アロウズの中でも、センチメンタルな曲、
響きの柔らかい曲ばかり10曲集めて
Poralisオオヤユウスケのトータルプロデュースで出したアルバムです。
キャッチーで踊れる曲が皆無なので、
ファンの中でもこれは賛否両論でしょうが、
私は一発で気に入りました。これは素晴らしい。
このバンドの特色でもあったツインギターの
独特の響きあい、音色のおもしろさが前面に出ていて、
「そうそう、アロウズはこれぐらい音楽的なバンドだったんだよ!」と
改めて思い出させてくれました。
またこれが、波がたゆたう様に静かに情感を高めてゆく
オオヤさん独特の音づくりと、実に相性が良い。
私はPoralisの「空間」というアルバムも大好きなので、
アロウズとPolaris、両方の良さが生かされていることに
非常に満足しています。
前作「GUIDANCE FOR LOVERS」に
正直あまりピンとこなかったもので、
しばらくアロウズから遠ざかっておりましたが、
今はお詫びしたい気持ちでいっぱいです。
と…思ったらツインギターのうちの1人が脱退して
バンドの活動がちょっと、寂しいことになっているようですね。
残念な限りです。