「英米小説の出だし」に興味があり、この本を入手した。特に、柴田元幸氏が、暇になったら翻訳してみたい(というほどお好きな)古典の冒頭が集められた「書き出しで読む −「世界文学全集」英米篇」が目当てだったが、予想を裏切らなかった。
因みに、氏が翻訳してみたいと考えておられるのは、次の 16 作品だ。「ヘンリー・アダムズの教育」「マンスフィールド・パーク 」「エドガー・ハントリー - 夢遊病者の回想録 」「ロード・ジム」「オリヴァー・トウィスト」「アブサロム、アブサロム!」「ねじの回転 」「野生の呼び声」「アシスタント 」「放浪者メルモス」「白鯨」「北回帰線」「マクベス」「フランケンシュタイン - 現代のプロメテウス」「紳士トリストラム・シャンディーの生涯と意見」「ハックルベリー・フィンの冒険」。柴田氏には大変悪いが、是非なるべく早い時期におヒマになって欲しいと願うものだ。
なお、「英米小説の出だし」に関しては、「名作はこのように始まるⅠ」(千葉一幹・芳川泰久編)と「名作はこのように始まるⅡ」(中村邦生・千石英世)[共にミネルヴァ書房] も参考になる。
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文藝 2009年 02月号 [雑誌] 雑誌
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2009年1月13日に日本でレビュー済み
1年ほど前にも雑誌『Coyote(コヨーテ)』が柴田元幸を特集したことがあった。そちらは書店で立ち読みしただけなので内容はあまり覚えていないが、カラー写真が多く掲載されており、柴田の「生活空間」のようなものが垣間見れるのはファンにとってありがたいことだと感じたことだけは覚えている。かなりコアな作りになっていた気がする。
一方、本書はカラー写真の枚数ではたぶん負けるかもしれないが、興味深い特集がいくつか組まれている。作家の高橋源一郎や古川日出男、翻訳家仲間の岸本佐知子らとの対談は、読書好きだけでなく、英語を学ぶ者にとっても示唆するところが大きい内容だと感じた。また、これまで柴田が翻訳してきた作品の「翻訳書リスト」が載っており、何かと役に立ちそうだ。
しかしこの特集の中でも出色なのは、「書き出しで読む−「世界文学全集」英米篇」であろう。ここには、柴田自身がもし大学をクビになったりしてヒマになったら翻訳してみたいと思っている英米の古典作品の冒頭の一節が集められている。現時点では試訳のようなものだろうが、タイトルを見ただけでも興味をそそられる。『マクベス』『アブサロム、アブサロム!』『白鯨』『トリストラム・シャンディ』『フランケンシュタイン』などなど。すでに邦訳があるものばかりだが、いつかこれらの作品のいくつかでも柴田訳で読める日が来ることを願う人は多いはず。柴田元幸という宝箱からはまだまだすごいものが見つかりそうな気配である。
一方、本書はカラー写真の枚数ではたぶん負けるかもしれないが、興味深い特集がいくつか組まれている。作家の高橋源一郎や古川日出男、翻訳家仲間の岸本佐知子らとの対談は、読書好きだけでなく、英語を学ぶ者にとっても示唆するところが大きい内容だと感じた。また、これまで柴田が翻訳してきた作品の「翻訳書リスト」が載っており、何かと役に立ちそうだ。
しかしこの特集の中でも出色なのは、「書き出しで読む−「世界文学全集」英米篇」であろう。ここには、柴田自身がもし大学をクビになったりしてヒマになったら翻訳してみたいと思っている英米の古典作品の冒頭の一節が集められている。現時点では試訳のようなものだろうが、タイトルを見ただけでも興味をそそられる。『マクベス』『アブサロム、アブサロム!』『白鯨』『トリストラム・シャンディ』『フランケンシュタイン』などなど。すでに邦訳があるものばかりだが、いつかこれらの作品のいくつかでも柴田訳で読める日が来ることを願う人は多いはず。柴田元幸という宝箱からはまだまだすごいものが見つかりそうな気配である。