US版の「DiRT2」。
同じゲームエンジンを使った、同デベロッパーのRaceDriver:GRIDがオンロード専用ゲームとしたら、こちらはそのオフロード版、というイメージです。
前作のDiRTは未プレイなので、私はこれで非常に満足していますが、ラリーシム色は薄れてしまったという意見は訊きます。
無料Demo版があるので、購入を検討されている方はそれで実際に遊んでみてからの方が宜しいかと思います。
純ダートコースは少なく、有ったとしても環状です。
ゲーム全体から受けるイメージは 「X-Games」と「BAJA1000」と「WRC」との融合、という感じでしょうか。
このためダートコースを思い切り駆け巡る、カジュアルな雰囲気が強くなっているように感じています。
ただ、やはりGRIDの血を引くだけあり、またCMRシリーズの流れを汲むだけあり、非常に爽快かつ楽しいですね。
攻略のしがいがあります。
タイムを詰めるならばドリフトは最低限に抑えなくてはなりませんが、ドリフトしてガンガン滑らせて遊ぶというスタイルでもCPUには勝てます。
難易度調整も幅がある上、好きな時に切り替えられるので、得意なレースは難易度を上げるが苦手なコースは下げる、という事でも問題なく遊べます。
動作環境は低いのですが、パッケージに書かれているのは「最低動作環境」ですね。
OS:XP/Vista/7 (Vista/7は64bit対応、XPは未確認)
CPU:Athlon64X2/PentiumD (3.0GHz)
RAM:XP=1GB/Vista,7=2GB
GPU:RadeonX1550/GeForce6800
DirectX9.0c - DirectX11対応
7.1chサラウンド対応
実際にはマルチコア対応(2コアから擬似8コアまで)です。
グラフィック性能も、ミドルレンジのグラボは必須でしょう。
GRIDが軽々動作していれば問題ないか、と思われます。
私の環境はDirectX9.0cなのですが、グラフィックやエフェクトは非常に美しいですね。
11でなければ最高設定には出来ませんが、9.0cでも何の問題もなくプレイ可能です。
実名レーサーも登場するし、またカジュアルな演出と相俟って、気持ちよく遊べるゲームです。
BGMなども非常にいいですね。パンクはあまり聴かないのですが、このゲームには非常にマッチしています。
GRIDが面白い、と思えた方ならばプレイして損はないゲームでしょう。
またこれから新規でレースゲームを遊びたいという方の入り口としても出来の良いゲームであると思います。