やったー梅雨明けだあ!このアルバムはこれから始まるこの暑い季節に似合うのではないかな。名手本田雅人がBob James(keys), Nathan East(bass),Harvey Mason(drums) ほとんどFour Play?,Mike Miller(guitar)と共演した見事なSmooth Jazz作品。曲目は以下の通り。
01. Captain Giovanni
02. HA-RU-U-LA-LA
03. Heart Of Zipangu
04. Stephanie
05. Cool Bounce
06. Diversity
07. Prairie In The Morning
08. Ocean Avenue
09. Friends Of My Life
10. My Ballad
これは良いですねえ。本田氏のメロディメーカーぶりとリーダぶりが堪能できる作品。彼らしい進化したJ-Fusion的な1曲目から痛快に始まり、しっとりとキメる2曲目。スムジャのフォーマットの中にも日本的なセンチメンタルなBメロが光る3曲目。対照的にLA的なメロディラインにAlto SaxとA-Guitar絶妙なシンクロぶりを聴かせる4曲目。Four Play的なサウンドにAlto Saxが華麗に歌う5曲目。90年代的な音作りにSopranoを被せたちょっとBoney James作品に似た6曲目。Fluteで70年代的な爽やかさ、ブリッジのBobの軽やかなソロが心地よすぎる7曲目。Square的な曲をスムジャに進化させた印象の8曲目。これぞ本田印のスムジャという印象の9曲目とAltoの音の美しさで最後キメ、聴かせる印象の10曲目。1曲目を除いて全て5分以上の密度の濃いアルバムだ。
とても印象深いのがFour Playじゃなかったバックバンドのメンバーが巧みに本田氏を魅せていること。一つ一つの曲が印象的で心に残る印象。通しで是非聞いて欲しい。意外と填まるアルバムでござんす。ちなみにEWIをつかっていないのは僕としては好き。