ホーンのサンプリングが勇ましい6も良いですし、リル・ウェインがコケインばりにへろへろと歌いまくる4はビースティ・ボーイズの同名曲をトラックごとカバーした不穏なベース音がかっこ良すぎ。ほのぼのタッチのネプチューンズの8もこの流れで浮くことなく収まってます。というようにどれも良いのですが、個人的なベストはジャスト・ブレイズ作の10。「Between The Sheets」使いですが少し変わった所をループさせていて、ひたすら上がっていくような感覚が気持ちいい出来。
今までジェイZの作品では「The Blueprint」「The Black Album」がお気に入りだったのですが、それらに匹敵するほどいいですね。日本盤を購入しましたが解説&対訳もしっかりしている上、前作の日本盤のように余計なボートラを入れて流れを壊すこともなく良かったと思います。