ラファエル・クーベリック指揮バイエルン放送交響楽団の演奏によるシューマンの交響曲全集からの分売。第3番『ライン』は1979年5月18~26日、第4番は19
78年9月27~30日、いずれもミュンヘン、ヘラクレス・ザールでの収録。オケの骨太で風格ある響きが良く表れた、正々堂々としてケレン味のないいかにもクー
ベリックらしい演奏であろう。シューマンを重要なレパートリーとしてきたクーベリックの自信と経験が音楽のいたるところに感じられ、シューマンの屈折したロマ
ンティズムへの共感もあり、安心して聴ける。音質はまずまず。