変なタイアップがあったようなので内容を心配していましたが、いつも通りのスゥェディッシュ系のインディーポップといった印象で安心しました。
ここ数作は、ロンドン在住の彼が現在進行形で好きな音楽の影響を受けながら新作が作られているようで、新譜を聴くのが毎回大変楽しみです。
歌が最近としてはかなり丁寧に録音されていたり、若干1stの「miniskirt」を意識した歌詞はタイアップ需要に向けたものと思われますが、嫌らしく感じることはありませんでした。
ただし、リズムは単調で退屈なものでした。アルバム「You will Love me」のようなオルタナティブな演奏を期待していたので、その点が少し残念でした(コアなリスナー以外は気にならないとは思いますが)。
何よりも、こういったインディーズらしいお洒落でセンスの良い音楽がメジャーから発売されることに意義を感じます。
可愛いジャケットも含め、買って損はありません。末永く聴ける作品です。
次回作も今から楽しみにしています。