ロンドン発の変態的pop / electronica職人、Max Tundra氏の3rd album。
dominoから213枚目のリリース。
前作・前々作に引き続き、カラフルでキラキラしたpopさが弾けて、ちょっとマニアックだけどファニーで、ひたすら楽しいけど、ほんのちょっと切なさも含んだ素晴らしい1枚。
かのMatthew Herbertをも嫉妬させた才能は、緻密に作り込まれたトラックに於いて、その作製の労力を全く感じさせない程の朗らかさに満ち溢れ、魔力と言うか中毒性を孕んでいます。
幼少からピアノレッスンを仕込まれながらも、テレビ番組の音楽等に興味を沸かせ、10代からAmiga 500を用いて電子音楽に傾倒していき、何もかもごちゃ混ぜにしつつ完成させるセンスを成熟させたのだと思います。
今作では、全編本人が歌っており、art workに使われている一部の写真も彼本人によるものだと思われます。
you tubeに動画の上がっている2,3曲目は特に素晴らしいですね。
10曲目も長編で凄く良い。