ベスト・クラシック 100 No.1
大ヒットを記録し、ヨーヨー・マの名前をお茶の間にまで知らしめた1枚。90年代後半からクラシック界を中心にピアソラ・ブームが巻き起こりましたが、ヨーヨー・マはこの作品で初めてピアソラゆかりのタンギスツと共演し、かの地ブエノスアイレスでこのアルバムは制作されました。ピアソラの87年録音音源との幻の共演も実現(7)。テレビCMで一躍有名になった1「リベルタンゴ」収録!
■ヨーヨー・マ(チェロ)
アントニオ・アグリ(ヴァイオリン)/オラシオ・マルビチーノ(ギター)
ネストル・マルコーニ(バンドネオン)/エクトル・コンソーレ(ベース)
アサド兄弟(ギター)/キャサリン・ストット(ピアノ)/フランク・コルリス(ピアノ)
ヘラルド・ガンディーニ(ピアノ)/レオナルド・マルコーニ(ピアノ)
エドウィン・バーカー(ベース)/オスカー・カストロ・ネベス(ギター、プロデュース)
ホルヘ・カランドレリ(音楽監督、編曲)
アストル・ピアソラ(バンドネオン7:1987年録音音源)
録音:1997年
※DSD(Direct Stream Digital):アナログ信号をデルタシグマ変調器で高速1ビットのデジタル信号に変換し、直接記録するレコーディング、マスタリング方式。
従来のCDに用いられているPCM方式に比べ、シンプルで自然な音楽信号が再現できるため、アナログ信号に近い、音楽の空気感までも再現できる。
「ベスト・クラシック100」では、前回(2000年)のシリーズリリース時に、音質向上のために全タイトルこの「DSDマスタリング」を採用しました。
今回もよりハイクオリティな音質を求めて全タイトル「DSD」と「ルビジウム・クロック・カッティング」を採用しました。
※ルビジウム・クロック・カッティング:デジタル機器の基準となる信号をマスタークロックといいます。デジタルオーディオはハイビット、ハイサンプリングへと進化し、
ますます高性能化、デジタルデータも増加の一途をたどっています。そのデータを読み書きする時間精度はすべてこのマスタークロックの発振に依存しています。
マスタークロックは通常、時計などにも使用される水晶発振が使われていますが、その精度は10の-4から10の-6乗程度です。
近年のデジタルデータの大容量化にともない、より高い精度のマスタークロックが求められるようになり、プロの間では水晶発振にかわり、ルビジウムやセシウムを
クロック源に使うようになりました。ルビジウムの精度は10の-9乗と、水晶に比べて非常に高くなっています。このルビジウムのマスタークロックを使って、
高精度のカッティングを行うことで、マスターに忠実な音質が再現されております。