丑三つの村 [DVD]
フォーマット | 色, ワイドスクリーン, ドルビー |
コントリビュータ | 原泉, 夏木勲, 田中美佐子, 大場久美子, 池波志乃, 古尾谷雅人, 五月みどり, 田中登 |
言語 | 日本語 |
稼働時間 | 1 時間 46 分 |
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商品の説明
皆様方よ、今に見ておれで 御座居ますよ・・・・・・
「これほどまでに危険な映画は日本映画史上かつてなかった!」
昭和13年岡山県苫田郡西加茂村で起こった有名な大量惨殺事件“津山三十人殺し”を描いた異色作!
<ストーリー>戦時下の昭和13年、山あいに数十戸が点在する小さな、閉鎖的な村。村一番の秀才とほめそやされて青年は、純粋に国を信じ、兵士として立派に戦うことに、自分の男としての生き方を見ていた。が、結核と診断された彼は、その望みを完全に断たれ、そればかりか村人たちからもツマはじきにされる。
自分が生まれ育った村の、汚れきった血、汚れきった人間関係をつくづくと知らされ、ぎりぎりのところまで追いつめられた彼は、銃をとり、たった一人の戦場に出て行くことでしか、自分の生を確認する方法がなかった。
「みなさま方よ、今にみておれでございますよ・・・・・・・」
ブローニングの改造9連発ショット・ガンと日本刀で武装し、ハチ巻きに2本の懐中電灯をツノのように立てた彼は、ついに大量殺戮の火蓋を切る・・・。
津山事件、津山三十人殺しは、1938年5月21日未明に岡山県苫田郡西加茂村大字行重の貝尾・坂本両部落で発生した大量殺人事件である。事件によって、30名(自殺した犯人を含めると31名)が死亡、3名が重軽傷を負った。
※この映画は劇場上映の際、映倫管理委員会より一般映画制限付Rの指定を受けました。
登録情報
- アスペクト比 : 1.78:1
- メーカーにより製造中止になりました : いいえ
- 言語 : 日本語
- EAN : 4988105059672
- 監督 : 田中登
- メディア形式 : 色, ワイドスクリーン, ドルビー
- 時間 : 1 時間 46 分
- 発売日 : 2009/2/25
- 出演 : 古尾谷雅人, 田中美佐子, 池波志乃, 夏木勲, 原泉
- 言語 : 日本語 (Mono)
- 販売元 : 松竹
- ASIN : B001M66SWA
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 75,056位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 803位日本のミステリー・サスペンス映画
- - 3,747位日本のドラマ映画
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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後悔しなくてすみました。
池波志乃さん最高です。
映画はもっとも重要なファクターで、女優が脱いだ作品にはどこからともなく情報が伝わり、鑑賞の機会を待ち望んだものである。
本作も民放の深夜枠で放送され、田中美佐子・五月みどりのネーム・バリューに多大なる期待を抱いた作品だ。
監督は田中登氏。
当時は私も知識不足だったが、日活ロマンPのエース監督だという。
評判通り、本作におけるエロスは素晴らしく、五月みどり氏の指舐めシーンに妄想がアンストッパブル。
池波志乃氏の放出する色気には、ガイガーカウンターが間違いなく反応する。
一方で、田中美佐子氏のフレッシュさが青春を創出し、エロスとバイオレンスに満ちた本作を調和。
一歩間違えばトンデモ映画ともいえる本作だが、もしかして不朽の名作?とも思える仕上がりだ。
その理由は、主人公・継男の丁寧な描き方にある。
両親が他界し、祖母一人に育てられた少年。
村一番の秀才ともてはやされるようになり、神童とまで呼ばれるようになった。
やがてはお国のためにと、出征を待ち焦がれている。
思春期を迎え、村の乱れた因習は継男の純粋さと正義感を侵食する。
そして、すべてを諦めねばならぬ病の発覚。
村人たちの態度は一変し、継男の感じた疎外感はやがて周囲への怒りに変化。
これが村人大虐殺へと繋がっていく。
モデルとなった『津山三十人殺し』に比較的忠実な印象だ。
まずは、主演・古尾谷雅人氏の存在感。
ぎこちなさは残るものの、次第に狂気を孕んでいく変化に注目。
ラストの血に塗れた形相は、まさに鬼。
それでも時折顔を出すあどけなさと純粋さが、見事な余韻を残す。
その他、アイデアの光るショットも忘れてはならない。
野良犬に向かって吠える継男。
入念な襲撃準備。
ヤギ乳直飲みでエネルギー・チャージ。
志乃氏の股間にアンダーファイア。
コメットさんのお口に禁断の銃口。
ああ、なんてジーニアスな演出だろう。
そして、田中美佐子氏との風呂シーンは、とてつもなくシャイニングだった。
女優の裸を期待したら、とんでもない虐殺が待っていた。
私が丑三つ時に受けた衝撃は、計り知れない。
映画の素晴らしさ、影響力、そして破壊力を知るに等しい作品である。
最後に。
本作のラストは非常にインパクトが高く、忘れられないシーンになっている。
村の全景から観客に目線を移し、語られる継男の言葉。
これ以上の終わり方はない。
※なぜかBGMが軽すぎるので★ひとつ減
ただ女性とのあんなシーンやこんなシーンは良かった
と云う考え形が犯人の犬丸継男(古尾谷雅人)にはあったのかのしれない。
健康な体で有ったのなら出兵出来て名誉も保てた。
悲しき戦争の犠牲者の一人なのかも、ですが、
やすよ(田中美佐子)を説得して一緒に村を出て、尽きる命まで暮らすと云う選択も有ったのかもしれませんね。
この作品で唯一の救いは、(田中美佐子)が演じる、やすよの素朴な可愛さと健気さですね。
なぜ、主人公は村人三十人を殺さなければならなかったのか?
ただ闇雲に通り魔的に村人を殺したわけではなく、それなりのわけが存在していました。
その原因については本人が肺結核を患っていたため、兵役検査が不合格になったこと。
それを知った村人たちが病気を理由に彼を極端に避けるようになったことと、「病気持ちの役立たず」
と陰口をたたき蔑み、村八分にしたことなどが上げられる。
そのような背景があって凶行に及んだのだが、残念ながらあのBGMはその恐怖のシーンを台無しにしていて、
高倉健主演の「君よ憤怒の河を渡れ」に匹敵するほどの大失敗となった。
なので、あの殺害シーンが絵空事のように感じられてしまうのだ。
それと、主人公がカッコ良すぎて、その悲壮感というものがあまり伝わってこなかったのも難点。
池波志乃と五月みどりの二人が演じた妖艶なシーンは神がかった出来映えで、マイッタ!のひと言。
まだあどけなさの残る田中美佐子のヌードには驚かされた。
これは決して家族と一緒に見ないように!