その木戸を通って [DVD]

5つ星のうち4.0 14個の評価

仕様
価格
新品 中古品
DVD 通常版
¥3,036
フォーマット 色, ドルビー
コントリビュータ 岸田今日子, 榎木孝明, フランキー堺, 神山 繁, 浅野ゆう子, 中井貴一, 井川比佐志, 石坂浩二, 市川崑
言語 日本語
稼働時間 1 時間 32 分
ディスク枚数 1
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商品の説明

92歳で他界した巨匠、市川崑監督。70数本におよぶその作品歴の中で、ただ一本、未公開となってい
た『その木戸を通って』が、ついにリリース!

[セールスポイント]
◆故・市川崑監督渾身の1作。豪華キャスト・スタッフ!
◆ハイビジョンを使用した高画質映像及び実験的映像。
◆BS-9chでたった1度放送されたのみというレアな映像!
◆映画「椿三十郎 」等の山本周五郎の原作!
◆海外の映画祭にも出品。高い評価を得た作品。
93年ベネチア国際映画祭特別招待作品、'94年ロッテルダム国際映画祭批評家選出部門に出品。







[内容解説]
今年2月に92歳で他界した巨匠、市川崑監督。70数本におよぶその作品歴の中で、ただ一本、未公開
となっていた『その木戸を通って』が、ついにリリース。わが国初の長編ハイビジョンドラマとして
1993年に完成しながら、劇場で一般の目に触れることがなかった本作は、まさに“幻の逸品”。

城勤めの無為な日々をおくる主人公・平松正四郎のもとにある日やってきた、記憶喪失の娘、ふさ。
彼女の純粋な魂は、やがて正四郎の人柄と人生を徐々に変えてゆくが……。
原作は山本周五郎の短編小説。ふさ役に浅野ゆう子、平四郎役に中井貴一。井川比佐志、岸田今日子
、石坂浩二といった市川作品ゆかりの豪華キャストに加え、亡き名優・フランキー堺が好演。リリカ
ルな正統派ドラマとしての気品と、市川監督ならではの映像美をあわせ持った、宝石のような珠玉作
!

[特殊内容/特典]
映像特典収録予定

[スタッフキャスト]
原作: 山本周五郎(新潮文庫・刊)
演出: 市川 崑
脚本: 中村 努、市川 崑
音楽: 谷川賢作

キャスト:
浅野ゆう子
中井貴一
フランキー堺
井川比佐志
岸田今日子
石坂浩二
神山 繁
榎木孝明

(C)2009フジテレビ

登録情報

  • メーカーにより製造中止になりました ‏ : ‎ いいえ
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 梱包サイズ ‏ : ‎ 19.6 x 13.8 x 2.4 cm; 159 g
  • EAN ‏ : ‎ 4988632133548
  • 監督 ‏ : ‎ 市川崑
  • メディア形式 ‏ : ‎ 色, ドルビー
  • 時間 ‏ : ‎ 1 時間 32 分
  • 発売日 ‏ : ‎ 2009/2/13
  • 出演 ‏ : ‎ 浅野ゆう子, 中井貴一, フランキー堺, 井川比佐志, 岸田今日子
  • 字幕: ‏ : ‎ 英語, 日本語
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語 (ドルビーデジタル 2.0 ステレオ)
  • 販売元 ‏ : ‎ ポニーキャニオン
  • ASIN ‏ : ‎ B001LJQAMQ
  • ディスク枚数 ‏ : ‎ 1
  • カスタマーレビュー:
    5つ星のうち4.0 14個の評価

カスタマーレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

  • 2021年1月25日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    浅野ゆう子の演技はすてきでした。しかし、主人公の描き方は何か少しこの封建時代の中にあっては、少し軽いというか現代的といううかそぐわない感じがして、少しつまらなく思いました。市川崑監督ということで期待しましたが、軽い失望を感じました。
  • 2009年4月16日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    こんなに美しい映画は久しぶりです、どこにでもあるようなストーリーだけど さすが市川昆監督の作品です、日本の美しさを表現し その中に生きる人の淡々とした生き様そして 浅野ゆう子演じる記憶喪失の女のなんと美しいことか・・武家屋敷の陰鬱な影と明かりも この映画を一層深い味わいへといざなっています、年をとっての伴侶の居ない主人公のこの武士 中井貴一も役柄にぴったりの良い味を出しています、後味のほんのりした佳作です。
    13人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2009年7月14日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    93年の作品ですから浅野ゆう子さんは娘役をやるには本来だと無理があると思うのですが、とても若々しく美しく瑞々しい感じです。周りの俳優陣も素晴らしいです。中井貴一さんも素敵です。だけど・・・あのエンディングはちょっとなぁと思いました。もう少し謎というか夢を残して欲しかったです。古典名画の「心の旅路」だっけ?あれを泣きながら見た私にとっては不満が残りました。巨匠の作品ではありますがそれで星は4つです。映像美については完璧だと思います。
    5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2022年4月11日に日本でレビュー済み
    原作は昭和34年(1959年)に「オール読物」に発表された山本周五郎の短編小説です。この作品はハイビジョン試験放送のためのテレビドラマとして1993年にフジテレビが製作、海外の映画祭で上映された以外は一般公開の予定もなく、2008年に初めて劇場公開されるまで幻の映画と言われていたそうです。

