先にケチつけます。
それは増幅しすぎたせいでの音割れについてで、
水樹さんに関してこれは今更言うことではないのですが、
「深愛」をいい音量で聞こうとすると耳に刺さって辛かったので
キングさんにはもっと配慮して欲しかったです。
曲に関しては“大半の人が感じているよさ”まさにそれです。
「PRIDE OF GROLY」は普段やってる元気バリバリの水樹さんです。
誇りと栄光っていうタイトルもすごいガッツがあります。
「午前0時のBaby Doll」BabyDollって…?と
余計なことを考えましたが水樹さんがささやくのは
久々に…DREAM SKiPPERくらいから聞いてないような
感じがしたのでどこか懐かしい感じでした。
「深愛」は……
レビューにあったとおり、THE MUSEUMの「Crystal Letter」
に冬の寒さみたいなものとか、そういうものを感じさせる雰囲気が
似ているとは思いました。ただ、コンセプトが同じでも
「深愛」はグレードが違うという感じがしました。
「Crystal Letter」はまだサビが力強く、それが水樹さんの
良さでもあったのですが、曲のコンセプトとは少し違うような
感じが拭えませんでした。「深愛」にはその強さはなく、
代わりに切なさと寂しさがあったことで、これほど
雰囲気に合致した曲になるのかと思いました。
感情を絞り出すようにビブラートを細かく切ったり
伴奏に「Crystal Letter」にはないオーボエの哀愁が加わった
のも一員だと思います。
ただ理屈ではなく、心に染みこんできます。
あふれる感情とともに。