ルイス・キャロルの原作の、眠た気な様子とは異なり、何とも溌剌とした、そしてboyishな可愛らしさのプーリップによるヤマネでございますね!!
やや青みのある深緑の御髪に、赤紫の瞳、と、反対色相の組み合わせも印象的でございます。
お肌は、ダル:ロマンティック ホワイトラビットや、イスル:ロマンティック キング達等の様な、黄色人種よりの、やや黄みのある白さでございます。
メイクは、其の肌色に馴染みの良いオレンジ系となります。
アイラインは、黒で、上瞼の眼のきわから下瞼までくるりと、上瞼と目尻を強調した描かれ方でございます。
目尻のみ、黒と白で1本ずつまつ毛が描かれております。
下瞼のみ、目尻にかけて長くなる様に、焦茶と、其の間に短めの白によって、交互にまつ毛が描かれております。
目頭から下瞼のきわ(結膜部分)は、薄いピンクにて表現されてございます。
二重は、まつ毛と同じ焦茶で、更に瞼との間に、パール感のある白のシャドウがございます。
アイラインの外側=眼の周りには、僅かに艶がございます。
目頭からアイホール全体を、ノーズラインを強調する極淡いサンドベージュのシャドウが入っております。
リップは、サーモンピンクで、上唇・下唇共に白で皺が表現されてございます。
口角には、焦茶でラインが。
チークは、明るいアプリコットで、頬全体にたっぷりと入ってございます。
眉は、ほぼ真っ直ぐで緩やかに上がり、眉山からはほっそりとしたラインで描かれております。
眉全体は、ウォームグレイで、更に淡い茶によって1本1本描かれております。
御髪は、小鴨色に近い、やや青みの強いフォレストグリーンでございます。
やはり小さな為でしょうか、硬くゴワつき、写真とは異なりかなり広がりますので、余り髪質はよろしいとは申せませんが、しかしながら、其の為セットはしやすいです。
前から見ますと、右分けのボブの様でございますが、後髪は、意外と長めのカットとなっております。
アイは、赤みの強いラヴェンダーで、瞳孔の左側に白でラインが、更に其処にハイライトも1つ描かれております。
衣装の雰囲気は、概ね写真の通りでございます。
ヴェルヴェット、若しくはベロアによる銀のつなぎの着ぐるみと、やや黄みを帯びたモスグリーンとダークグレイのストライプのボトムスは、其々別構成となります。
銀のつなぎの首元には、オレンジのサテンリボンによって、蝶ネクタイが。
つなぎは、背中でマジックテープで留めます。
ボトムスのサスペンダーは、背面で交差しております。
前面の青の濃い紫のお星様、裾のミッドナイトブルーのリボンが、アクセントとなってございます。
サスペンダーは、肩から落ちやすいです。特に、座らせるようなポーズを取らせると、其方側に引っ張られてしまい、落ちてしまいます。
尻尾は、ライトベージュの細いゴムで、ボトムスに取り付けられております。
アクセントには、裾と同じお色のリボンが。
腹部と、帽子のヤマネ顔面の耳の内側には、其々ピンクのフェルトが貼ってあり、毛の無い皮膚部分の演出となってございます。
ヤマネ顔面付きハットは、ほぼ円柱形のクラウンに鍔のあるデザインで、しっかりしたプラスティック系の土台の上に、毛足の短いヴェルヴェット状の生地が貼ってあります。
ボトムスと同じ素材で、ボーダー状にリボンが巻かれております。
内側は、透明なプラスティックのままでございます。
黒のゴムで留めます。
しかしながら、私のヤマネは、やはり古い作品の為でございましょうか、ゴムが外れてしまっておりました…。まぁ接着剤で直せば良いことですし、接着剤が劣化するのは仕方のないことなのでございましょう。
更には、額には、梱包のビニールで縛ってあったテカテカ光沢のある痕が、残ってしまっておりました…。
まぁ、前髪とハットによって、ある程度は隠せますが。
ドールスタンドは、ボトムスのお星様位の、青みの強い、そして透明な青紫でございます。
ところで。此方のヤマネ、リトルならではのラインナップ及びサイズでございますが。
故に、ルイス・キャロル、そしてジョン・テニエルによる『Alice』がお好きな方でしたら、当然ご存知であろう、あのシーンが…。
ファン垂涎の(?!)アレが、再現出来ますよ!!
=「ポットに突っ込む」!!
リトルでしたら、人間サイズのポットで可能でございます!!
通常サイズのアリスシリーズ達と一緒に、『ポットに突っ込む』の写真等も撮影してみましたので、ヤマネの雰囲気と共に、参考にして戴けましたならば幸いに存じます。
デフォルトのヤマネには、やはりイングランドですし。そして此処は大御所で、The Beatles:『Ob-La-Di,Ob-La-Da』等、奇妙な仲間達と延々と続くお茶会を繰り広げるヤマネの時を災難を、しかし何処か楽しげにPOPに演出してくれそうで。
生きている限り、色々ございますし。其れでも、「Life goes on」。意外に似合いますね。