内容紹介
2006年の彼のソロ作『LAGOS NO SHAKING』の収録曲のリミックスを中心に新曲を加えた内容。ドラムが全面に出ていた『LAGOS NO SHAKING』と違いここでは曲によってはかなり綿密でエレクトロニックなエディッティングが加えられています。しかしながら、トニー独特のグルーヴ感は失われることはなく、まさに生身の音楽とエレクトロニックとの高次元での融合が具体化されています。もちろん生演奏を生かしたトラックもあり、一概にエレクトロニック・ダンス・アルバムと括ることができないという意味でも、とても奥深い内容といえます。デトロイト・テクノの大物カール・クレイグをはじめ、ブラジルのバイレファンキ・バンド<ボンジ・ド・ホレ>といった他ジャンルの人気アーティストが参加している点にも注目。
アーティストについて
フェラ・クティのバンドの黄金期のドラマーとして活躍し、アフロビートの確立に多大なる影響を与えたのがトニー・アレンです。そんなトニーがフェラのバンドから離れたのは70年代後半で、その後は自身のグループを率いて数枚のアルバムを発表しました。その時期はそれまでのアフロビートのスタイルには拘らず、様々な要素を取り入れたサウンドを作りだしては新しい音世界を模索していました。しかし90年代はほとんどアルバムをリリースすることなく活動休止状態が続いていましたが、1999年になって再び活動を開始し、その後は精力的に新作を発表し続けています。
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