イギリスのプログレバンド、パイナップル・シーフのベストアルバム。2009作
2001年のデビュー作から現在までの楽曲をCD2枚組みで20曲収録。
Porcupine Treeタイプの薄暗い叙情を聴かせるバンドとして注目しているのだが、
こうしてあらためてバンドの初期の音源から聴いてみると、聴き心地のよい
自然体のゆるやかな叙情と、ポストロック的な雄大なシリアスさを同居させつつ、
しだいにプログレッシブなアレンジを効かせるようになってきているのが分かる。
とくに静かに盛り上がってゆく10分を超える大曲などは、聴きごたえありだ。