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赤い風船/白い馬【デジタルニューマスター】2枚組スペシャル・エディション [DVD]

4.4 5つ星のうち4.4 28個の評価

仕様
価格
新品 中古品
DVD 初回限定生産
¥7,920
DVD 2枚組
¥7,080
DVD 1枚組
¥7,183
フォーマット ドルビー
コントリビュータ パスカル・ラモリス, ポール・ペレー, サビーヌ・ラモリス, アラン・エムリー, ローラン・ロッシュ, アルベール・ラモリス, ヴラディミール・ポポフ, ジョルジュ・セリエ, フランソワ・プリエ
言語 フランス語
稼働時間 1 時間 15 分

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商品の説明

カンヌが愛した伝説の映画がデジタルニューマスターで色鮮やかに甦る!

●'56年同パルム・ドール受賞『赤い風船』
'53年カンヌ国際映画祭グランプリ『白い馬』
伝説の名作映画がデジタルニューマスターで初DVD化
●2007年カンヌ国際映画祭で史上初となる同一作品二度目の公式上映!
●『赤い風船』には“パリの田舎”と呼ばれる20区メニルモンタンの懐かしい街並みが! エディット・ピアフが産声をあげたというヴィル通り72番地やノートルダム・ドゥ・ラ・クロワ教会、ベルヴィル公園など昔の面影を残すパリ20区の路地裏の風景を鮮やかに映し出す
●CGを使わず当時の先端技術で撮影!多くの風船をどのように撮影したかは今も謎!


■ストーリー
●『赤い風船』 ある朝少年パスカルは一個の赤い風船が街灯に引っかかっているのを見つける。パスカルは街灯によじ登って風船を手に取り、そのまま学校へと向かう。風船と一緒に登校し、時間を過ごすうちにいつしか風船はパスカルの友達になり、彼の行く先々に付いて来るようになった。ある日いたずらっ子たちが風船に石を投げつけて、風船はしぼんでしまう。すると町中の色とりどりの風船が集まってきて、パスカルを空高くつれていってしまうのだった。

●『白い馬』 南仏カマルグの荒地に野生の馬が群生していた。ある日群れのリーダーの白い馬が牧童たちに捕えられるが、すぐに柵を破って逃げ出す。少年フォルコは白い馬を牧童から守りろうと忍び寄り手綱を掴むが、湿地帯を引きずりまわさせる。手綱を放さないフォルコに白い馬は心を許す。しかしすぐに再び牧童たちに見つかってしまう。どこまでも逃げるフォルコと白い馬はそのまま海に飛び込んで、波の彼方に消えていく。“人間と馬が仲良く暮らせる場所”を求めて…。

■キャスト
●『赤い風船』 パスカル・ラモリス、サビーヌ・ラモリス ジョルジュ・セリエ ヴラディミール・ポポフ ポール・ペレー ルネ・マリオン ミシェル・プザン

●『白い馬』
アラン・エムリー、ローラン・ロッシュ フランソワ・プリエ パスカル・ラモリス ジャン=ピエール・グルニエ

■スタッフ
『赤い風船』 『白い馬』 共通
監督・脚本:アルベール・ラモリス
撮影監督:エドモン・セシャン
音楽:モーリス・ルルー
『白い馬』脚色:ドゥニ・コロン・ドゥ・ドーナン

登録情報

  • アスペクト比 ‏ : ‎ 1.33:1
  • メーカーにより製造中止になりました ‏ : ‎ いいえ
  • 言語 ‏ : ‎ フランス語
  • 製品サイズ ‏ : ‎ 30 x 10 x 20 cm; 83.16 g
  • EAN ‏ : ‎ 4988126206871
  • 監督 ‏ : ‎ アルベール・ラモリス
  • メディア形式 ‏ : ‎ ドルビー
  • 時間 ‏ : ‎ 1 時間 15 分
  • 発売日 ‏ : ‎ 2009/5/22
  • 出演 ‏ : ‎ パスカル・ラモリス, サビーヌ・ラモリス, ジョルジュ・セリエ, ヴラディミール・ポポフ, ポール・ペレー
  • 字幕: ‏ : ‎ 日本語
  • 言語 ‏ : ‎ フランス語 (Dolby Digital 2.0 Stereo)
  • 販売元 ‏ : ‎ 角川書店
  • ASIN ‏ : ‎ B001U2NGTY
  • ディスク枚数 ‏ : ‎ 2
  • カスタマーレビュー:
    4.4 5つ星のうち4.4 28個の評価

