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イメージ付きのレビュー
追悼、ありがとうリトルリチャード
【ロスアンゼルス共同】2020年6月9日、ロックンロールの草分け的存在の一人で、プレスリー、ビートルズやジェームスブラウンさんら多くのミュージシャンに影響を与えた米国のリトルリチャードさん(本名ﾘﾁｬｰﾄﾞ・ｳｪｲﾝ・ﾍﾟﾆﾏﾝ)さんが癌のため８７歳で死去した、と親族が公表した。亡くなった場所は明らかにされていない。米メディアが伝えた。 1932年、米南部ジョージア州メイコン生まれ。1950年にデビューし｢ﾄｩｯﾃｨﾌﾙｯﾃｨ」などがヒット、熱狂的な歌唱スタイルやパフォーマンスで知られ、代表曲の一つ「のっぽのサリー」はビートルズがカバーした。1986年には「ロックの殿堂」入りも果たした。3年前はチャックベリーが逝去しましたが、またひとりロックンロールの代名詞というべき偉大な人物が亡くなってしまいました。ルックス、歌い方、ファッション髪型、ギターピアノ、歌心…総合的なエンターテイナーといえるでしょう。またゲイであることも公言して思想的な面でもカルチャーショックを与えた人ですね。半世紀以上たった現在でもやかましくてワイルドでセクシーな音です(ヒップホップ同様に黒人が生み出した音楽遺産と言い切れます)。あとビートルズだけでなく、あのルックスでの影響はもうプリンスがそのまま真似したものですよね＾＾(リーゼント、オールバック、バイセクシャルな衣装など…) リトルリチャードのベストアルバム、2枚組全50曲…ご存じの曲ばかり、どこかで必ず耳にしているあの曲この曲、偉大な遺産がここにあります。 先に述べたチャックベリーと比較すると、ロックンロールにもっとスイングした感覚も持ち合わせた感じで、音楽性ではリトルリチャードのほうが幅広いように感じます(チャックベリーの影響はなんといってもギター奏法であり、直系はキースリチャーズでしょうか？)。実は、ファッツドミノのスタイルに直に影響を受けていると本人もインタビューで語っていたそうです。このスインギンな感覚…素敵だ…(実は父親が牧師でゴスペルフィーリングを感覚的に身に着けていたのが音楽的才能に一役買っているとの分析もされています)。 知名度の割にセールス的な面では不遇？といえなくもないのでしょうが、「ロック殿堂」入りに真っ先に白羽の矢がたったのは当然でしょう。次世代へのロックミュージシャンへの影響は間接的であっても100％でしょう。 ちなみにビートルズとはドイツハンブルグ時代(1962年頃？)に同じステージにでており、楽屋ではポールとジョージにギターを含めた音楽の手ほどきをしたことがあるそ～です。すごい逸話ですね＾＾(ただしジョンレノンはやや気むづかしく感じだったらしくあまり接してなかったとか)。ビートルズのロックンロールだけ縛られない、初期ストーンズとも異なる、”踊れる”感覚を持ち合わせていたのは、もうリトルリチャードとのこういった交流があったからこそと私は感じました。 リトルリチャードをビートルズがカバーする際は必ずポールマッカートニーがボーカルをとっているというエピソードも彼のリスペクトぶりがよく伝わる話です。ちなみにビートルズの初期作品では、リトルリチャードだけでなくオールディーズ、R&B…のカバーを多く残しています。そして一般的にビートルズのカバーはオリジナルを超える出来栄えのカバーが多いという評価がありますが…リトルリチャードのカバーにおいては、そのまんまコピーした出来に思われます。良くも悪くも大好きだからこそアレンジなしでのカバーに徹したのでしょう。こんなことを考えるのも楽しいものです。偉大なるロックンロールの隆盛の立役者、どうもありがとう 、安らかに(R.I.P.)
上位レビュー、対象国： 日本
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2020年6月21日に日本でレビュー済み
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【ロスアンゼルス共同】2020年6月9日、ロックンロールの草分け的存在の一人で、プレスリー、ビートルズやジェームスブラウンさんら多くのミュージシャンに影響を与えた米国のリトルリチャードさん(本名ﾘﾁｬｰﾄﾞ・ｳｪｲﾝ・ﾍﾟﾆﾏﾝ)さんが癌のため８７歳で死去した、と親族が公表した。亡くなった場所は明らかにされていない。米メディアが伝えた。
1932年、米南部ジョージア州メイコン生まれ。1950年にデビューし｢ﾄｩｯﾃｨﾌﾙｯﾃｨ」などがヒット、熱狂的な歌唱スタイルやパフォーマンスで知られ、代表曲の一つ「のっぽのサリー」はビートルズがカバーした。1986年には「ロックの殿堂」入りも果たした。
3年前はチャックベリーが逝去しましたが、またひとりロックンロールの代名詞というべき偉大な人物が亡くなってしまいました。ルックス、歌い方、ファッション髪型、ギターピアノ、歌心…総合的なエンターテイナーといえるでしょう。またゲイであることも公言して思想的な面でもカルチャーショックを与えた人ですね。
半世紀以上たった現在でもやかましくてワイルドでセクシーな音です(ヒップホップ同様に黒人が生み出した音楽遺産と言い切れます)。
あとビートルズだけでなく、あのルックスでの影響はもうプリンスがそのまま真似したものですよね＾＾(リーゼント、オールバック、バイセクシャルな衣装など…)
