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Parallelograms

4.4 5つ星のうち4.4 94個の評価

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新品 中古品
CD, CD, インポート, 2008/9/1 CD, インポート
¥2,481 ¥2,506
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曲目リスト

1 Chimacum Rain
2 Paper Mountain Man
3 Dolphin
4 Call Of The River
5 Sandy Toes
6 Parallelograms
7 Moons And Cattails
8 Morning Colors
9 Porcelain Baked\x96Over Cast\x96Iron Wedding
10 Delicious
11 If You Were My Man (Demo)
12 If You Were My Man (Alternate Take)
13 Chimacum Rain (Demo)
14 Spoken Intro To Leonard Rosenman
15 Chimacum Rain (Demo)
16 BBC interview 2005
17 I Would Rather Love (Previously Unreleased)

商品の説明

内容紹介

Linda Perhacs, Parallelograms

Product Description

Linda Perhacs, Parallelograms

登録情報

  • メーカーにより製造中止になりました ‏ : ‎ いいえ
  • 製品サイズ ‏ : ‎ 13.97 x 13.97 x 0.64 cm; 70.87 g
  • メーカー ‏ : ‎ Sunbeam
  • EAN ‏ : ‎ 5051125506019, 0887936862939
  • 製造元リファレンス ‏ : ‎ 16300
  • レーベル ‏ : ‎ Sunbeam
  • ASIN ‏ : ‎ B001DU4DBS
  • ディスク枚数 ‏ : ‎ 1
  • カスタマーレビュー:
    4.4 5つ星のうち4.4 94個の評価

カスタマーレビュー

星5つ中4.4つ
5つのうち4.4つ
94グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2017年9月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
リンダ・パーハクスは、’70年にたった一枚のアルバム『Parallelograms』を発表したまま忽然と姿を消した幻の女性ヴォーカリストだった。彼女のアルバムは、極めてコアなフォーク・ロック・ファンか専門家の間で密かに支持されたのみで、音楽シーンからほとんど忘れられた存在だった。
‘90年代半ば、The Wild Places というレーベルのプロデューサー、マイケル・パイパーがこのアルバムのCD化を切望し、リンダとコンタクトを取るべく3年もの歳月をかけて消息を追い求めたが、連絡先を知る者は誰もなく、やむなく海賊版として発売した。
オリジナルのアナログ盤は、ラジオのAMなどで放送される事を意識し、高低音をカットした酷いミキシングだったらしく、最初に海賊版として流通したCDはこのアナログ盤を元にした、非常にクオリティの低いものだったそうだ。しかしそれでもインターネット時代に突入し、レアなフォーク音源マニアたちによってリンダの唯一無二の音楽性が急速に再評価・紹介されるようになって行った。

一方マイケル・パイパーは、海賊版CDの発売後もリンダを探し続け、ついに本人を探し当てる。何とリンダ・パーハクスはミュージシャンではなく、歯科衛生士だったのだ(笑)。
本人と会えた事により、マイケルはオリジナルのマスターテープを入手し、さらに未発表音源もゲット。ボーナストラックを追加し2003年にThe Wild Places からついに正式版としてリリースされ、以降Merry-Go-Round、Guerssen、Sunbeam Recordsなど様々なレーベルから再発され続けている。

前置きが長くなってしまったが、ヒーリング・ヴォイス系の女性ヴォーカル・ファンにはたまらないアルバムが本作である。上記のようないきさつから、リンダ・パーハクスは永らく謎のミュージシャンとして色々な伝説が独り歩きしていて、中でも「ハワイの歌手」というとんでもないデマがまかり通っていたのだが(音楽の著作権を所有していたのがハワイの会社だったからそんな話が出たのだそうだ)、マイケル・パイパー氏がリンダ本人と接触した事により、真実に光が当てられた。リンダはL.A.近郊のサン・フェルナンド・バレー出身で、現在はヒッピーの聖地として知られるL.A.のトパンガ・キャニオン通りに暮らしているという。

‘90年代から2000年代初頭のサイケ、アシッド・フォーク・ブーム&リバイバルの文脈で再評価された事もあり、ジュディ・シルやヴァシュティ・バニヤンの名前を引き合いに紹介される事も多いが、実際には安易なカテゴライズを良しとしない独特の透明感を持った歌声で、筆者はむしろ自然界の律動・・・梢を渡ってゆく風音やさざ波の不思議な癒しに通じる、ネイチャーライクな魂を感じる。特に、マルチトラックで何重にも織り込まれた歌声のビブラートは、森の中で葉のざわめきに包まれているかのような、昇天必死のヒーリング・シンフォニーである(笑)。

