商品紹介
「インデペンデンス・デイ」「デイ・アフター・トゥモロー」のローランド・エメリッヒ監督最新作!
誰も見たことのない世界は、「過去」にあった
時は紀元前1万年。人も動物も自然のままに生き、マンモスが大地を闊歩する時代。サーベルタイガーや獰猛な肉食動物と果敢に闘い、広大な砂漠で青年は旅を続けていた。邪悪な支配者に囚われの身となっている愛する人を救うために――。
ニュージーランド、南アフリカ、ナミビアの世界三ヶ国で撮影を行い、現地の壮大な風景に最新CGで蘇ったマンモスに加え、映画史上最大のセットとなったピラミッドを復元した、驚異のアドベンチャー大作。1996年「インデペンデンス・デイ」、2004年「デイ・アフター・トゥモロー」のローランド・エメリッヒ監督が、今度は私たちを、“紀元前1万年”の遥かなる時代へと誘う!!
■映像特典(Disc2:約129分) ・・・
●メイキング: 紀元前1万年に生きた動物たち
●失われた文明を描く
●ドキュメンタリー: 紀元前1万年の世界
●もう1つのエンディング
●未公開シーン集
Amazonより
タイトルどおり、紀元前の世界を驚異のVFXと特大スケールのセットによって映像化。超大作映画が得意のローランド・エメリッヒ監督らしい一作だ。狩猟民族の村で暮らすデレーが、幼なじみで将来を約束した女性エバレットがさらわれたことで、村を出て未知の土地へ冒険に出る。マンモスを狩り、サーベルタイガーや怪鳥と戦い、文明をもった民族と出会う物語は、はっきり言ってかなり強引。しかも紀元前1万年としての時代考証はメチャクチャなので、要所でツッコミを入れたくなるはずだ。
ひたすら映像に驚くつもりで観れば、それなりに楽しめる作品である。主人公の目の前で牙をむくタイガーや、ピラミッド建設のために巨石を引きずるマンモスの行進は、大画面で観ると圧倒的な迫力。『アラビアのロレンス』を意識したような美しいシーンも登場する。さらにアフリカのナミビアの海岸に、高さ60mにもおよぶ神殿のセットを作ってしまう豪快さにハリウッドのパワーを感じれば、さまざまな疑問点も吹き飛ぶかもしれない。名優オマー・シャリフの朗々たるナレーションが、作品全体に重厚感を与えている。(斉藤博昭)