カスタマーレビュー

星5つ中4.4つ
5つのうち4.4つ
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上位レビュー、対象国: 日本

2020年3月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
 ファンタジー風味と庶民的ムード

 死の影と新たなる生の息吹、大人目線と子供目線が
 
 軽快且つ複雑に絡み合う

 「赤い風船&白い馬」を収録した一品であります。

 まさに非現実性と現実性が交錯する

 2つの「哀しくも明るいおとぎ話」を

 後世に知らしめるための存在であると言えるでしょう。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2009年1月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
赤い風船

考えてみれば、、、
風船というのは、とても面白い存在ですね。
人が創ったモノの中では、
遊び心というものの、一番シンプルな象徴かもしれません。

手を離してしまえば、スルッと離れていってしまう
遊びの儚さ。。。
だから、子供達はしっかりと風船の紐を小さな手で
握りしめるのでしょう。

父なのかもしれない、母なのかもしれない、
そんなかけがえのない大切な人がくれた、
なんだか、楽しげで、無駄で、非現実で、儚い
ひと時の遊び心。
その時だけの一抹の、宙に浮く不思議な色。。風船。
そう、、ふわふわと宙に浮く不思議な色。。
もし風船が透明のピニールだったら、、
きっとこんなにも楽しくはないでしょうね。

大人は風船のことを無関心に、そして邪険に扱うけれど、
子供にとっては、なんだか脆い、そして、
なんだかとっても、大切にしてしまう、
かけがえのない存在。。風船。

風船は、非日常の遊び心、、だから、、
学校にも持っていっては怒られ、
教会に持っていっては怒られ、、
電車にも乗せてもらえない。。
可哀想な風船。。。

そんな風船と、ある子供の友情、、、
とても言えば良いのでしょうか。
主人公のパスカルという
子供の優しさに触れたからなのでしょう、
風船が感情を持ち、そして、
パスカルと友情のようなものを育みます。

そんな関係に嫉妬し、
風船を奪い、割ろうとする悪ガキ達から、
風船を守るパスカル。

人は子供の頃から、特別なものを持った存在に
嫉妬するんですよね。
無邪気の中に確実にある邪気。
大人になっても全く変わりませんね。
大人になると、常識という基準を利用して
邪気やエゴを正当化するようになるんですけれどね。
たちが悪い。

素晴らしいのは、
詩的なストーリーだけではありません。
映像も詩的で素晴らしい。

わたくしは個人的に、
フィルムノワール(フランスの白黒映像時代)に対して、
フィルムブリュ(青い映像)と、、、
個人的に、勝手に呼んでいる映画があります。

レオス・カラックスの「汚れた血」や
ジャン=ジャック・ベネックスの「ディーバ」が
その最たる例で、、フィルム全体が青く、、
赤が非常に美しく詩的に映る映像のことなのですが、
この映画は、まさしく、、赤い風船を詩的に映すために
フィルムブリュの手法をとっています。
おそらくは、この映画が、、その走りでしょう。

この映画、リメイクもされていますし、
50年を経て、SONYのブラビアの海外TVCMに
ヒントを与えました。
大量のスーパーボールが、サンフランシスコの坂から、
解き放たれ、、弾みながら落ちてくるのです。
色を綺麗に捉える、TV画面の最新技術の粒子を
スーパーボールに見立てた、詩的なTVCMです。

映画に話を戻すと、
主人公のパスカルは、アルベールラモリス監督の、
息子で、現在も映像や写真の作家として活躍しています。

心の中にいつも風船だの、シャボン玉だの、、
そして、、スーパーボールだの、、
そんなカラフルな遊び心をいつまでも持っている、
そして、詩の余韻を楽しむような、
大人でありたいと思います。

