オリエントエクスプレス’88
昭和63年(1988)秋、ヨーロッパ発日本行きという列車が運転されました。その名は「Orient Express 1988」。9月7日にパリ・リヨン駅を発ち、フランス、西ドイツ、東ドイツ、ポーランド、ソビエト連邦、中国とユーラシア大陸を横断し、香港までの14500km余りを鉄路により運行されました。
香港からは海路、山口県の下松へ運ばれ、日本国内での運行用に整備された後東京行きの列車として運行されました。その後約3ヶ月にわたって日本国内運行が行われ、完成間もない青函トンネルをくぐって北海道まで運行されました。