アーティストについて
2005年前身バンドで、同じ高校の同級生だった岩寺基晴の2人で“サカナクション”を結成。僕らが当時主催していたライブイベント「SAPPORO REAL-EYES」に出演していたのが知り合うキッカケだった。その頃、リーダー山口一郎は、新しい何かを探し、荒削りながら精力的な活動をしていた。会うとギラギラした眼差しが強く印象に残っている。2006年春に、今のメンバー5人(Vo&G山口一郎、G岩寺基晴、B草刈愛美、Key岡崎英美、Dr江島啓一)となった。その夏、地元イベンターのWESSが主催する野外フェス「RISING SUN ROCK FESTIVAL 2006 in EZO」に初めて公募選出のステージが設けられ868組のインディーズがエントリーする中、出場する機会を得た彼らはまだ北海道でもその存在を、ライブハウスのシーンで限られたオーディエンスにしか知られていなかった。大舞台での出演後、バンドの話題が広がっていくとともに意欲的な制作に取り組み、2007年5月に「GO TO THE FUTURE」(1st ALBUM)を、その翌年2008年1月には「NIGHT FISHING」(2nd ALBUM)の2枚のアルバムを連続してリリースし、北海道在住のバンドとしてシーンに頭角を現し始めた。以前からライブでも披露して高い支持を集めていた曲で、初めて音源化された「三日月サンセット」(「GO TO THE FUTURE」収録)が記憶に新しい。バンド独自の豊かな感性を貫くハイクオリティーな手法で制作された、実に素晴らしい作品と感じた。そして2008年春、上京とともに制作してきた彼らの3枚目となるアルバム「シンシロ」を早くも聴かせもらい、道内で制作した前2作のアルバムを超えた精度と完成度の高さに強い衝撃を受けた。まさに“水を得たサカナ”の如く、アンダーグラウンドとポップシーンの間を気持ちよく泳ぐさまを痛快に感じさせてくれる。
中村 巨樹(FMノースウェーブ取締役編成担当)
【SAKANAQUARIUM 2009“シンシロ”】
2/14(土)京都・MUSE
2/15(日)名古屋・CLUB QUATTRO
2/27(金)福岡・BEAT STATION
3/01(日)大阪・BIGCAT
3/03(火)岡山・IMAGE
3/04(水)広島・NAMIKI JUNCTION
3/07(土)東京・赤坂 BLITZ
3/11(水)長野・LIVE HOUSE J
3/12(木)金沢・vanvan V4
3/14(土)新潟・CLUB RIVERST
3/15(日)仙台・MACANA
3/20(金)札幌・PENNY LANE 24
3/21(土)札幌・PENNY LANE 24
sakanaction official