白い馬

赤い風船との2本立てです。

野生の白い馬を捕らえようとする馬飼い、

そして純粋な心を持った少年が馬との友情を育み、

少年が馬を助け、馬が少年を助けるというシンプルな物語。

赤い風船にも通じますが、、

人は美しいもの、

他と違うものを所有したいという欲望があります。

そして、もう少し広く言えば、

自然が創った美や自然そのものさえも所有することが、

共生だと思ってしまう人達がいます。

そんな、人の欲望をシンプルなストーリーに込めています。

自然の美と、、人の心の美、、、それを美しい映画として

後世に残してくれたことを心より感謝いたします。

ほんとうに、明るい白黒映像の美しいこと、、

品のあること、、、ほんとうに、ほんとうに、

改めて、驚かされます。

ここでも、監督の息子のパスカルは登場してましたね、、

白い小屋に住む、3歳くらいのかわいい子供がパスカルです。

お兄ちゃんから、亀をもらうシーンが、とても瑞々しくて

ほんとうに、、自然で、、かわいい。。。

そのパスカルの存在が、おそらく、、、

主人公の少年の純粋な心のありどころである

小さな家、、つまり、、善良さの、、

自然な表現に役立っていますね。

主人公の純粋な心の動きだけではなく、、

素晴らしいことに、そして信じられないことに、、

白い馬の純粋な心の動きまで、感じることが出来ます。

純粋な心は、きっと、、人も動物も関係なく存在し、

お互いに絆をもつことができるのでしょう。

それが、我々人間が忘れている、真の共生なのでしょう。

現在環境破壊が進み、車メーカーを中心に

サスティーナブル・ソサエティー(持続可能な社会)が

提唱され、いろいろなエコな商品が開発されていますが、

環境破壊の根源的な原因は、われわれ人類の

心の破壊から起こっていることだと、

改めて認識させられました。

ラモリス監督は、最後の映画で、

ヘリコプターで撮影をしながら、カメラマンに

「地の果てまで飛んでいくぞ!」と言って、、

事故に合い、、帰らぬ人となりました。

きっと、、、彼は、

わたしたちに大切なものを教えるために現れた、、

赤い風船、、もしくは、、

白い馬だったのかもしれません。
13人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2013年11月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
CSの映画チャンネルで「白い馬」が放送された時、どんな作品かも知らずに何となく気になって見てみたのですが、それ以来 あの衝撃的なラストシーンが頭から離れず、ついにDVDを購入してしまいました。
モノクロの映像が漁師の少年の凛々しさと白馬の美しさを際立たせていて、悲劇ともハッピーエンドともとれる結末が強烈な印象を残す、素晴らしい作品だと思います。

「赤い風船」は初めて見ましたが、主演の少年が愛らしく、微笑ましいファンタジーですね。
見方を変えればホラー映画のようにも思えますが…
そして結末が「白い馬」と同じであることに驚きました。
その部分にアルベール・ラモリス監督の強い思いがあるように感じます。

特典ディスクに各作品の主演を務めた役者さんたちの現在のインタビュー映像が入っていますが、正直に言うと「白い馬」のアラン・エムリー氏の映像は見なければよかったと思ってしまいました。
あの凛々しい少年が今では気難しいおじさんになっていて、ちょっとイメージダウン。
でも撮影時の秘話を聞けるのは貴重だし興味深いところです。

とにかく、劇場でもTVでもなかなかお目にかかれない作品たちなので、手元に置けて嬉しいです。
間違いなく私の宝物になると思います。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2019年5月26日に日本でレビュー済み
『赤い風船』(ネタバレしています)

街の小高い一角。美しい構図。・・・一匹の猫、少年がやってくる・・・赤い風船と少年の出会いのシーン。
「風船といっしょじゃダメ。」の身振りのバスの車掌さん、少年は走って学校へ。風船に引っ張られ、走る、走る、ドキュメンタリ・タッチの街が楽しい。・・・やがて学校、用務員のおじさんは目をパチクリし、上の階には校長先生の渋い顔。

ササーッと進み、次のショットは、下校の子供たちの一番最後に出てくる少年。雨の中の帰り道(この映画は語りが「テキパキ」して面白い)。知らないおじいさん、おばさん、シスター、ベージュのコートのおじさん・・・いろんな人の傘の下の少年と赤い風船。逆光の雨上がりの石畳が美しい街。。

・・・赤い風船は「Non!」のおばあさんと少年ふたりのアパルトマンに、少し影がさす・・けど、再び「テキパキ」と街の朝を2、3のショットで見せ・・・今日の少年は昨日とちがいバスにのり、そのバスを追う赤い風船は、少年にやっとできた友だちだったかもしれない。
でも、学校ではやっぱり風船は「Non!」。仕方ないけど・・・だからといってお仕置き室に少年を閉じ込めなくてもと思うけど・・・(トリュフォー監督が影響を受けたというジャン・ヴィゴの『新学期 操行ゼロ』の校長も頑固だった・・・)。

