美少女恋愛ゲーム『ToHeart2 AnotherDays』より、主人公の家の近所に住む女の子菜々子ちゃんが、私（主人公）と菜々子、二人だけの秘密の魔法と秘密のおまじないの言葉で、大きな子猫の姿に変身してしまった姿です。
それは、とあるいつも通りの日常の私の何気ない一言から始まった。
「もし菜々子がネコだったら、本当に可愛いだろうな…」「…そんなの無理だよ。だって、菜々子…ネコじゃないもん…！」
そう言って菜々子は、ほっぺを膨らませて私と菜々子の二人だけの部屋に隠れたまま、中から鍵をかけて出てこなくなった。
「菜々子、冗談だよ…。ごめん、お兄ちゃんが悪かった。出て来て…！」
心配になった私が、菜々子が中から鍵をかけて隠れてしまった部屋のドアをどんどんと叩きながら菜々子に呼びかけると…。
「お兄ちゃん…お願い…」
くぐもったような、どういう訳か、恥ずかしさを押し殺すような菜々子の声が、二人だけの秘密の部屋のドアの向こうから聞こえた。鍵はかけられたままだ。
「お兄ちゃん…」再び部屋の中から、ちょっと泣き出しそうな菜々子の声が聞こえた。
「菜々子、本当にごめん…。そんなに菜々子が傷付くとは思わなかったんだ。さあ、出て来て。一緒に近くのプールにでも行って、一緒に汗を流そう。それから、この間菜々子が自慢してた菜々子の新しい水着、お兄ちゃんにも見せて貰おうか…」「お兄ちゃん…！」
私が言い終わらないうちに、私の言葉を遮る様なやや強い口調で、部屋の中から菜々子が口火を切った。
「…お兄ちゃん。菜々子、恥ずかしいよ…。このままじゃ…、菜々子の力だけじゃ、変身できない…。だからお兄ちゃん、お願い、菜々子に力を…貸して…」
「…！菜々子？何を言ってるんだ…！おい！菜々子！ドアのカギを開けろ！早く！」
激しい口調で、思わず叱る様に、私は必死の思いでドアをドンドンと拳で叩いた。
「いや。怖い…。お兄ちゃん、怒らないで…。それよりお兄ちゃん、心を研ぎ澄ましてドアの向こうの菜々子を見て…。そして、いつかお兄ちゃんと菜々子の二人だけの魔法学校で一緒に作った魔法の言葉を…。二人で一緒に…」
「…分かった。いくよ、菜々子…」「…うん、お兄ちゃん」
少し安心して冷静になった私は、瞳を閉じて祈る様に両手を胸に合わせて、部屋の向こうの菜々子に呼びかけるように、（かなり出鱈目な）魔法の言葉を口ずさんだ。菜々子も部屋の向こうから、私の言葉を復唱する。
「星は空に。風は雲に。二人の願いはこの胸に…。この手に奇跡と魔法を…。ミラクルマジカル、メイクアップ！」
「にゃおおおん…。ありがとう、お兄ちゃん…」
ドアの向こうから、力を使い果たしたような菜々子の小さな声が聞こえた。同時に、何か重い物が〝どさり〟とマットに身を沈めるような音がしたかと思うと、部屋の鍵穴が〝カタリ〟と軽い解錠の音を立てた。
「菜々子！」
そう叫びながら部屋のドアを押しあけた私の目の前に、菜々子はいなかった。その代わりに部屋の奥の私のベッドの上に、くるりと曲った尻尾を立てた尻をこちらに向けながら、うつ伏せになり、両手で身を起こすような姿勢でうずくまった大きな動物が、「うう…ううん…」と身をすくめながら恥ずかしそうに私の方を見つめていた…。
「にゃ…あ」
私が近づこうとすると、まるで怖がるように、まるで幼児がいやいやをするように、大きな猫耳を付けた顔を振る。その度に首輪に付いた鈴が〝ちゃりん〟と可愛らしい音を立てる。不思議な猫だ。首筋から股間の中心を覆うワンピース型のパールホワイトの水着と、水着の色に合わせたオーバーニーソックスからはみ出した肌には、一本の毛も生えていない。すべすべだ。
「にゃあ…」
ベッドの上の、その不思議な生き物は、ベッドの上で身を小さく身を翻して仰向けになり、きょとんとした眼差しで私の方を見つめていたが、しばらくお互い見つめ合った後、まるで熱を帯びた針のように今の自分の姿を見つめる私の熱く鋭い視線に撃たれたように、右の瞳をパチンと閉じて、恥じらうように身をくねらせながら、やがて、怖がるように後ずさりしながらも、脚を開き、恥ずかしそうに左の拳を唇にあてながら、肉球のように握り締めた左手で招くような手振りで、私をベッドに誘っているようだった。
すると、私を怖がる大きな子猫の足元から、一遍の紙片が私の目の前にひらりと流れてきた。何か文字が書かれている。いつの間に用意していたのか…。周到に用意されていた…。それは紛れもなく菜々子の筆跡だ。
（お兄ちゃん、ありがとう。おかげでわたし、ねこになれたよ。この子をわたしのかわりだとおもって、かわいがってください。だいすきなお兄ちゃんへ。ななこ）
「菜々子！どうして！なんてばかなことを！前にも言っただろう、一度ネコになってしまうと、邪神ウルタールを倒さない限り、もう二度と菜々子は元に戻れないんだぞ！それなのに、ばかやろう…！」
「にゃあ…」
菜々子の妄想に最後まで付き合うように、私は目に涙を浮かべて、幸せそうな笑顔を浮かべながら、私の胸の中で身体を丸める菜々子をいたわるように叱り付けた。
…ちょっとあほらしいけど、こんな感じでしょうか？（絶対違う…！）原作のゲームをやった訳ではないので、確かな事は分かりませんが、それとは別に一つだけ確かな事は、このフィギュアが、その姿を見る者の心の奥の想像力（妄想）を掻きたてることだけは間違いないようです。
そんな姿になってまで俺の事を…。やれやれ…。本当にいけない子猫ちゃんだ…♡仰向けになった菜々子をお姫様だっこするように、膝の下に左手を回し、右手の人差指で背中をよしよしと優しく撫でてあげる…。
「どうして…？菜々子、水着だよ。それにお兄ちゃんの前だから、菜々子、ちっとも恥ずかしくないもん…。お兄ちゃん、…大好き♡菜々子のこと、すっと離さないでね…♡」
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イメージ付きのレビュー
今期完成品フィギュア部門の最高傑作です（一部のマニアにとって）
はみ出しのない綺麗な仕上げ、ネコ耳としっぽとリストバンドはフロッキー加工。白が主色のために一般的なレビュー写真では判り辛いと思い、明度をやや落とした写真をUPしておきます。これを買った人は絶対に犯罪を犯さないで下さい。今後こういったフィギュアが規制されてしまう恐れがあります。といいたくなるようなヤバさがこの子にはあります。
他の国からのトップレビュー
Token
...at 1/5th scale, she is quite large.in figure form.
2017年6月16日にアメリカ合衆国でレビュー済みAmazonで購入
Chris
I heart you
2013年4月9日にアメリカ合衆国でレビュー済みAmazonで購入