リトルリチャードのベストアルバム、2枚組全50曲…ご存じの曲ばかり、どこかで必ず耳にしているあの曲この曲、偉大な遺産がここにあります。
先に述べたチャックベリーと比較すると、ロックンロールにもっとスイングした感覚も持ち合わせた感じで、音楽性ではリトルリチャードのほうが幅広いように感じます(チャックベリーの影響はなんといってもギター奏法であり、直系はキースリチャーズでしょうか？)。
実は、ファッツドミノのスタイルに直に影響を受けていると本人もインタビューで語っていたそうです。このスインギンな感覚…素敵だ…(実は父親が牧師でゴスペルフィーリングを感覚的に身に着けていたのが音楽的才能に一役買っているとの分析もされています)。
知名度の割にセールス的な面では不遇？といえなくもないのでしょうが、「ロック殿堂」入りに真っ先に白羽の矢がたったのは当然でしょう。次世代へのロックミュージシャンへの影響は間接的であっても100％でしょう。
ちなみにビートルズとはドイツハンブルグ時代(1962年頃？)に同じステージにでており、楽屋ではポールとジョージにギターを含めた音楽の手ほどきをしたことがあるそ～です。すごい逸話ですね＾＾(ただしジョンレノンはやや気むづかしく感じだったらしくあまり接してなかったとか)。
ビートルズのロックンロールだけ縛られない、初期ストーンズとも異なる、”踊れる”感覚を持ち合わせていたのは、もうリトルリチャードとのこういった交流があったからこそと私は感じました。
リトルリチャードをビートルズがカバーする際は必ずポールマッカートニーがボーカルをとっているというエピソードも彼のリスペクトぶりがよく伝わる話です。
ちなみにビートルズの初期作品では、リトルリチャードだけでなくオールディーズ、R&B…のカバーを多く残しています。そして一般的にビートルズのカバーはオリジナルを超える出来栄えのカバーが多いという評価がありますが…リトルリチャードのカバーにおいては、そのまんまコピーした出来に思われます。良くも悪くも大好きだからこそアレンジなしでのカバーに徹したのでしょう。こんなことを考えるのも楽しいものです。
偉大なるロックンロールの隆盛の立役者、どうもありがとう 、安らかに(R.I.P.)
1932年、米南部ジョージア州メイコン生まれ。1950年にデビューし｢ﾄｩｯﾃｨﾌﾙｯﾃｨ」などがヒット、熱狂的な歌唱スタイルやパフォーマンスで知られ、代表曲の一つ「のっぽのサリー」はビートルズがカバーした。1986年には「ロックの殿堂」入りも果たした。
3年前はチャックベリーが逝去しましたが、またひとりロックンロールの代名詞というべき偉大な人物が亡くなってしまいました。ルックス、歌い方、ファッション髪型、ギターピアノ、歌心…総合的なエンターテイナーといえるでしょう。またゲイであることも公言して思想的な面でもカルチャーショックを与えた人ですね。
半世紀以上たった現在でもやかましくてワイルドでセクシーな音です(ヒップホップ同様に黒人が生み出した音楽遺産と言い切れます)。
あとビートルズだけでなく、あのルックスでの影響はもうプリンスがそのまま真似したものですよね＾＾(リーゼント、オールバック、バイセクシャルな衣装など…)
リトルリチャードのベストアルバム、2枚組全50曲…ご存じの曲ばかり、どこかで必ず耳にしているあの曲この曲、偉大な遺産がここにあります。
先に述べたチャックベリーと比較すると、ロックンロールにもっとスイングした感覚も持ち合わせた感じで、音楽性ではリトルリチャードのほうが幅広いように感じます(チャックベリーの影響はなんといってもギター奏法であり、直系はキースリチャーズでしょうか？)。
実は、ファッツドミノのスタイルに直に影響を受けていると本人もインタビューで語っていたそうです。このスインギンな感覚…素敵だ…(実は父親が牧師でゴスペルフィーリングを感覚的に身に着けていたのが音楽的才能に一役買っているとの分析もされています)。
知名度の割にセールス的な面では不遇？といえなくもないのでしょうが、「ロック殿堂」入りに真っ先に白羽の矢がたったのは当然でしょう。次世代へのロックミュージシャンへの影響は間接的であっても100％でしょう。
ちなみにビートルズとはドイツハンブルグ時代(1962年頃？)に同じステージにでており、楽屋ではポールとジョージにギターを含めた音楽の手ほどきをしたことがあるそ～です。すごい逸話ですね＾＾(ただしジョンレノンはやや気むづかしく感じだったらしくあまり接してなかったとか)。
ビートルズのロックンロールだけ縛られない、初期ストーンズとも異なる、”踊れる”感覚を持ち合わせていたのは、もうリトルリチャードとのこういった交流があったからこそと私は感じました。
リトルリチャードをビートルズがカバーする際は必ずポールマッカートニーがボーカルをとっているというエピソードも彼のリスペクトぶりがよく伝わる話です。
ちなみにビートルズの初期作品では、リトルリチャードだけでなくオールディーズ、R&B…のカバーを多く残しています。そして一般的にビートルズのカバーはオリジナルを超える出来栄えのカバーが多いという評価がありますが…リトルリチャードのカバーにおいては、そのまんまコピーした出来に思われます。良くも悪くも大好きだからこそアレンジなしでのカバーに徹したのでしょう。こんなことを考えるのも楽しいものです。
偉大なるロックンロールの隆盛の立役者、どうもありがとう 、安らかに(R.I.P.)
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