内容紹介
美しい旋律と、儚くも普遍的な“うた”にのせて彼らが帰ってきた!
スコティッシュ・バンドの伝説トラッシュキャン・シナトラズ、約4年半ぶりの5thアルバム、完成。
◆90年に発表されたデビュー作にして名盤「Cake」により、オレンジ・ジュースやアズテック・カメラなどのネオアコ勢を継承する流れで登場したインディペンデント・ポップスの雄として、ゆっくりとそして確実に活動を続けてきたスコティッシュ・バンド、通称“トラキャン”。
◆今作は、2004年約8年ぶりに発表された前作“ウェイトリフティング”による復活劇以上の素晴らしい内容。3rdアルバム発表以降、スコットランドのキルマーノックを離れグラスゴーに住み、ある種ベルセバやモグワイにも通づる“瑞々しくもどこか儚さを持つサウンド”としてここ日本でも確固たるファンを獲得、新作もそれらのトラキャン節は健在。
◆今作のテーマは「Love」。そしてグルーヴやフィーリングに最も重きを置き、Liveプレイを行う形でレコーディンを進行し、メンバーいわく、「今までの作品の中で最も“メインストリーム”なアルバム」との事。
◆Tr-6では、70年代に活躍したソングライターCarly Simonがコーラスとしてゲスト参加。
◆Tr-8はすでに本国でデジタル・シングルとして昨年10月にリリース。2006年に他界したピンク・フロイドのシド・バレットへのトリビュートソングとなっている。
◆本作のプロデューサーにはアンディ・チェイスを迎えている。
※日本盤ボーナス・トラック1曲収録/日本盤先行発売
歌詞・対訳付:メンバーによるセルフ・ライナー・ノーツ付
アーティストについて
ジョン・ダグラス/ リズム・ギター、ヴォーカル
スティーヴン・ダグラス / ドラムス、ヴォーカル
デイヴィー・ヒュージス / ベース
ポール・リヴィングストン / リード・ギター
フランク・リーダー(エディ・リーダーの実弟) / ヴォーカル
80年代スコットランドのキルマーノックにて結成。デビュー後まもなく90年にファースト・アルバム『Cake』とそこに収められていた1stシングル「オブスキュリティー・ノックス」が大きな話題を
呼ぶ。躍動感溢れるバンド・サウンドとメロディーの純粋さが魅力で、アメリカでは10万枚以上の
セールスを記録した。その後自分達のスタジオ
“シャビー・ロード・スタジオ”(アビー・ロードのもじり)録音で93年セカンド・アルバム『アイヴ・シーン・エヴリシング』、96年サード・アルバム『ア・ハッピー・ポケット』を続けてリリースするが、いずれも1stアルバム以上のインパクトを残す結果とはならなかった。その後所属レーベルの解体やプライヴェート・スタジオを手放さざるを得ない状況など苦難の道を乗り越え2004年
通算4作目となる『ウェイト・リフティング』を発表。約8年ぶりとなる今作は、1stアルバムにも似た瑞々しさと躍動感に溢れた名盤として話題となり見事復活を果たす。2006年にはLive盤『fez』を発表、同年フジロック・フェスティヴァルにも参戦する。また同年には来日記念盤としてミニ・アルバム『snow(2006 Edition)』を発表。元サニーデイ・サービスの曽我部 恵一氏と田中 貴氏が参加した。2009年約4年半ぶりとなる5thアルバム『イン・ザ・ミュージック』を発表する。