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ハリウッド映画が好きな人、はっきりした主題やストーリー、メッセージ性を求める方には
多分何が良いのかわからない作品だと思いました。善悪を取り上げてもいませんしね。
逆に自分自身のなんてことのない日常の中に確かに存在した「記憶、感情、グレーな経験ら」が
この映画の中に垣間見、投影されてしまった人には
“こぎれいさのある”サスティナブルな作品にも感じられるのではないでしょうか。
そう評価するまでには個人的に長い時間が必要でした。
初めて観たときは10代でしたから推移があるのは当然でしょう。
年齢と共にミルメを対象化しユリに共感していく自分がいます。
それと同時にえっちゃんを遠く懐かしくも思います。
あなたは今誰に共感しますか？ユリの旦那に共感する人もいるのですよね、きっとこの映画は。
それぞれのパラグラフィの融合ですので。
実際ユリは永作博美しかできないような役どころだと思います。
存在が最早ファンタジー。笑
分かってんだけど、でも断片的に見るとちょこっと共感しちゃう。
旦那があんなに良い人で心底人間愛だからこそ成立してしまう。
ミルメは可愛くて多分今のユリだからこそミルメは有りなんです。
2人を今更天秤にもかけていない。
原作も読みましたが、もっと生々しいというか、ミルメはこんなに童貞感なかったですし笑
タイトルにふさわしいような赤裸々な恋愛小説だと記憶しています。
それに比べると、今作品はとても可愛らしくてこぎれいに感じます。
原作の方でも〈十人十色のリアルな恋愛模様を、誰も笑うことなんてできないじゃないか〉
というような内容だったと個人的に解釈しておりますが、
映画でもそのメッセージ性は殺されずまとめ上げられていたので個人的に良作と感じます。
あくまで可愛らしいタッチを可能にした監督と俳優陣はすごいセンスがあると思います。
奇抜さではなく、グレーなリアルさと映像作品としての軽やかなファンタジーを追及されたと思います。
“セックス”という言葉にある意味“期待”を抱いていたらば、つまらない作品に感じたかもしれません。
あえてこのタイトルを残したのには上記のような
どうにも上手く行かない丸裸の恋愛の赤裸々さを表現するものとして
個人的に非常に納得のいくものでした。
グレーでパラグラフィックなそれぞれの人生とロマンスを主題にしていることを考えるならば
このタイトルはむしろこのままで良いと個人的に思うのです。
俳優が全員いいので素朴でありながらキャラが立っておりましたね。「ぬっくん超良いじゃん！」
一つ残念なところといえば、
ユリの性格を映像世界観総てをもって表現されたと評価しつつも、
途中でぱったり姿を見せなくなるところではないでしょうか。
ユリの気まぐれさを考えると良い構成なのですが「もっと見せてよ永作さん！！」と思ってしまう。
あ、それが目的でしたかね？やるなぁおい！好き！（うるさい）
長々書きましたが、結論といたしましては
〈永作さんまじ天使、人類皆ミルメ状態〉です。
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イメージ付きのレビュー
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本作は2008年公開の映画で主演は松山ケンイチと永作博美とのＷ主演である。主人公のみるめ＝(松山ケンイチ)は19歳の美大生だ。その美大でリトグラフの非常勤講師を勤めるユリ＝(永作博美)は39歳で本当の名前はユリではなく、サユリと云う名前で既婚者である。つまり人妻なのだが、そんな20歳も年上の女性に魅かれてしまい、彼の頭の中は彼女の事だけに占領されていて、他の事は上の空で友達や学校の事など入る余地も無く、正に熱に浮かされたウブな中学生状態と云った所だ。若い男が年上の女性に憧れるのは昔から良くあるパターンで男ならば誰でも一度は通る道であり、通過点のようなものだと云って良い。