恐らく中島卓偉に改名してから一番評価の高いアルバムでしょう。
全曲セルフプロデュースであり、ゲストミュージシャン(ギター)として
『2.真夜中のパラノイヤ』『8.DANCING STARDUST』にTRICERATOPSの和田氏、
『6.LOVE MERMAID』に元バービーボーイズのいまみちともたか氏を迎えています。
ファンの思いを汲んでの選曲(望んでいるであろう曲)だったようですが、そのせいか『2.真夜中のパラノイア』『10.OCTOPUS SOLDIER』あたりは1st.ALBUM『NUCLEAR SONIC PUNK』の楽曲を彷彿とさせる気がします。最近の曲の中では最もハードな部類に入るのではないでしょうか。
タッグを組んでいる3曲はやはり一味も二味も違っていおり、『6.LOVE MARMAID』『8.DANCING STARDUST』は完全にイントロ勝ちしていて、有無を言わさず一気に心を鷲掴みされました。
3曲とも正に互いのセンスの良いとこ取りしてますね!!
やっぱりコラボって面白い!!
私はコラボ賛成派ですね。
その他の曲はというと、
ランナーの心境を唄った『3.トップランナー』(ノリノリのパンクロック。なんと!!16歳の時に作ったそうです!!)
祖母の事を唄った『7.LILY』(歌詞だけ見ると恋人との別れの曲に聴こえるというのが、一捻りしてあって良いですね)
亡父を流れ星に譬えて唄った『11.流星歌』(凄く綺麗で良い曲だけど、もう少し壮大感があっても良かったかも…。もう一息!)
など非常にバラエティ豊かでどの曲も聴き応えがあると思います。
一番好きな曲は『12.もっとそばに〜it's a real love〜』かなぁ。
サビの
「もっともっとそばにきて ずっと ずっとそばにいて」「やだよ 一人にしないでよ 何処へでも一緒がいいよ」
がファンに向けてのメッセージみたいに聴こえてきて切なくなるんですよね。
アウトロの
「love…love…love…’cause I know it's a real love…」
なんかは本当にビートルズの『Hey Jude』ぽくって泣けてきます…。
この曲は是非とも大きめの会場で聴いてみたいですね。
『NEVER FADES AWAY』みたいな一体感、いや…もっと凄くなりそうかも!!