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Veckatimest [解説・歌詞対訳付 / ボーナストラック収録 / 国内盤] (BRC228)

4.6 5つ星のうち4.6 7個の評価

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新品 中古品
CD, 2012/9/12 1枚組
¥3,097 ¥1
CD, 2012/9/26 1枚組
¥5,016
CD, 2009/5/23 1枚組
¥150

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商品の説明

驚くほど美しいサウンドで話題を呼んだ傑作「Yellow House」から3年。
ブルックリン出身のバンドGRIZZLY BEARが、最新作「Veckatimest」を携え更なる成長と共に帰ってきた。

前作から3年の期間は長く感じられるが、その間のツアー・スケジュールを振り返ると、バンドとして成長したサウンドが本作に映し出されているのにも納得できる。
RADIOHEAD、TV ON THE RADIO、FEIST等の大物との共演、5夜連続してブルックリン・アカデミーで開かれた、PAUL SIMONへの賛辞として行われた公演でのパフォーマンス(ヘッドライナーとしてロスアンゼルス・フィルハーモニーと共演)を果たし充実した期間を過ごし、そしてCSSやBand of Horsesらによるカバー等を収録したその名も『Friend EP』もリリース。
今作『Veckatimest』では、更なる成長を遂げたバンドによる明確なサウンドとヴィジョンを備えた。
ヴォーカルはより鋭く複雑に、アレンジはよりタイトに、プロダクションはより冒険的で、リリックはより深みが増している。
期待を越えるほど良質で自信に満ちた作品であり、より大人っぽく、しっかりとした完成されたダイナミックなミックス。
素晴らしくサイケデリックな「Dory」、若き作曲家ニコ・マーリーによる見事なストリングスのアレンジが見られる「Ready Able」、コーラスのアレンジが素晴らしい「Foreground」からBEACH HOUSEのヴィクトリア・ルグランをバック・ヴォーカルにフィーチャーしたポップ・ソングの傑作「Two Weeks」(1stシングル)と「While You Wait For the Others」に至るまで、『Veckatimest』はあらゆる面でパーフェクト。
そして、驚くほど多様な曲のコレクションと完成度を兼ね備えたバンド全員の自信作なのである。

日本盤特典:ボーナストラック+歌詞対訳、ライナーノーツ付き!!

登録情報

  • 梱包サイズ ‏ : ‎ 14.09 x 12.63 x 1.37 cm; 80.32 g
  • メーカー ‏ : ‎ WARP RECORDS / BEAT RECORDS
  • EAN ‏ : ‎ 4523132110288
  • レーベル ‏ : ‎ WARP RECORDS / BEAT RECORDS
  • ASIN ‏ : ‎ B0023R2X08
  • ディスク枚数 ‏ : ‎ 1
  • カスタマーレビュー:
    4.6 5つ星のうち4.6 7個の評価

カスタマーレビュー

星5つ中4.6つ
5つのうち4.6つ
7グローバルレーティング

この商品をレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2012年9月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
Animal CollectiveやDirty Projectorsと並び、NYシーンで代表格の一つとなりつつある4人組バンドGrizzly Bearの4枚目。

ビルボード初登場8位を記録し彼らの名を一気に知らしめた前作から3年、上り調子のバンドの空白としてはかなり長い。中心
人物エド・ドロストは前作のツアー終了時点で全員が相当に消耗し、休養が必要だったと語る。充電とソロ活動を経て新作の
為に再集結した彼らだが、全員のテンションを揃えるにはかなり苦労した様で一旦は録音作業を中断。数ヶ月後全員の英気
の揃い具合を確認した上で、目立つゲストを一切迎えることなく4人で1からセッションした10曲を収録。

本作では曲・詞・歌の役割を特定のメンバーに任せず、セッションの中で各人が流動的に担ったそうだ。その結果、本作は彼
らのバンド史で最も共同制作の性格が強い作品となり、屈折した音個性は健在ながらもバンドのダイナミクスが一層強まった。

まず音について。全体に感じられるのが豊かな響きだ。細かく聴くと機材の軋み等も聞かれるが、それを含め空間の広がり迄
感じられる残響の拾い方が絶妙であり、音楽に独特の浮遊感を産んでいる。
演奏面では動静それぞれの演出とその対比が美しい。「Sleeping Ute」冒頭、音数を徐々に増やし、歌が入る直後アコギが哀
愁たっぷりのコードをかき鳴らし高揚が最高潮になる処や、「Sun In Your Eyes」中盤、突如ピアノの響きのみがとり残され静
けさが訪れる箇所は、作品で最も美しい瞬間の一つだと思う。
多くの楽器が複雑に入り組むにもかかわらず、不思議と耳通しが良く煩わしさを感じない。音の足し引きの巧さが光る創りだ。