但し中高生ぐらいで経験するなら分かるが、大学生では遅い気がするが今と昔では時代が違う所為か？。熱を上げている若い男とは裏腹に、寄り道ていどの遊びと割り切れる女性との二人の感情の落差が激しいが、何事も経験だ(笑)。劇中で松山ケンイチと永作博美が喫煙所で煙草を吸う場面で蒼井 優が煙草の煙りを嫌がる芝居に少し笑ってしまう。松山ケンイチと永作博美は元々煙草を吸う人だが、蒼井 優もヘビースモーカーであると聞いていたからだ。みるめ＝(松山ケンイチ)が自宅にて白のトレーナー姿で両手をポケットに入れて歩いているシーンは完全に映画「デスノート」で演じた「Ｌ」そのもので笑った。本作は何度も見ているが見る人に因って好みが分かれるかも知れない、私は嫌いでない。
上位レビュー、対象国： 日本
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2023年8月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本作は2008年公開の映画で主演は松山ケンイチと永作博美とのＷ主演である。主人公の
みるめ＝(松山ケンイチ)は19歳の美大生だ。その美大でリトグラフの非常勤講師を勤める
ユリ＝(永作博美)は39歳で本当の名前はユリではなく、サユリと云う名前で既婚者である。
つまり人妻なのだが、そんな20歳も年上の女性に魅かれてしまい、彼の頭の中は彼女の事
だけに占領されていて、他の事は上の空で友達や学校の事など入る余地も無く、正に熱に
浮かされたウブな中学生状態と云った所だ。若い男が年上の女性に憧れるのは昔から良く
あるパターンで男ならば誰でも一度は通る道であり、通過点のようなものだと云って良い。
但し中高生ぐらいで経験するなら分かるが、大学生では遅い気がするが今と昔では時代が
違う所為か？。熱を上げている若い男とは裏腹に、寄り道ていどの遊びと割り切れる女性
との二人の感情の落差が激しいが、何事も経験だ(笑)。劇中で松山ケンイチと永作博美が
喫煙所で煙草を吸う場面で蒼井 優が煙草の煙りを嫌がる芝居に少し笑ってしまう。松山
ケンイチと永作博美は元々煙草を吸う人だが、蒼井 優もヘビースモーカーであると聞い
ていたからだ。みるめ＝(松山ケンイチ)が自宅にて白のトレーナー姿で両手をポケットに
入れて歩いているシーンは完全に映画「デスノート」で演じた「Ｌ」そのもので笑った。
本作は何度も見ているが見る人に因って好みが分かれるかも知れない、私は嫌いでない。
みるめ＝(松山ケンイチ)は19歳の美大生だ。その美大でリトグラフの非常勤講師を勤める
ユリ＝(永作博美)は39歳で本当の名前はユリではなく、サユリと云う名前で既婚者である。
つまり人妻なのだが、そんな20歳も年上の女性に魅かれてしまい、彼の頭の中は彼女の事
だけに占領されていて、他の事は上の空で友達や学校の事など入る余地も無く、正に熱に
浮かされたウブな中学生状態と云った所だ。若い男が年上の女性に憧れるのは昔から良く
あるパターンで男ならば誰でも一度は通る道であり、通過点のようなものだと云って良い。
但し中高生ぐらいで経験するなら分かるが、大学生では遅い気がするが今と昔では時代が
違う所為か？。熱を上げている若い男とは裏腹に、寄り道ていどの遊びと割り切れる女性
との二人の感情の落差が激しいが、何事も経験だ(笑)。劇中で松山ケンイチと永作博美が
喫煙所で煙草を吸う場面で蒼井 優が煙草の煙りを嫌がる芝居に少し笑ってしまう。松山
ケンイチと永作博美は元々煙草を吸う人だが、蒼井 優もヘビースモーカーであると聞い
ていたからだ。みるめ＝(松山ケンイチ)が自宅にて白のトレーナー姿で両手をポケットに
入れて歩いているシーンは完全に映画「デスノート」で演じた「Ｌ」そのもので笑った。
本作は何度も見ているが見る人に因って好みが分かれるかも知れない、私は嫌いでない。
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