*******製作15周年記念 待望のHDリマスター版!*******
『ふたりのベロニカ』『デカローグ』を生み出したポーランドの巨匠、キェシロフスキ監督の遺作にして最高のトリロジー。
フランスの国旗の三色をモチーフに、愛の形を描き出す。
豪華デジパック4枚組・解説ブックレット付!
【収録】
●『トリコロール/青の愛』
事故で作曲家の夫と一人娘を亡くしたジュリーは、すべてを捨ててひっそりと暮らし始める。しかし、夫が生前依頼され、未完となっていた曲のメロディは、楽譜を破棄しても頭を離れることはなかった。ある日突然、夫の協力者オリヴィエが、写譜屋が持っていた楽譜のコピーから曲を完成させると発表。さらに、自分の知らない夫の生活を知り、ジュリーはとまどう……。
ジュリエット・ビノシュ主演、青=自由をテーマにした透明感あふれる傑作。
1993年ヴェネチア国際映画祭金獅子賞(監督賞)・主演女優賞・撮影賞、ロサンゼルス批評家協会賞作曲賞、1994年セザール賞主演女優賞・音響賞・編集賞ほか受賞。
●『トリコロール/白の愛』
ポーランド人の美容師カロルは、性的不能を理由にフランス人の妻ドミニクに離婚を求める裁判を起こされる。言葉も通じない異国の地で、トランクひとつで寒空の下放り出されたカロルは、同郷のミコワイという男と知り合う。ミコワイの手助けを得て、命からがらワルシャワに帰りついたカロルは、妻ドミニクへの復讐を企てるが……。
命がけの愛の復讐を、ジュリー・デルピーと『デカローグ』第10話にも主演しているズビグニェフ・ザマホフスキを起用してコメディ・タッチで描ききった佳作。
1994年ベルリン国際映画祭銀熊賞(監督賞)受賞。
●『トリコロール/赤の愛』
ジュネーヴに住むモデルのヴァランティーヌは、初老の元判事と出会う。彼が他人の電話を盗聴していることを知り、卑劣だと非難するが、説得することはできない。孤独な元判事との不思議な関係のなか、ヴァランティーヌは彼の過去を知り、そして自らも新たな運命へと踏み出してゆく。
運命が交錯する幻想的な一篇。キェシロフスキ監督のミューズ、イレーヌ・ジャコブのみずみずしさ、ジャン=ルイ・トランティニャンの渋さのハーモニーが見事。
1994年カンヌ映画祭正式出品作品。同年全米批評家協会賞外国語映画賞、NY批評家協会賞外国語映画賞、LA批評家協会賞外国語映画賞、セザール賞作曲賞ほか受賞。
【特典】
『トリコロール』三部作の舞台裏について、監督と女優がそれぞれ語る豪華特典ディスクと、三部作と各作品についての詳細な解説ブックレットを封入!
特典ディスク(計104分):監督インタビュー/主演女優インタビュー/予告篇集
※(株)アーティストフィルム/東芝エンタテインメント(株)が過去に発売していた「トリコロール・セット」特典「Reflections on Three Colors」と同内容