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見るまえに跳べ (紙ジャケット仕様)

岡林信康形式: CD

4.2 27個の評価

仕様

価格

新品

中古品

CD, オリジナルレコーディングのリマスター, 2013/3/20

"もう一度試してください。"

通常盤

￥1,588

￥1,134

CD, 2008/8/22

"もう一度試してください。"

通常盤

—

￥930

CD, 1992/12/2

"もう一度試してください。"

1枚組

—

￥930

CD, 1987/10/21

"もう一度試してください。"

1枚組

—

￥1,030

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商品の説明

はっぴいえんど(大滝詠一、細野晴臣、松本隆、鈴木茂)をバックに従えて、高まっていたロック志向を全面に取り入れた意欲的な大傑作セカンドアルバム。岡林信康 with はっぴいえんどのロックサウンドから放たれる痛烈なメッセージの数々。その背景にはライブと蒸発を繰り返しながら、ギリギリの状況で吹き込まれた命がけの岡林の姿がある。フォークジャンボリーや日比谷野音など、当時のコンサート会場で大合唱となった『自由への長い旅』『私たちの望むものは』収録。ディレクターはジャックスの早川義夫。以前のCD化の際に収録がカットされた『ロールオーバー庫ノ助』を収録した完全復刻盤。全11曲。(オリジナルリリース:1970年)

登録情報

メーカーにより製造中止になりました ‏ : ‎ いいえ
梱包サイズ ‏ : ‎ 13.4 x 13.2 x 0.6 cm; 81.65 g
メーカー ‏ : ‎ 株式会社ディスクユニオン
EAN ‏ : ‎ 4988044581029
レーベル ‏ : ‎ 株式会社ディスクユニオン
ASIN ‏ : ‎ B001BAH3GM
ディスク枚数 ‏ : ‎ 1

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はっちゃく

日本のディラン‼️

2023年4月8日に日本でレビュー済み

〝はっぴいえんど〟の歴史の中では黒歴史かもしれませんが、間違いなく日本のロックの歴史を語る上で重要なコラボです。現にはっぴいえんど関連のソフトのなかでも必ず中津川の映像やバッキング音源は外されることはありません。大瀧さんは亡くなりましたが、松本さんは岡林さんの久方ぶりの最新アルバムのライナーノーツを書かれてます。細野さんは自身の音楽の歴史を綴った映像作品にも中津川の映像を含めてます。なのに今だに公に歩み寄らないのは私としては大人気ないとしか思えない....。もういい歳したお爺ちゃんになってるのに、なんなんだろう？と思います。アルバムの音楽的なレヴューから逸脱しましたが..... 岡林さんのアニバーサリーには4人のコメントぐらい欲しかったな....。

2008年8月31日に日本でレビュー済み

　岡林信康の1970年発表のセカンド・アルバム。
　やはり歌詞が非常に重要な作品で、岡林の真摯な態度がよく伝わってきます。ただ、後追い世代としては「自由」の連呼には前作同様に違和感を感じます。いったいこの時代の若者たちは何がそんなに「不自由だった」のでしょうか？例えば「わたしたちが望むものは」では変革を求めているわけですが、いったいその「変革」が何か、今の「不幸」が何であるのか、・・・アルバムをざっと聴いても、そうしたことが見えてこないのです。
　すべての人間が平等でない＝「真の自由」ではない、というあたりかな？とも想像してみるのですが、結局こうした怒りは一時の熱病のように冷めて、彼らもほとんどが社会の一員になっていったわけですから、当時の学生たちの本心であったとも思えません。親の庇護から独立しつつある若者にとって、社会と自分の関係を自覚し脅えるというのは重要な通過儀礼だと思うのですが、この過程では既存の概念に対して反発するのが普通で（要するに「反抗期」）、こうした中で若者は「反抗」が目的となり「反抗する理由を探して反抗する」という本末転倒に陥りがちです。当時の学生も、具体的なビジョンもないまま「自由」や「平等」というお題目を唱えることが正しいことだと錯覚するという、いわば彼らが軽蔑していた「大人の社会」の裏返しとしての思考停止状態に陥っていたのかな、と思います。
　ただ、岡林はもしかするとそのあたりの欺瞞に気が付いていたのかもしれません。警察官を揶揄する一方で「僕らも同じだけど、どうしたらいいのかよく分からない」ということを示唆するなど、単純な善悪二元論を語っていた前作から世界観が変化してきていたことも窺われますから。
　ところで、音楽は本当に素晴らしいものです。後追い世代でもロック・ファンなら絶対に持っておくべき一枚です。