    結論から言うととてもいい映画だと思いました。さすが市川昆監督、映像が大変美しいです。風景の繊細さや室内の明暗、カメラのアングルなどどれを取ってもすばらしいです。
    話もしみじみと感動的で、主人公正四郎の誠実な人柄と困っている者を見過ごせない正義感、不安を抱えた妻に対する思いやりなど、いい意味で古き良き時代の日本の夫婦の理想形がここにあります。

    ただ、山本周五郎は以前いくつか読んで、いい人しか出てこないあまりにもいい話ばかりなのに違和感があり、読まなくなってしまった経験があります。この作品も同様ではありますね。
    また、話がきわめて現代的というか、武家の次男だった正四郎が跡取りの途絶えた名門平松家に養子に入り、城代家老の娘との縁談も決まってすべてがうまくいっていたのに、迷い込んできた素性も知れぬ記憶喪失の娘に心魅かれ、追い出すことを拒否したため縁談は破談。
    普通なら間に入った人物との間もぎくしゃくし、城下でも肩身が狭くなるはずですが特に誰も責めたりせず、後にその娘をよそで養女縁組までしてもらってすんなり嫁に取れたのは、よく考えればあの時代にそんなにうまくいくものだろうかと思います。

    記憶が戻らないため妻のふさはいつもどこか不安気に見えます。その立ち居振る舞いから彼女はどうも武家の出身だったらしい、けれど誰も彼女を探している様子がないのも不思議です。そのあたりの事情は明かされないままに、そんな妻を思い続けた正四郎の半生を描いた作品です。
    ラストは賛否両論あると思いますが、一服の清涼剤のような心洗われる作品です。一見の価値ありと思います。
  • 2016年7月14日に日本でレビュー済み
    崑さん好みの俳優を配した工芸品のような一本。淡い、幻のような、墨絵のような色使い。高齢になっても実験精神旺盛な崑さんならではの柔らかな画像。
    中でも、崑さんは浅野ゆう子さんが本当に好きだったんでしょうねぇ。菩薩様のような、天女のような、不思議な女を演じている。トレンディドラマの彼女とは違う、おっとりしたムード。「ハッスル・ジェット」や「セクシー・バスストップ」「OH!ミステリー」でムチムチの長い足を放り出していた頃とは隔世の感。ありがとう、ゆう子様。
    1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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  • 2009年8月19日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    画像は綺麗、さすが市川昆さん。しかし、内容は良く判らない。
    4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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  • 2009年6月20日に日本でレビュー済み
    市川監督と気心の知れた達者な俳優さんたちが多数出演していて見ごたえがあり、ロケーションやセットの素晴らしさも特筆すべきものがあるのですーが、どうも中途半端な印象が拭えません。 まず、あの室内シーンの見事な照明、やはりあれはフィルムで撮ってこそ映える技術ではないでしょうか? 闇の部分がまったくない、軽い映像になってしまっています。 時代の趨勢にあえて逆らうようなことを書きますが、ハイビジョンとかデジタル映像というものは、動物ドキュメンタリーやスポーツ中継、SFX作品にはいいのでしょうが、人生の重みとか、人間の心の機微を捉えるにはむしろ不向きのメディアではないかと私には思えます。 加工・保存がし易いー、という利点は同時に軽めの映像になるーというマイナス点も抱えていると思うのです。 結局、従来の映画でもTVドラマでもない、不思議な雰囲気を持った映像作品になっており、そこがいいのだ、という見方もあるのでしょうが、これはやはり狙って出しえた効果ではなく、偶然の産物に過ぎないのではないでしょうか。

    技術的な面はさておき、内容の点でも、なんだか変な作品です。 最後まで意味が分からずじまいの“その木戸”のコンセプトや、あいまいなクライマックス。 愛する人とあのようなかたちで別れねばならなかった主人公が、“俺の人生はほどほど幸せだったと思う”というのは、17年間の彼の軌跡が描かれていないだけにかなり強引な結末に見えます。 ストーリーを頭から追っていったら、この人は無理やり自分は幸せだったと思い込もうとしているような構造になっており、これじゃまるで悲劇です。 技術面、内容的にも、市川監督第一級の作品とは言えない出来になっていると私は思います。
    15人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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  • 2016年5月13日に日本でレビュー済み
    観ていて、とても個性的な映画だと思った。それ故に見る人によって評価も別れてくるのではないだろうか。

    ストーリーは意味深で、序盤からミステリアスな雰囲気があり、その中で主演の中井貴一は至極真面目な演技を見せる。そのギャップが不思議な魅力になっている。時代劇でありながら、むしろ現代劇的な雰囲気さえ感じさせる部分もある。ラストまで、ミステリアスな雰囲気の中で眼が離せなかった。
    ラストに至る展開については、賛否両論なのではないだろうか。前半~中盤までの流れを感じとって、見る側の感性ででストーリーを補完・解釈すべきなのかも知れない。ただ、その点を考慮しても伏線らしきものが、実は伏線になっていなかったりして、理詰で見ると整合性のない映画なのかも知れない。
    脇役は、フランキー堺、井川比佐志、岸田今日子と、ベテランの巧く個性的な俳優で固めていて、これもある意味豪華な配役だ。

    市川崑監督は、若い頃から時折「東京オリンピック」など実験的な映画を作ってきた。この映画でも、場面場面の照明や構図などに、はっとするような、時に軽ささえも感じさせる。
    非凡な監督であり、それ故評価も別れることが多い。「その木戸を通って」も、やはり市川崑らしい映画なのだと思う。
    1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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