冒頭のピアノイントロで悶絶すること間違いなし。
哀愁を帯びたYonatanのピアノが渋すぎるのです。
もはや、イスラエル出身の方々が紡ぐジャズと中東メロディのごちゃまぜ音楽は
ひとつのジャンルと言っても過言ではありません。
リーダーのAvishai Cohenにとって、Anzicレーベルでの2作目。
今回はAvishai(tp), Yonatan Avishai(p), David Freedman(perc)という変則トリオで、
Third World LoveからOmer Avital(b)だけ除いたメンバーでの作品。
前作は脇役に食われ気味でしたが、
この作品では、浪々と鳴るトランペットをたっぷり楽しめます。
それにしても、とても気になるのはYohatan Avishaiのピアノ。
同レーベルのThird World Loveの作品でもいい味を出していましたが、
この人のリーダー作がとっても聞きたいです。