20人のお客様がこれが役に立ったと考えています

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いなせなファウンデーションズ

歌詞がストレート過ぎ

2017年5月24日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

はっぴいえんどの演奏目当てに聴いたが演奏がストレート過ぎ。単なる仕事としてこなしてたのかな？岡林さんの歌詞も捻り無さすぎ
早川さんのカバーの方が素晴らしい。

2020年2月11日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

期待どうりの商品でした。

2011年1月12日に日本でレビュー済み

印象は，ニール・ヤングの1970年近辺のアルバム（たとえばハーヴェスト）に似ています。バックのはっぴいえんどの演奏が志向していた音かもしれず，深みのあるねじけたアメリカのロックですばらしいです。岡林信康といえば「フォークで偉かった人」という先入観がありますが，すでに前世紀の時点で，歌詞はわかるものもあれば，わからぬものもありました。思い出と織り交ぜて過大評価されるのはややこしいかぎりで，違う時代に生活する人間が過大評価する必要はないとも思います。しかし，歌は意外にソウルフルで，これまた意外にかっこいい。個人的にはNHKの歌が好きですが，これすら昭和を知らない人間にとっては伝わらないのが，ちょっと悲しいかも。

5人のお客様がこれが役に立ったと考えています

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たまどん

リアルタイム世代ではない者から一言

2005年11月28日に日本でレビュー済み

私がこの盤のなかの１曲「私たちの望むものは」を聞いたのは、
テレビドラマ「愛という名のもとに」（９０年ごろフジテレビ系列で放映。
鈴木保奈美出演、野島伸司脚本）最終回である。
すなわちリアルタイム世代ではない。

しかし“私たちの、望むものは、”という一節とメロディーがリフレインされて
段々盛り上がりクライマックスを迎えるという構成が、ドラマでは効果的に使われていて、
ちょうど金八先生の加藤優逮捕の際に流れた「世情」（中島みゆき）のようだった印象がある。

この１曲のために必死になってこの盤を探し、ようやく手に入れたが、他の曲も名曲ばかり。
さすがに歌詞を見ると古い曲もあるが、古びていない。
「NHKに捧げる歌」なんてご愛嬌な曲もある。
（昔は白黒とカラーテレビと２種類の受信料があったんだね。）

1人のお客様がこれが役に立ったと考えています

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スカンピンボーイ

7曲をはっぴえんどがバッキング

2014年1月3日に日本でレビュー済み

全11曲中、7曲をはっぴえんどがバッキングを担当している。
聴いて面白かったのは、岡林の4曲では、単なるお仕事程度の演奏しかやっていないが、残る3曲のジャックスのカバーでは、やけに気合の入った緊張感溢れる演奏を繰り広げている。
違う言い方をすると、もうここには、「ゆでめん」の演奏が聴こえているのだ。
また、こちらの演奏の方が、楽曲の素晴らしさも手伝って断然カッコ良い。
細野のブンブン唸るベース、鈴木のガンガン弾きまくるファズ・ギター、大瀧の鋭角的なサイド・ギター、松本のはっぴい的リズム、僕には、ここでは「ゆでめん」録音の為の予行演奏が行なわれており、岡林は単に歌手としてしか扱われていないとしか思えない。
当時、「日本のフォークの神様」と言われていた岡林に対して、ここまで好き勝手な事をやってしまうとは、生意気でプライドの高い若者達だったんだなあと実感した。
以前、何かの雑誌で松本が、岡林と共演したが何も音楽的に得るものは無かったと言っていたが、全くその通りの事をこのアルバムが証明しているような気がする。
また、岡林はこのアルバムの再発売を拒んでいたらしいが、よく分かる気がする。
可愛そうだが、音楽的才能のレベルの違いがはっきり分かるし、はっぴえんどにまったくもって食われてしまっているのだ。

13人のお客様がこれが役に立ったと考えています

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grasshoppers1954

私たちの望むものは、どこにも転がってはいなかった

2007年6月1日に日本でレビュー済み

　1970年6月に岡林信康アルバム第二集『見るまえに跳べ』は世に登場している。この時代、歌は若者の生き方を考える教材であり、歌い手は教師であった。歌を聴き、自分に問いかけ、生きることの意味を探し求めた。時にあこがれ、時に批判し、そうして自分の生き様のモデルを必死に探した。今の否定的意味合いを強めた個人主義ではない、一昔前の時代の、連帯にあきらめていない、あるいは幻想かもしれないと気づいても気づかない振りをしながら。だから、決して｢私の望むもの」ではなく、｢私たちの望むもの」だったのだろう。そしてあの時代の、この歌の生徒たちは今気づいている。私たちの望むものは、いくら一生懸命探しても、どこにも転がっていなくて、どんなに小さなものでもいいから、自分で作って築いていかなければ、つかめなかったことを。私たちの望むものは、自らを否定し、自らを築き、自らを肯定し、自らを壊し、新たな自らを描いていくなかに見出せた。
　このアルバムは、私たちの望むものそのものだったのである。
　なお、このアルバムでははっぴいえんどがバックを務めている。はっぴいえんどはこのアルバムやフォークジャンボリーなどでのバッキングを自分達の活動から見て全く評価していないが、ボブディランがザ･バンドと組んだ例をとって、当時は話題にされた。

3人のお客様がこれが役に立ったと考えています

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