「元ヒッピーシンガー」などと評される事もあるが、彼女自身はヒッピー・ムーブメントの外側にいた人間で、ドラッグをやった事はないと断言している。その一方で、ヒッピーたちの考え方に共感するところは多く、インスピレーションも得ていた、そうしたムーブメントを間近に見た事は貴重な体験だった、とも語っている。
‘60年代末という時代性をメロディーに感じる部分もあるにはあるが、フラワーチルドレンやサイケ、ソフトロックよりむしろ、‘80年代にエンヤやサラ・マクラクランといった女性ヴォーカリストが展開した歌声を先駆けた音楽だった・・・それをもっとプリミティブでスピリチュアルに、素朴でピュアにした、そんな印象を受ける。

1曲目の「Chimacum Rain」、3曲目「Dolphin」、4曲目「Call Of The River」がそんな曲だ。
一方、フォーク色が強いのは2曲目「Paper Mountain Man」
その中間で、もううっとりととろけてしまう5曲目「Sandy Toes」、7曲目「Hey, Who Really Cares?」、9曲目「Morning Colors」、11曲目「Delicious」も絶品。
そして、このアルバムのタイトルにもなっている6曲目「Parallelograms」は、ほとんど呪文のような睡淫的で妖しい響きが螺旋状にリフレインしていく、激やばメディテイション・ヴォックス。
リンダはインタビューの中で「音楽が言葉の形をとりながら空間を浮遊していくような、今で言うサラウンドのような効果をもった曲を作りたかった」と言っている。それに挑戦したのが「Parallelograms」だったのだと。
このアルバムが「サイケ」や「アシッド」というキーワードで紹介されるのは、この曲をはじめ、8曲目「Moons And Cattails」、10曲目「Porcelain Baked-Over Cast-iron Wedding」といった実験性の強い曲も収録されているからに他ならない。
尚、ボーナストラックの多くはデモ・バージョンだが、13曲目の「If You Were My Man」は新たに発掘された未発表曲である。

そもそも、なぜ歯科衛生士がレコードを吹き込んだのか?というと、リンダが当時勤めていたのがハリウッド・セレブご用達の歯科医院で、実際に彼女もケーリー・グラント、ポール・ニューマン、ヘンリー・フォンダといったスターのデンタル・ケアをしていたそうだ。そしてその中に、映画音楽の作曲家、レナード・ローゼンマン(『理由なき反抗』『ミクロの決死圏』『バリー・リンドン』『ウディ・ガスリー/わが心のふるさと』『コンバット』(TV)など)がいた。
趣味で作詞作曲をしていたリンダのデモテープを聴いたローゼンマンはすっかり惚れ込み、レコードデビューのプロデュースを買って出る。しかし、完成したアナログ盤のクオリティは前述の通りあまりに酷い出来で、落胆したリンダは二度と聴くことはなく、レコード会社もまともなPRを行わなかったため、長い間忘れ去られる事になってしまう。

しかし好事魔多し。インターネットという情報網によって、21世紀になってから脚光を浴びる事になるとは、本人も夢にも思っていなかっただろう。
再発されたアルバム『Parallelograms』は一部の音楽マニアに熱狂的に支持され、リンダは40年以上の時を経てカムバックを果たす。2014年にはセカンドアルバム『THE SOUL OF ALL NATURAL THINGS』を発表、お歳を召しても衰えぬ美声を披露し、健在ぶりを証明した。
そして今年2017年には、サードアルバム『I'm a Harmony』が発売された。
不死鳥のごとく甦った歌姫、それがリンダ・パーハクスなのである。

最後に、このアルバムはいくつものレーベルから再発を繰り返し、ボーナストラックもそのたび追加されたりと、一体どのCDが一番お得なのかよく判らん!とお思いの方も多いと思う。しかもアマゾンの商品ページには曲目などのデータがほとんど記載されていない超不親切さ・・・いや手抜きっぷりに怒り心頭なのだが、実はディスクユニオンのサイトが詳しくてグッドだと囁いておこう(笑)。
筆者が調べた範囲では、2017年9月現在では、Sunbeam Recordsから発売されたもの(ASIN: B001DU4DBS)が、ボーナストラック8点(インタビュー音声含む)を収録した全19曲の最多収録アルバムで、ライナーノーツも充実しているそうだ。
ちなみに筆者が所有しているのは、上記よりも2点少ない韓国のレーベルMerry-Go-Round版(ASIN:B000V6JMFC)で、俗称アジア盤と呼ばれるCDだが、ジャケット、ライナーノーツ共に英語表記で、歌詞も掲載されていて特に文句のない内容である。
32人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2011年8月7日に日本でレビュー済み
心に沁みる歌声、どことない悲しさ、一人で聴くことをオススメです。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2021年6月26日に日本でレビュー済み
今月の「レコード・コレクターズ」誌の「デジャ・ヴ」の特集で、ローレルキャニオン人脈なる初耳の言葉を目にし、その関連アルバム選で知って早速拝聴しました。
70年代に1枚のアルバムを残しただけという逸話であったり、今では知る人ぞ知るミュージシャンがおそらくその土地の周辺にその時たまたまいたという佇まいで参加していることであったり、アナログ時代はさぞかし高値であったろうと偲ばせるアルバムです。
本業は歯科技工士で、ヒッピー文化とは距離を置いていたとのことですが、ローラ・ニーロもニューヨークの喧騒の中で暮らすことがなければ、あるいはと思わせられた作品でした。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2005年12月26日に日本でレビュー済み
ハワイの女性フォーク・シンガーの'70の名作。

