モーニング娘。久々の傑作登場!
ここ3年ぐらいで言えば、♪笑顔YESヌード、♪リゾナントあたりが、
個人的にもそしてモーニングを音楽として好きとしている層からした名作という感じで
それらには一歩届かずながら、どうしちゃったの!?っていう
愚行や油断癖を垣間見せる中での今作は、
名曲とつい口走りたくなるほどの傑作!かつ嬉しいプレゼント!
アレンジには、最近やたらと出番の多い平田祥一朗 a.k.a.SHO-1!
ゲーム音楽を多数手掛けてきた彼ならでわの
緻密な計算と多様な音数が溢れた聴き応えのある仕上がりであり、
上が、予算を出し渋ってるのが容易に想像出来ちゃうぐらいに
打ち込みメインな塩梅は、聴き疲れちゃったりもなくもないケド
やっぱ組み立て方が丁寧なのかそれなりに整頓されてる印象。
また歌詞に関しては、つんくお得意の「待つ女」とは一味違って
別れてもいいんだケド、踏み出せない!愛は冷めても「情」だけは残ってるし、なんせ思い出が多すぎて!ってな女の微妙な心理を描いた湿っぽさ!
もはや同性からの共感などと言った安い部分は置き去り。
ある意味「っていうファンタジー」な訳だから、こんぐらいの必要以上の湿っぽさはゼンゼン有りですねぇ。
ボーカルに関しては、新垣の丁寧さが好感。ここに来て道重も、かつての石川梨華的な、
技巧を超越したステージでの魅力として消化出来たかのようなへなちょこボーカルが癖になる。
他メンバーに比べファンが多くついてるからなのか、毎回サビの歌い出しが高橋なのが気になる。
なんでなんだろう。それは田中とかも同様。
もはやそこはライトファンが口出ししちゃいけない領域なのかも。
とにかく!音楽性に関してはこのベクトルでしばらくいっちゃって欲しいッスね!