同じ6曲入りのミニアルバムとして一番最初の「崩壊アンプリファー」と比較できますね。
良くも悪くも進化してます。
僕は良い方向で考えてます。
前作の「ワールド ワールド ワールド」と2枚組にする予定だったらしいですが、
別々にして正解だと思いますね。違う作品として見れますし。
前作の一体感ある雰囲気とは正反対で、1曲1曲の個性が凄いです。
ミニアルバムなのでアルバムの一体感など気にせず曲の良さだけ楽しめるというところが、
この作品の完成度が高い理由だと思います。
メッセージ性の強さもまた、この当時のアジカンでは珍しいです。
M1「脈打つ生命」でいきなり高速ビートで突き抜け、M3「ムスタング」で壮大な世界観を描き、
M6「まだ見ぬ明日に」で強く重いメッセージを歌い終わる。
でも、なぜか決して聴き終わったあと重さが残るわけでなく、爽快な気分でいられる。
これがこのアルバムの凄さですね。
「未だ見ぬ明日に」の
[大袈裟なニュースもいつか消えてしまうだろう]
[どんな悲しい最期が待ち受けていようとも、それを「希望」と呼ぼう]
という歌詞は本当に感動しました。
ミニアルバムではありますが、「名盤」と言えますね。