日曜日の教会にもついてきて、ここでも「Non!」で、少年と赤い風船、パーッと広がる空き地へと駆け出したところ・・・今度は、「ミストン」(←悪ガキの意、トリュフォーの『あこがれ』の原題です)たちに挟み撃ちにあってしまう・・・でも、何もあんなこと・・・・・・
けど、「少年」vs 「ミストン」の戦いシーン、それ自体はとても楽しく見どころ。
画面の正面、すーっと向こうへ抜ける露地を走って逃げる、この小さい少年は運動神経抜群でスムーズに走って逃げ・・・「どうなる?」と、なかなかサスペンスフル。が、結局とらまり、少年を気遣い逃げない(とても人間ぽい描写)風船も捕まえられて・・・・・。
すると・・・いったいどこにこんなに「仲間」がいたのか?小さな子の手から、あたりの家の窓から、風船たちはまとまりかたまり、少年を連れて空高くへと舞う。ファンタジーに少年を包み込み、少年と赤い風船の暮らせる世界へと。。

『白い馬』(ネタバレしています)

先に『赤い風船』を書きました。ラストは空へと舞う風船と少年。ナレーションの説明はありません。一方、先に作られジャン・ヴィゴ賞をとった『白い馬』、こちらのラストではその「意味」をナレーションが語ります。空へと舞う風船は悲劇に見せませんでしたが、白い馬と少年が海の中に小さく小さくなり、画面の手前を波しぶきの覆うラストには、ナレーションが必要だったのかと思います。

南仏、ローヌ川が海へと注ぐカマルグという荒地でのロケ。
白い馬をリーダーとする野生の馬の群れが、opすごい迫力。ギターをかき鳴らすラテンの音楽。勇壮なドラムも轟く馬飼と野生馬の、土煙、水しぶきの上がる攻防戦は西部劇のよう。初見ではだんぜん『赤い風船』が好きで、『白い馬』の荒々しいタッチと海に消えてしまうラストが少し苦手でしたが・・・何度か見るうちに魅了されて・・・西部劇タッチのところは、とても迫力あるドキュメンタリ・タッチでもあるのですね。

水辺に少年の現れるシーンや、少年と馬とのラストシーンなどは・・・(裸馬を見事に乗りこなす)少年がとてもきれいなこともあって神話のような美しさがあり・・・また(どういういきさつかは、短い中に語られないけれど)、少年と弟(←『赤い風船』の男の子)、ヒゲのおじいさんの三人が、獲った魚を焼いて手づかみで食べたりしてる小さな小屋での生活には、ファンタジーの愛らしさがある。。

馬飼はそれが仕事なのだから、人間がいちばん強いことを思い知らせるため、ムキになるのも仕方ないが(・・・少しひどいと思わせるところはあるものの)。そんな人間の支配を嫌う、「威厳に満ち、人を寄せ付けず群のために戦う(・・・と字幕)」白い馬と、少年の友情がうまく入り込む「余地」のない現在の世界。それをラモリス監督は、馬飼の「人間社会」と、馬の気持ち(「本能」)と、少し変わった立ち位置の少年とを縒りあわせるように描いている。。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2009年6月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
男三十にして涙ぐんでしまいました。
どうして涙がでるのか、分かりません。
DVDが届いてから1週間で10回くらい見ました。

可愛いく、可笑しく、
そしてほんの少し、切なく、はかない。

人は誰でも、自分だけの「風船」を持っていた思い出があるのではないでしょうか。
そして、それを踏みにじられた思い出も。。

どうしようもないくらい、いとおしい映画です。

あと、映画に出てくるこの風船は、女の子なのかな。
がらくた市で、鏡の前でゆらゆらしてるし。
29人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2011年6月30日に日本でレビュー済み
遠景をほどほどリマスターするとまた面白い奥行きがでそう。
風船の鮮やさは、石造りの町なみの暗さがあってこそだな。
あのラストは…男の子の最後の夢なんでないかと…。

こんなに表情豊かな馬を初めて見た。編集力かなあ、風船も演技してたもんなあ。とにかく馬を堪能できる。ケンカもする。
たくましいウサギも見れる。いや速い速い。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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