ですが終盤、ある事件が起こり、そのことによって元鉄道員たちの息子や娘たち3人が些細ではあるけれど決然としたある行動を起こす姿に、私はちょっぴり涙ぐんでしまったのです。 Se puede cambiar el destino? (運命は変えられるのか?)と自問しながら誇りを取り戻すために行動を起こす3人の若者たち。彼らに大きく力強いメッセージを託した映画として、私はこの作品を高く評価したいのです。 そして彼らと同じ行動を、日本の若者が、そしてもう若くはない私も、とることができるのか。そう自問したくなるほど普遍的なテーマをかかえた作品だと考えます。