表現方法としては、数多くのエフェクターを用いつつ、シンセも多用するという非常に
複雑なアプローチが採られています。そのためエレクトロニカ的要素が強いですが、
根底にあるバンドサウンドの爆発力やダイナミズムは失われていません。
また、それを下支えするドラムとベースのリズム隊の安定感は特筆すべきものが
あります。
アルバムの世界観や歌詞の内容については、空想科学という、レトロフューチャー的で
ともすれば陳腐になりかねないテーマを、彼らは圧倒的なパフォーマンスによって
説得力のあるものに昇華しています。