次に歌について。今回特徴的なのが従来以上に耳に入り込むボーカルだ。従来はボーカルの周りに重厚なコーラス・多彩な
音を何重にも包んでいたが、今作はコーラスの使用を控えめにし単旋律のボーカルをより前へと押し出す。従来より歌が素の
装いで届き、何処か頼りなくも優しい歌の表情が直に響いてくる。
これに関連しエドが「一時期20世紀初頭から60年代のブルースを愛聴していた」と興味深い発言を行っており、所謂素朴なう
たものへの憧憬が本作にも表れている。これは彼らの同胞Dirty Projectorsの最新作にも見受けられたものだ。

本作では歌詞にもこだわったという。10曲に共通するテーマは「人と人との距離のようなもの」だが、カードに並ぶ言葉達は謎
めいていて抽象的。この理解を助けるのが国内盤に付随する対訳だ。今まで意識していかった彼らの詞世界を味わう点でも
国内盤の購入は有用だった。

捉えどころの無さはあるが、何周か聴き返すうちに知らずその美しさと深みに嵌った。前作から若干ベクトルを変えつつも力作
であることには変わらない。
19人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2017年4月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
今、こういうバンドで聴けるのは少ない。
Modest MouseやArcade Fireも。Death Cab for Cutieもシックリ来ない今。
Grizzly Bearがやってくれていることは、とてもありがたい。
2017年1月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
最初に聴いたときはそれほどハマりませんでした。しかしその後1年間、なんとなく耳から離れずに断続的に聴き続け、今ではすっかり愛聴盤です。
前作は強迫的なまでに寸分の狂いもなく構成された美しさが光っていました。今作ではあえて部分的に緩め、そこにメンバーの熱量が入れ込まれたような印象を受けます。
作り込めば作り込むほど初期衝動が薄れてしまう、そういう皮肉な関係性があるものだと思っていましたが、本作はその両者をコントロールし、両立させた稀有な作品だと思います。
肉感的なリズム、構成された美しさ、全体を包む緊張感、溢れ出る熱量、どれをとっても素晴らしい傑作でした。
2012年9月12日に日本でレビュー済み
すでに解禁されていた冒頭「Sleeping Ute」から始まるGrizzly Bear待望の4th「Shields」は4作目にして瑞々しい勢いに溢れている!!今作は「Sleeping Ute」で掻き鳴らされるギターの音に興奮した我々をさらに盛り上げるかのようにアグレッシブでロックな勢いをもった楽曲が多数見受けられるのだ。たとえば、前作「Veckatimest」における「While You Wait For The Others」や2nd「Yellow House」での「On A Neck,On A Spit」のような楽曲でも彼らの熱さを感じることはできた。しかし、今回はほとんどの楽曲がいままでに見られなかった熱量を帯びている。しかも、Grizzly Bearの代名詞ともいえる緻密で繊細な構成力と豊かな音色の数々、聴くほどに広がり深まる音世界を損なうことなく、である。これまでのような目も眩むような美しい多重ハーモニーは影を潜めてしまったが、個の歌がより強固になり、エドとダニエルの二人の異なる声質をうまく共存させているような印象も受けた。これは帯で謳われている「遂に辿り着いたUSインディの最高到達点」という大仰な文句もあながち的を外していないように思えてくるが、異を唱えるとすれば「現時点での」最高到達点に過ぎないというところであろうか。メンバー4人の才能がぶつかり合い昇華されて生まれたこの作品は彼らの力がさらなる可能性を秘めていることを雄弁に物語っているからだ。これからも息の長い活動を続けて多くの素晴らしい作品を生み出して頂きたいものである。Grizlly Bear史上最高にドラマチックで雄大な最終曲「Sun In Your Eyes」に心打たれ、再び再生ボタンを押すと次はさらに深い世界を、あたらしい音の発見を見せてくれるという彼らの音楽。こういう作品が名作と呼ばれ、こういう音楽に浸れることが幸せといえるのだろう。
18人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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