地獄 [DVD]
フォーマット | 色, ドルビー, ワイドスクリーン |
コントリビュータ | 平松豊, 石井輝男, 丹波哲郎, 前田通子, 佐藤美樹, 斉藤のぞみ |
言語 | 日本語 |
稼働時間 | 1 時間 41 分 |
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商品の説明
鬼才・石井輝男がオウム事件や毒入りカレー事件の犯人達を地獄で裁く!
●連続幼女誘拐殺害事件、オウム事件、毒入りカレー事件等々、実際に平成日本を震撼させた事件を生々しく再現し、事件を引き起こした犯罪者たちを地獄で裁く戦慄の問題作!
●監督は「網走番外地シリーズ」を経て、60年代末に東映の異常性愛エログロ路線を生み出した異才・石井輝夫!
●オリジナル作は、中川信夫監督の60年の名作『地獄』。79年の神代辰巳監督に続き、20年ぶり2度目のリメイク。前2作のストーリーはフィクションだが、本作は現実の事件を描くという大胆な演出!
●特殊メイク・美術監督は、平成ガメラシリーズや『うずまき』など日本の特撮映画の造形や特殊メイクで知られる、『さくや 妖怪伝』『跋扈妖怪伝 牙吉』の監督、原口智生!
■ストーリー
人生に思い悩む18歳の少女リカは、公園で出会った老婆によって地獄へ連れていかれ、地獄の恐ろしさを人間たちに伝える役目を言い渡される。地獄でリカが見たものは、現世で大罪を犯した亡者たちが地獄の責めを受ける阿鼻叫喚の修羅場。そこには、連続幼女誘拐殺害事件の犯人・宮島ツトムや毒入りカレー事件の犯人・滿寿子夫婦らの姿があった。また、リカは自分が入信している宇宙真理教の教祖・瘡原と信者たちが起こした悪行の数々をも目撃する。
■出演
リカ:佐藤美樹 『ジャポニカ・ウィルス』
老女:前田通子 『新妻鏡』
摩子:斉藤のぞみ
明日死能:丹波哲郎 『日本沈没』『たそがれ清兵衛』
海王:平松豊 『パッチギ!』
■スタッフ
監督・脚本・制作: 石井輝男 『盲獣VS一寸法師』『ねじ式』
撮影: 柳田友貴 『僕らのラプソディ』
特殊メイク・美術監督: 原口智生 『さくや 妖怪伝』『跋扈妖怪伝 牙吉』
★映像特典
予告編
登録情報
- アスペクト比 : 1.78:1
- メーカーにより製造中止になりました : いいえ
- 言語 : 日本語
- 梱包サイズ : 18.03 x 13.76 x 1.48 cm; 83.16 g
- EAN : 4988111285980
- 監督 : 石井輝男
- メディア形式 : 色, ドルビー, ワイドスクリーン
- 時間 : 1 時間 41 分
- 発売日 : 2009/1/23
- 出演 : 佐藤美樹, 前田通子, 斉藤のぞみ, 丹波哲郎, 平松豊
- 言語 : 日本語 (Mono)
- 販売元 : 角川エンタテインメント
- ASIN : B001JE5QZA
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 21,633位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 71位日本のホラー映画
- - 216位日本のミステリー・サスペンス映画
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
「試写会をする日程が取れなかったので、今日、一般興行の後に、フイルム・テストを行なおうと思います。来ます?」と連絡があり、公開年の夜中に劇場で初見。
観賞後、コアな石井ファンの支配人は複雑な表情ではあったものの、老いてなお新境地開拓したと思え、充分に愉しんだ。
製作の動機は監督のインタヴュー通り、「怒り」だろうが、鬼の造型や地獄のセットは、稚拙、安っぽいと言うよりギャグと見做した方が好いと思う。
公開時は既に75歳、盛りを疾(と)うに過ぎ、製作費も儘(まま)ならず、それでも伝えたい何かがあったはず。
非難されるべきではない弁護団への仕打ちは、今生では問題ではないが、本来なら許されざることであるという監督の倫理観?
石井さんの作品群は、世間の常識から食み出した者たちに、只ならぬシンパシーを持って寄り添う作品が多かったのに。
と、ここまで書いて思い当たったのが、「明日死能」というフザけた役名で登場する丹波哲郎。
丹波さんは言わずと知れた監督お抱えの迷優、否、ずっと苦楽を共にして来た盟友だ。
儒教の八徳である、仁義礼智忠信孝悌の総てを破った「忘八」という役処。
冥界の主である閻魔の裁きに従い、刑を執行する鬼たちを、次々と伐り捨てる意味は何処にある?
ブッティズムが定めた絶対的司法制度への反逆であり、そのように過激な行為を通して現実を乗り越えようとするというイニシエーションか。
つまり、「忘八」である「明日死能」は石井さんの分身でもあり、極悪犯罪者たちを糾弾しつつ、自らも大差ないという自戒かも。
「罪を犯しつつ、生きるも地獄、死ぬも地獄なら、最期まで悪足掻きしようぜ」、という提言、遺言のような気がしてならない。
つまらない。
生前石井本人がインタビューで、オウムや宮崎勤に対する『怒り』が、
本作の製作動機であると語っていたが、これが失敗の原因だったと思う。
本来石井輝男は、物事を斜にとらえるというかどこか、第三者的視点で、
表面上茶化しつつも時には、生暖かくかつ冷ややかに表現する事に、
特色のある監督であり最終的判断は、観客に全て委ねる方式だったから、
本作みたいに、ただ監督の感情をストレートに出したのでは、
却って、特に石井マニアの観客・視聴者が戸惑うばかりか、
演出の粗さにもつながってしまい、多数の出演者の素人臭い演技が、
とにかく目について、どうしようもない。
エンディング内容も陳腐すぎて、唖然とした。
同じタイトルであり本作の先発モデル映画である、故中川信夫監督の『地獄』を、
一度でも視聴しているのならば、つまらない映画に、
時間と費用を奪われる事が、映画ファンにとっての最大の『地獄』であるという事実を、
再認識させられる事になるだろう。
信者たちの非道犯罪をポンポンポンと描いている。
石井輝男監督らしい、何らかの事件を扱った再現ドラマ調の雰囲気も、インディーズ風で
アングラ映画っぽく良い。
取り合えず、DVD化になった事が不思議であり、嬉しくもある。
この映画のビデオグラムがレアもの扱いされてた事を十分納得できます。
ま、オウム真理教というキチガイ集団を描いた映画も「冤罪」があったが、
間接的な部分しか描いてなく、教団の行為が薄く、それに比べたら、
この映画は仮名を使っていてもストレートに描いていて面白い。
オウム集団に死刑を!と願ってる人には、それなりに楽しめる映画。
という事で星を5つにしました。
地獄の刑罰シーンが、もっと残酷でも良かったかな・・・(笑)
ドリフターズの映画だと思ってみて間違いないです。そこそこたのしめます。残酷シーンもほとんどありません。
だけど普通に それだけで片付けられる作品じゃないんス。
ミョ〜〜〜な「味」! 例えば、みなさんそれぞれ
食べ物にも好き嫌いはあるのでしょうが、いわゆる「珍味」好きには
たまらんでしょう(^^)
社会に対して訴えるような作品を作ったという感じがしないでもないのですが、そんなものは軽々と吹き飛ばす程の ショボイのに見入ってしまう映像インパクト(笑) ・・・・あのですね〜、誰でも「打てば響く」
人ばかりではないはずですが、すくなくとも私には「脳震盪」が起きるほど響きました(笑笑笑)