　もう４０年近く経ちますが、まったく時間の経過を感じさせない一枚だと思います。ＪＡＺＺ聴き初めの高校生だった頃全く分からずじゃけにしていましたが、人生を生きてきていつの日かまたそばにおいておきたい一枚だと思います。ノンスイングではありますが、その音楽の世界は深い、いつしかそれは自分自身の心の奥の奥まで感じる音楽となりました。
　ぜひ一度聴いてみては？
　

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青木高見

ポール・ブレイ、1972年録音のECMレーベルからのピアノ・ソロ・アルバム。

2011年3月1日に日本でレビュー済み

ポール・ブレイ (Paul Bley) 1932年11月10日カナダ、モントリオール生まれのフリー・ジャズ出身のピアニスト。アルバムは1972年録音のECMレーベルからのピアノ・ソロである。リリシズムとは抒情性（じょじょうせい）と直訳され、自分の感情を述べ表わすことの意味だが、一般に例（たとえ）えられるビル・エバンスとはまったく異なる。またキース・ジャレットに影響を与えたピアニストであるがキースのリリシズムとも異なる。硬く澄み切った音色、やや難解なメロディー、一瞬訪れる甘美さ、これはポール・ブレイにしか表現できない実にユニークなものといえる。1957年にカーラ・ブレイと結婚するも離婚、その後カーラ・ブレイはゲイリー・ピーコックと結婚する、ところがゲイリーの妻であるアーネット・ピーコックは何とポール・ブレイと結婚する、個人的にこのアルバムを聴いていて変なエロチズムがその出来事がいつも重なってしまうのは僕だけだろうか。
（青木高見）

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nori_sun

ピアニストのネタ帳？

2013年10月19日に日本でレビュー済み

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８０年頃、彼の別のアルバムを聴き、それはもう本当にウンザリして（笑）、
それ以降聴いたことがなかったのですが、評価が良いので聴いてみました。

いや、いいですね。　ボクは、コレ、夜に聞き流せます。
非常に燐とした時間がが流れます。

あと、気になったのが、
コレが出た当時に聴いてなかったので、
今まで聴いたヨーロピアン系のピアニストのCDに出てきたようなフレーズが
幾つも聴こえてきた気がします。

美味しいフレーズ、パクられてる？　＾＾；

まぁ、そういう意味でも名演ですね。

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Amazon Customer

倒錯的な光景に興奮する「IDA　LUPINO」！

2006年1月15日に日本でレビュー済み

ポール･ブレイはフリーなプレイをする人には珍しく理知的ではない。感覚的、いやもっと正確に言えば、エロチック、扇情的、変態、こんな言葉が浮かんでくる。フレーズを強引にねじ込んで、ため息をついて、またうずくまる。

カーラ･ブレイ作の美しいメロの「IDA LUPINO」なんか、すごく美しい女を馬乗りになって・・・という倒錯的光景に陶酔して興奮した。

好きなんだか、苦手なんだか、わからない。というより時と場合で変わる盤です。

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ジンガリ

時々、引っ張り出して

2015年6月6日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

流しています。ソロ・ピアノでは所有中、一番のお気に入りかもしれません。瞑想している心持に浸ることができます。

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スマイルズM

突然無性に聴きたくなります。

2021年8月9日に日本でレビュー済み

ポールブレイのソロアルバムです。
「Open,to love」意味深極まりないタイトル。大人だなぁと感心します。特に元妻、カーラブレイの創った ①クロウサー ②アイダ ▪ルピノ ⑥セブンです。アイダルピノはアメリカ
の大女優で大映画監督。表題のオーブン、トゥラヴはアネットが作曲。⑦のナッシングエヴァー▪▪もアネット。アネットはゲーリーピーコックの妻。ブレイはピーコックとは親友。その妻と三角から二角関係に。その頃の作品。男の色気がプンプン匂います。

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蛇腹蛇頭

剃刀のような音の間を流れる無限の空間に息が抜けない

2011年9月28日に日本でレビュー済み

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個々に打ち出される音が余韻となって空間を漂い、次第に溶け合い始め空間を淡くかつ複雑な色彩に染めていくブレイならではの世界に驚愕。昔からＬＰで楽しんでいましたが改めてＣＤを入手しました。１９７４年に吹き込まれた「アローン・アゲイン」と共に永遠の愛聴盤といえるかな。最近のピアノトリオやソロは甘っちょろいものや技巧を見せつけるようなものばかりで刺激がありませんね。やっぱり音の厳しさや切れ味ではブレイはホントに稀有な存在ですね。６０年代のＥＳＰ盤「ブラッド」での剃刀のようなトリオ演奏も必聴です。ただし、ＢＧＭ的な聴き方をする方には、これらのブレイのアルバムは鋭すぎてヤバイかも…

