とうとう、大陸を渡って、アフリカ・アメリカへやってきた。
(我らアジアは通り過ぎられてしまったか?)
中近東からアフリカ大陸へ、アフリカから、北アメリカ、南米へ。
ブレンダンとリサの音楽的嗜好の広さに舌を巻く。
クラシック、キリスト教会音楽のお耽美な傾向が指示された頃から比べれば、泥臭いとも言える民族音楽に傾倒している。
彼らが手がけなければ、アルゴンキン・インディアンの音楽を耳にしなかっただろうし、暗いコードのラテン・アメリカ音楽を知らなかったことだろう。
新作ごとに発見のあったデッド・カン・ダンス。
もう、二人の活動はありえないのだろうか。