながら笑う! >という感情表現のことですが、ボクは、その感情表現の重要性を『ちりとてちん』から教わりました!
ちなみに、ボク個人は、< 次の条件命題は重要だ! >と思うのですが、どうでしょうか?
< “ホトケの死生観”を採用するならば、“泣き笑い”ができる! >
最後に、ある意味『 ちりとてちん 』の最大の謎である< どうしてドラマのタイトルが『ちりとてちん』になったのか? >という問題に対して< ひとつの解答 >がひらめいた!ので、これを書いて終わりにします。
この点、『 ちりとてちん 』では、ドラマ中に< 落語の再現ミニドラマ >が20演目近く挿入されている!のですが、そのうちの1つに“ちりとてちん”が入っています。それで、“ちりとてちん”の再現ミニドラマを観ている時に< 非常に大きな違和感 >を持ってしまって、それ以降< どうしてドラマのタイトルを『 ちりとてちん 』にしたのだろう? >という問題に悩み出してしまいました!
それでも、最終回まで観ていれば< 解答 >も発見できるだろう!と安易に考えていたのですが、最終回まで観ても結局のところ< 分からずじまい >でした。 ドラマの内容との< 関係性の強さ >からすれば、ドラマのタイトルは『 ちりとてちん 』ではなくて、『 愛宕山(あたごやま) 』にすべきだった!からです。
しかし、この自分で書いた『 ちりとてちん 』のレビューを読み返している時に、< ひとつの解答 >がひらめきました! おそらく『 ちりとてちん 』というドラマのタイトルは、< 阪神・淡路大震災後の国の災害復興支援政策 >を次のように< 底抜けに批判 >しているのだ!と思います。
< 阪神・淡路大震災後の国の災害復興支援政策は“ちりとてちん”だった! >
落語では、“ちりとてちん”は< 長崎の珍味・名物・名産 >ということになっていますが、その正体は< 腐ってドロドロになった豆腐 >です!
この解答がひらめいた時、ボクが次に考えたのは< それでは東日本大震災後の国の災害復興支援策も“ちりとてちん”であろうか? >というものでした。そして、この点に関する< ボクの正直な印象 >は次のようなものです。
< 東日本大震災後の国の災害復興支援策は、これまでのところ“ちりとてちん”にはなっていない! >
もしも、< ボクの受けた印象が間違っていない! >のであれば、上述の『 ちりとてちん 』以降の5作品やそれらの作品に関わってきた人たちには< 報われるものがあった! >のではないか?と思います。
ただ、ボク個人は、< 東日本大震災のような未曾有の災害には“息の長い支援”が必要になってくるのだ! >と考える人なので、< 東日本大震災後の国の復興支援策 >に対する上述の< ボクの印象が間違っていないか?どうか? >という点に関する判断は、< 2020年の東京オリンピック >まで持ち越したい!と思います。
〔 追記 〕 2017年3月16日(木)
この場をお借りして、渡瀬恒彦さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。
2018年2月16日に日本でレビュー済み
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放送時は見てなかったのですが、これはいいよと話してる人がいて、うーんと迷いながら買いました、素晴らしいです。1~3購入して本当に良かったです。
2017年6月23日に日本でレビュー済み
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昼ごはん時にいつも朝ドラは見ていますが、ちりとてちんがこれまででいちばんおもしろかったと思う。貫地谷しほりさんをはじめ、キャストがよい。それにもまして、脚本が面白い。すごいどんでん返しなどがあるわけではないのですが、話の山あり谷あり、各人のエピソードといい、最後まで目が離せない展開でした。スピンオフのドラマができたのも納得。特典目当てにDVD揃えましたが後悔はしてません。
2008年7月17日に日本でレビュー済み
最近のNHK連続テレビ小説にはほとほと失望していた。
しかしこの「ちりとてちん」は違った。
私自身関西人ということもあるかもしれないが、
NHK大阪制作だけに随所にニンマリしてしまうネタが仕込んであったり、
役者もよく物語になじんでおり違和感なく楽しめた。
特に渡瀬がやはり図抜けてうまいと思った。
佐藤は将来的には、貫地谷より成功する役者だと思った。
全体を通して異様に気に入った朝ドラでした。
ただし落語シーンに関しては吉弥さん以外は皆さん聞くに堪えませんでした。
しかしこの「ちりとてちん」は違った。
私自身関西人ということもあるかもしれないが、
NHK大阪制作だけに随所にニンマリしてしまうネタが仕込んであったり、
役者もよく物語になじんでおり違和感なく楽しめた。
特に渡瀬がやはり図抜けてうまいと思った。
佐藤は将来的には、貫地谷より成功する役者だと思った。
全体を通して異様に気に入った朝ドラでした。
ただし落語シーンに関しては吉弥さん以外は皆さん聞くに堪えませんでした。
2018年10月26日に日本でレビュー済み
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NHKオンデマンドで視聴していて、草若師匠が高座に復帰する場面で不覚にも号泣してしまい、勢いあまってポチってしまいました。ネット配信より高画質を期待していたのですが、流石に10年前のDVDなので画質が荒いです。でもストーリーは文句なくいいので、⭐️4つです。HDリマスター版を出してもらえないでしょうか?
他の国からのトップレビュー
Sayuri Olse
5つ星のうち5.0
Five Stars
2017年11月17日にアメリカ合衆国でレビュー済みAmazonで購入
Good drama