高畑勲・宮崎駿コンビにとって、今なお一番大切な作品
三鷹の森ジブリ美術館ライブラリー提供作品
『パンダコパンダ』
高畑勲・宮崎駿コンビが“子供たちに贈る”永遠の名作
自らが携わるアニメーションの世界で、本当に子供に見せるべき良質な作品がなくなっていくことに危機感を抱いていた3人―高畑勲・宮崎駿・小田部羊一、いずれも当時小さな子供の父親でもあった彼らが中心になって企画したのが、この『パンダコパンダ』です。
DVDのパッケージには、宮崎駿自身が映画の制作時に描いた、キャラクターの魅力があふれるイメージボードをジャケットに採用。
また、映像特典には、2008年2月よりジブリ美術館にて開催された「パンダコパンダ展」の映像を中心に収録した「パンダコパンダ展~宮崎駿イメージボードの力~」が新たな映像として加わり、ファン必携のアイテムとなっています。
観る人を飽きさせない深みのあるストーリー、人間味豊かで親近感のあるキャラクター造形など、数々の名作を発表しつづける高畑・宮崎監督の原点となった作品です。宮崎駿4年ぶりの新作として『崖の上のポニョ』が公開される今年の夏、是非『パンダコパンダ』をご覧ください。
<収録内容>
1. パンダコパンダ(1972年)
2. パンダコパンダ 雨ふりサーカス(1973年)
<ストーリー>
『パンダコパンダ』
ミミ子は、竹林の中にあるお家でひとりで暮らしています。法事のために遠くに出かけてしまったおばあちゃんの留守をしっかり守っているのです。そんなミミ子のもとに、小さなパンダの子パンちゃんとそのお父さんパパンダがやってきます。ひとりでもへっちゃらなミミ子だけど、優しいお父さんとかわいい子どもがいたらもっとステキでしょう!3人は一緒に暮らし始めるのでした。しかし、ある日動物園の園長さんが、パパンダ親子を探しにやってきてしまいます。
『パンダコパンダ 雨ふりサーカス』
ミミ子は、パパンダとパンちゃんと平和に暮らしています。泥棒がやってきたり、トラの子が迷い込んできたりするけれど、みんなステキなお客さま。町にサーカスがやってきたある日、夜から雨が降り出し、やがて洪水となって、町は水の中に沈んでしまいます。ミミ子たちは、大喜びで屋根に登ってピクニックや釣りを楽しんでいたのですが、サーカスの動物たちが水の中に取り残されていることが分かります。ミミ子たちは、ベッドの船を浮かべて救出に向かいます。
<映像特典>
《Dsic1》
●高畑勲・宮崎駿対談 in 1994
●高畑勲インタビュー
“ミミちゃんからハイジへ パパンダからトトロへ -高畑勲・宮崎駿の出発点-”
●「パンダコパンダ展~宮崎駿イメージボードの力~」
●劇場予告編集
《Disc2》
●絵コンテ(本編とリンクして、絵コンテをマルチアングルで収録)