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nono

音と音楽

2005年11月8日に日本でレビュー済み

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このころのジャズピアノとしては音数が極端に少ないが、
一音一音がとても確かなのに、官能的なほどリズムは揺れ、
立ち止まりそうになり小さく痙攣する。
それからいきなり静けさまで感じさせるようなフォルテ、
早いパッセージ。
美しく曲をひくよりもまず美しく音を鳴らすことを考えさせられる。
音のレンジが広く、豊かなのにはりつめている。
ECMの録音も素晴らしい。

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Andrea Lucà

Paul Bley, un grandissimo

2020年6月6日にイタリアでレビュー済み

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Grandissimo piano solo, di un artista fantastico che avrebbe meritato di entrare nell' elite dei migliori pianisti jazz ed invece è stato un po sottovaluto da tanti.
Ascoltare Ida Lupino in questa versione un vero godimento ma tutto l album merita di essere acquistato e ascoltato con attenzione

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LenDB

I'm so glad I finally got this seminal album from one of ...

2017年5月29日にカナダでレビュー済み

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I'm so glad I finally got this seminal album from one of the truly greatest pianists of the 20th Century in Jazz. These are all "slow" songs as described at ECM Records where it was a seminal album and helped define the aesthetic of that company's recordings. One can see how innovative and creative he was and the path he was to follow. I am more familiar with the pieces by Carla Bley but was much impressed with those from Paul himself on this recording, plus those from Annette Peacock. Five Stars all the way.

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KaleHawkwood

Peerless eloquence

2014年8月26日に英国でレビュー済み

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Track two on this early (1973) recording by the hermetic, discreet pianist Paul Bley - even his name gives little away - is by his ex-wife Carla Bley, is named after soulful forties film actress-director Ida Lupino, and is one of the most wonderful jazz piano solos I ever heard.
It has the lyricism associated with Keith Jarrett, occasionally a hint of the late trumpeter Don Ellis at his most gleamingly expansive, along with the persuasive sense of tasteful eloquence that could only be Paul Bley. It's simply a beautiful, unforgettable number.
But then, there isn't a note of this very fine album I'd want to be without.
There are two tracks by Bley himself - Started and Harlem - with three by Carla Bley - Seven and Closer joining the above-mentioned tune - and two by Annette Peacock (another ex-wife - he must collect them) consisting of the title track and the closing tune Nothing Ever Was, Anyway.
All are wondrous.
The ECM production is as pristine as you'd expect, though thankfully not too clinical, and Bley plays with such attention to both detail and texture that this is one of those albums that is quite simply a pure, unadulterated pleasure to listen to.
Another reviewer mentions Bill Evans. For me, Bley sounds the less cerebral of the two, and perhaps the less traditional too (no reflection on Evans).
Bley was 39 when he recorded this set in Oslo. He`s now 83, and has made more good records than most, but this is surely one of the best.

Paul Bley, alone. Irresistible.

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Masaccio

First rate

2010年6月22日にアメリカ合衆国でレビュー済み

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Now this is jazz piano playing of the first order. I never tire of playing this recod in my car CD player. Bley is inventive yet not idiosincratic or indulgent. His playing has crystal clear articulation and his variations seem natural and convincing.

For the musical sleuths, the Ida Lupino theme quotes from the tango El Dia Que Me Quieras and in other pieces one hears faint echoes of Gershwin's Summer Time theme and of Falling in Love Again, the tune sung by Marle Dietrich in The Blue Angel, the unforgettable 1930 film by Josef von Sternberg.

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Yves L'Auberge

Bleys erste Solo-Aufnahmen

2008年4月22日にドイツでレビュー済み

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Diese Musik ist ein Geschenk. Aufgenommen im August 1972, mit glücklicherweise noch nicht so stark ausgeprägtem ECM-Weichspülsound. Bley beweist sich hier wieder einmal als Improvisator par exellence. Ohne Rhythmusgruppe (die er schon beizeiten revolutioniert hatte) hören wir einen nachdenklichen, nachhörenden Bley, der in Stücken seiner Lieblingskomponistinnen Carla Bley und Annette Peacock sowie zwei Originalen sinniert. Seine fortschrittliche harmonische und melodische Auffassung lassen sich hier sehr schön nachvollziehen, da er sich und den Zuhörern Zeit und die Musik atmen lässt. Zartbitterschokolade.

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