企画ものというにはあまりに個性的。
傑作だと思います。
ベテラン歌手の久しぶりの新作という位置づけではなく、
新人アーティストの新作と言ってもおかしくありません。
歌手としての夏木マリを知っている人はあまりいないはず。
まずヴォーカルは若いし、とってもクールでエモーショナル。
いわゆるR&Bスタイルの歌唱じゃなくて、
思った以上にオーソドックス。
余韻を持たせる表現力はベテラン。
この辺が本作の魅力かと思います。
一方、サウンドクリエイションは、
タイトでかつ空間的に広がりがあって、
かつ人工的な匂いも強い。
ハウスの匂いが漂うスタンダードって、なんだろう。
とっても新しい印象です。
4. Tintarella Di Luna ‾月影のナポリ
8. Washington Square ‾ワシントン広場の夜は更けて‾
10. IT’S SO GREAT|ザ・ヒットパレードTM
こういう洋物タッチが抜群にかっこいいです。
特に4は絶品では。