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赤軍‐PFLP 世界戦争宣言 [DVD]

4.2 5つ星のうち4.2 6個の評価

仕様
価格
新品 中古品
DVD 通常版
¥10,580
フォーマット 色, ワイドスクリーン
コントリビュータ 足立正生, 若松孝二
言語 日本語
稼働時間 1 時間 11 分

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商品の説明

“激動の時代が生んだ伝説のドキュメンタリー”
幻の問題作が37年間の時を経て遂にDVD化!!

◆若松孝二、足立正生が、カンヌ映画祭の帰り道でレバノンのベイルートに向い、
現地の赤軍派、PFLPと共同し、パレスチナ解放のために闘う
アラブゲリラの「日常」に迫った伝説的ドキュメンタリー。

◆世界革命のためのニュースフィルムであることを目指すため、
既存の劇場公開を拒否し、全国各地の大学や工場などで独自の上映運動が行われた。
A501968年を中心とする激動の時代の世界をパレスチナの側から描いたこの作品は、
映画界のみならず、過激化する日本の政治運動そのものにも大きな影響を与えた。
そして現在では、日本のみならず世界的な再評価も進められている。

【特典】解説リーフレット(40P)

登録情報

  • アスペクト比 ‏ : ‎ 1.78:1
  • メーカーにより製造中止になりました ‏ : ‎ いいえ
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 梱包サイズ ‏ : ‎ 19 x 13.6 x 1.4 cm; 10 g
  • EAN ‏ : ‎ 4560292513559
  • 監督 ‏ : ‎ 若松孝二, 足立正生
  • メディア形式 ‏ : ‎ 色, ワイドスクリーン
  • 時間 ‏ : ‎ 1 時間 11 分
  • 発売日 ‏ : ‎ 2009/2/27
  • 販売元 ‏ : ‎ CCRE
  • ASIN ‏ : ‎ B001MSXHO0
  • ディスク枚数 ‏ : ‎ 1
  • カスタマーレビュー:
    4.2 5つ星のうち4.2 6個の評価

カスタマーレビュー

星5つ中4.2つ
5つのうち4.2つ
6グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2020年9月25日に日本でレビュー済み
71年、ジョン・レノンとオノ・ヨーコからカンヌ映画祭でサインをもらった意外とミーハーな若松プロのコンビ(若松孝二と足立正生)はどういうわけか帰路にパレスチナに逗留する。その時撮影した街や道路、手製爆弾の製造、すでにパレスチナに拠点を移した重信房子のインタビュー。これらを素材に日本における赤軍派集会や各ハイジャックの映像を足してドキュメンタリー風にコラージュした作品。およそ商業映画には相応しくないフィルムだが、全世界(?)で上映運動が行われ「怖いモノ見たさ」や「オレは根底から現代社会を否定しているし」という人々によって視聴された。

私は、ずいぶん昔に松田政男編集の『映画批評』の古本で、この映画のシナリオを発見し、こうした突き抜けた作品が存在することに腰を抜かした。近年どういうわけか、DVDで発売。さらに『止められるか、俺たちを』でも足立正生とともにこの作品の上映運動が紹介された。監督の足立正生は数作若松プロのピンク映画を製作したのちに、またパレスチナに飛び、日本赤軍に合流し、レバノンで逮捕・懲役後強制送還される。

映画は、共産同赤軍派の立場に依拠し、徹頭徹尾、観念的で何かに酩酊したような論理なき過激な言葉が連結されたナレーションとそのメッセージの字幕からなる。「銃口」という言葉が逆プリントされ、他者に向けられた銃弾であることが示唆される。また、革命左派(京浜安保共闘)との共闘を肯定し、毛沢東思想にも共感を示すなど、連合赤軍に至る道筋が赤軍派全体のコンセンサスであったこともわかる。

50年前の遺跡に残されていた、現代では失われた観念のエッセンスが詰め込まれた瓶の蓋をあけてしまった気がした。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2009年6月29日に日本でレビュー済み
当時としては、画期的作品だったでしょうが、ただの遺物となった現代ではその価値も低いといえなくもない。作品的には5ですが。再見しましたが、どうしても理解に苦しむのは、パレステナを解放するために何故、赤軍のメンバーがイスラエルを攻撃しなければならないのか、という点に尽きます。結局は重信、岡本も邪魔者扱いされその末路はご承知の通りです。今の時代の若者に観せても退屈きわまりないと言われるかも知れません。
17人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2008年12月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ご存知の通り、若松孝二と足立正生のふたりが、赤軍派の海外拠点作りの為レバノンに渡っていた旧知の重信房子の呼びかけに応じて、71年半ばパレスチナに赴き、日本赤軍とPLO内での最過激派PFLPとの武闘共闘を撮り上げたプロパガンダ・フィルム。国内では70年代激化した爆弾闘争の煽りを受けて公共施設での上映は当然ままならず、若松プロが赤バス隊を組織し全国を廻りフィルムをかけたのは有名。
私は今作を、80年代前半に2回観る機会があった。1度はPLO主催(だったと思うが)のパレスチナ難民救済の集会、もう1度はある人物の裁判支援集会。当時、日本赤軍はハイジャック闘争を軸に世界的に活動するテロリスト集団とのイメージが一般的にあり、と言うと、えらく物騒な会と思われるかも知れないが、どちらも穏健な集会であり、つまりそれだけ今作が、そのメッセージ性にも拘らず、この当時の人権派集会の場で、ある程度の頻度で上映されていたんだと思う。
映画は、武装闘争は絶対的現実であり、武器は抑圧された人民の言葉そのものであり、革命とは世界戦争である、とのテーゼの下にパレスチナ・ゲリラの軍事訓練が延々と続くような展開。パレスチナ難民の女性、フランス人義勇兵らのインタビューと共に重信も語っていたと思うが、覚えがない。
やはりパレスチナ問題を扱い、同時期製作されたJ・L・ゴダールの「ヒア&ゼア」に比べると、政治プロパガンダ色が全面に押し出されている分、映画的には退屈。ただ、若松は自著「俺は手を汚す」で今作について語っており、それによると、ヨルダンでの山岳訓練を撮了後、若松たちはゲリラのコマンド部隊に促され早々に下山、その直後、部隊はイスラエル軍の急襲にあい壊滅させられたとの事。危機を察知しながら、自分たちだけを逃がした彼らのその“思い”が、その後の若松たちに大きな影響を与えたのは推察出来る。事実、今作を契機に、日本赤軍はテルアビブ・ロッド空港乱射事件を実行し、足立は映画監督の道を捨て、赤軍のスポークスマンになり、若松は37年の歳月を経て、日本に残った赤軍派の末路を撮った。そんなジャーナリスティックな観点から見れば、新たな関心を持たれる作品なのかも知れない。
それにしても、今作がDVDとなり商品化されるとは、、、。彼らの存在が、もはや完全に「伝説の遺物」になった事を実感する。
49人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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