「帝架エピソード」が、TV本放送されていない中でのキャラソンのリリースです。
ネタバレっぽい部分もあるかと思われますので、ご留意を・・・。
同族内での権力争いに心傷つき故郷を離れた、しかし昔日の幸せと大切な女性(ひと)への
未練が心の片隅で疼く・・・そんな帝架の(心の奥底で歌う)望郷の歌です。
「帝架版ED」としてオンエアされたのは曲の、いわば「第一部」であって、本来は2部構成
とでもいうべき曲のようです。
「お父さん達の夜の社交の定番」として絶大な人気を誇る(誇った?)デュエット曲、「銀座の恋の物語(愛称「銀恋」)。
その構成とエッセンスを存分に取り入れたこの曲は、オンエアされた第1部では、帝架の独白のみで終止していますが、
第2部ではその本領を発揮して
「大切なひと」との甘く切なくも、「本来の責務」から目をそらすまいとする力強い決意を感じさせる詞の内容で、デュエットを展開します。
この第2部。察するに、帝架エピソード内での挿入歌、かEDとして演出的に用いられるので
は?と勝手に想像してますが、さて?
帝架役の安元洋貴氏が、とてもご苦労されて歌唱されているのが印象に残りました。
非常に低い音域を、震わせるように発声するのが帝架のキャラクターですから、長めの拍を要求する1部では、かなり困難を伴うと思われ、
実際相当振り絞っておられるようでした。
しかし、それが切実な情感を醸し出している、とも感じましたので、「もしや、それを意図した作曲家氏のワナ?」か、とも。
DVDは、線画のシンプルさと力強さで勝負!な物で、好感が持てました。
優歌登場の絵が彩色されているのは、帝架にとっての重要さを表しているのか、単なるサービスショットなのかww