マンキンからのコンビである、たかはしごう氏の楽曲は正直エヴァじゃ ないなと思いつつ、それでも、やはり半端でない思い入れと深い理解と を彷彿とさせる林原歌詞は、やはり紛れもなくエヴァ。しかしエヴァといえば 10年前の劇場版テーマ「魂のルフラン」や「FLY ME TO THE MOON」 「TANATOS-IF I CAN'T BE YOURS-」のような、しっとりした英語曲、 あるいは高橋洋子による静と動のイメージソングの数々が思い出される。 一般のクラシック曲をも平然と取り込むエヴァという作品の懐の深さ、 大きさを思うと(だからこそ宇多田ヒカルなどもしっくり来る)思わず そういった方向性や風情を期待してしまうのは贅沢というものか。