まず、ハワイに対する享楽的なイメージを置いて聴いて欲しい。

目を閉じてこの音に耳を傾ければ、遥か海の彼方に沈みゆく夕陽を

清澄な風になぶられながら眺めるような美しい情景が浮かんでくる。

静謐な海、さざなみ立つ海、透明感あふれる光と風。

ときには哀感をただよわせる静謐な叙情の世界。

1970年のハワイの精霊の歌唱。

現代文明に毒されていないハワイがここにあります。

6曲の未発表デモを追加してのCD化。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2007年11月10日に日本でレビュー済み
とんでもなく美しく、また非常に地味な作品でもあります。
こんな地味な「商品」が、CDという形で今の時代に
生き残っていて、気軽に購入できるというのは嬉しいことです。

本当に大切なものって、結構地味だったりします。
いらないもの、余計なものを捨てていき、そこに残るもの。
それは体や心が真に欲するものです。
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2013年3月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
音悪すぎる。特に高音になると完全に音割れして聴けたもんじゃない。好きなアーティストのレコードで期待してただけに、がっかり度は半端ない。CD の方がマシなのだろうか?
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2006年3月22日に日本でレビュー済み
Chimacum Rainの2度とか3度というような限りなくクローズ(そして不思議な)ヴォイシングのコーラスがとても素晴らしい。冒頭のこの曲の旋律はとてもシンプル。非凡なコーラスアレンジと海辺で聞く波音のようなギターのアルペジオが物凄くこの曲を特別な仕上がりにしている。ハワイで暮らすLinda Perhacsが作り上げた、サイケデリカとSSW、サイケデリカとアシッドフォーク、何かそういうものの架け橋のようなアルバム。Vashti Bunyanのような澄んだ声とやわらかなギター。Dolphinという曲はメジャーコードとマイナーコードが平行調ではなく並べられた不思議な雰囲気を持つ曲。続くCall of the riverでは再びクローズヴォイシングがとても印象的な曲。冒頭のChimacum Rainのように複数のトラックを重ねるのではなく、2声がどこまでも折り重なるアレンジ。1970年、とても素晴らしいアルバム。
9人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2005年12月27日に日本でレビュー済み
音が最悪!!マスターテープのヒスノイズを消すためか、ノイズ除去のプラグインを使ってデジタル・リマスターしてるのでしょう、弱音部にまでフィルターが掛かり、音楽には不自然なダイナミクスが付き、空気感ゼロ、音の背後にヒリヒリヒヒリ・・・と延々イカれたデジタルノイズが付きまといます。今後、まともなセンスをもったエンジニアによってマスタリングされた盤が発売されるよう、祈りましょう・・・。
35人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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他の国からのトップレビュー

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Phil
5つ星のうち5.0 A Long Forgotten (Almost Unknown) 1970 Album & Artist - Rediscovered in 21st Century
2023年12月19日に英国でレビュー済み
Amazonで購入
I had never heard of the album "Parallelograms" or the Artist Linda Perhacs until I came across one of the tracks in a Spotify playlist... I'm really glad I did. This album has a number of outstanding tracks and is well worth buying if you, like me, like to own a physical rather than just a ethereal version of your music media.
HansT
5つ星のうち5.0 CD 1970 + bonus
スウェーデンで2023年8月12日にレビュー済み
Amazonで購入
Old Stuff with great sound
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HansT
5つ星のうち5.0 CD 1970 + bonus
スウェーデンで2023年8月12日にレビュー済み
Old Stuff with great sound
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John Warren
5つ星のうち5.0 An overlooked masterwork
2015年3月1日にアメリカ合衆国でレビュー済み
Amazonで購入
What a terrible loss it was that she made only this LP in 1970 and then receded from view. Her writing, delivery and exceptional production values make this an entrancing, compelling, even necessary work. The title song, written around geometric terms, swirls around the listener literally (if you have four speakers, at least). "Cimacun Rain" is an extraordinary, tender track and several others keep the quality level high. Only a couple of songs disappoint but even they are interesting. So much talent, so little recorded.
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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Amazon Customer
5つ星のうち5.0 best album ever
2016年1月27日にドイツでレビュー済み
Amazonで購入
Einfach Klasse!! Sehr sehr sehr sehr sehr sehr sehr sehr gute Musik!! Schöne disc-cover! Linda Perhacs hat exzellente Stimme!! <3
Gianni
5つ星のうち4.0 Grande atmosfera
2014年9月28日にイタリアでレビュー済み
Amazonで購入
Non la conoscevo e mi sembra impossibile che non abbia avuto grande successo. La sua psichedelia naturale era un passo avanti a tutti. Lo considero ancora moderno e attuale
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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