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週刊朝日緊急増刊 朝日ジャーナル [雑誌] 雑誌 – 2009/4/14

2.5 5つ星のうち2.5 8個の評価

登録情報

  • ASIN ‏ : ‎ B0025M3B2K
  • 出版社 ‏ : ‎ 朝日新聞出版; 不定版 (2009/4/14)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2009/4/14
  • カスタマーレビュー:
    2.5 5つ星のうち2.5 8個の評価

カスタマーレビュー

星5つ中2.5つ
5つのうち2.5つ
8グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2009年5月2日に日本でレビュー済み
残念ながら私は朝日ジャーナル世代ではない、
そのため朝日ジャーナルに対する感想が他と異なるように思う。
‾P30までの内容はどうにも納得のいかないモノであったが
それ以降は十分に楽しめた。
しかし細かなコラムに関する是非、記事に対する賛否は別にしても
私にはこの朝日ジャーナルが、朝日ジャーナル世代であった人達による
同窓会や回顧録にしか見えない。
思考や傾向が「私たちはこう考えていたんだ」「あの頃私はこうだった」
という懐古が主題で、現実に即しての「今はこうだからこうしよう」
「これからどうする」という思考は意図的に除外しているような気がする。

一号限りの復刊であるのでこうした傾向になるのは仕方ないことだと思うが
折角の復刊なんだからなにか凄いことをやって欲しかった。

という訳で☆三つです。
9人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2009年7月26日に日本でレビュー済み
朝日は、大企業だからできること、上から目線だからできることをやっているのだろうか。
朝日ジャーナルは、出ていたころも、上滑りなジャーナリズムを感じていた。
現地で現物を取り上げるが、現場の人の視線ではない点が違和感があった。

浅田彰はじめ、個々の著者の記録だと思えば、個々の内容には勉強になるところもある。
政治的な視点では読まないようがよいと思う。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2009年4月25日に日本でレビュー済み
神々は渇くなどというアナトール・フランスの名作を重ねては、泰西作家に申し訳ないのだが、「一発当たれば」臭芬々の『朝ジャ』復活には鼻白む。知的虚栄心?? 知の復権??

巨大新聞社が多くの不動産を持ち、役員、幹部連中にとどまらぬ高給(新入社員の初任給も40万円)を維持しつつ(それはそれで結構だが)、『朝ジャ』も最近では『論座』も廃刊してきたではないか! ほかにもあるのではないか?

この「復活」では、『論座』終盤の「スター」だった若き赤木某クンも担ぎ出しているものの、かつての若者の神々たちの同窓会の趣きである(評者は「新人類」に分類される世代だった)。
『朝ジャ』を廃刊(92年)する一方でバブルに酔い、かつてはキャリア志向の女性、いまはカツマー世代に媚を売っている『アエラ』誌も登場、人気タレントの本や何かも出していたな。覚えているぞ。怒りの復活やないで! 

『蟹工船』『資本論』ブームに、遅ればせながら商売気を出したというところではないのか?
左派、オールドリベラル派の活躍の場(金儲けの場)を確保することは、かつての若者たちの「神々」にとっても喫緊の課題ではあろうし。神々は老い、そして渇くというわけか。新人類も老いましたが、こちとらバブルの恩恵は、なるほど現在正社員の身分を何とか保っているということで、受けていると言わざるを得ないのかも知れぬが・・・。
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2011年1月19日に日本でレビュー済み
「赤衛軍」自衛官刺殺事件の脇役、間抜けな三枚目=川本三郎(当時朝日ジャーナル編集部員)だと思っていたが菊井から接触したのか?よく考えれば川本を事件に捲き込むことは「謀略」の重要な目的に思える。「赤衛軍」=「赤報隊」どちらもターゲットは「朝日新聞」なのかも?1971年当時は民青や中核派との抗争で多忙で事件のことは新聞報道で。川本が逮捕されたことは知らなかった。この事件で朝日がダメージを受けたことは想像できる。「テロ」容疑者を匿い重要証拠を焼却、共犯に等しい。実刑を免れたのは「取引」があったのでは?昔月刊「プレイボーイ」(事件では週刊プレイボーイの記者も逮捕)に誰が書いた記事か覚えてないが川本が自宅(呆れる)で菊井と会い談笑中に川本のレコード・コレクションに目をつけ「CCR」(長いから省略)とはいいですね、と川本のギターを弾いて歌ったという。自宅にテロ容疑者を招く感覚も異常。どういう神経してんだろ?川本は菊井にいい印象を持ったという。しかし「印象」と匿ったり証拠を焼却するなどは犯罪である。共犯と疑われても文句はいえない。案外、事件は滝田=竹本が狙いではなく朝日新聞=川本三郎がターゲットだったのかもしれない。というのは滝田=竹本はそれほど大物ではないから。巻き添えを食ったのは竹本なのかも。はなから朝日にダメージを与えるという構図だ。私の推理だが。銃で武装した自衛官が簡単に殺されるのがおかしい。発砲すれば菊井は死ぬのに。なぜ撃たなかったのか?「誰何」して射殺しても犯罪ではない。これが最大の疑問。自衛官殺して懲役15年は軽い。もう出所してあなたの隣に住んでるかも。いひひひ。とっくに出所してる。
2009年4月14日に日本でレビュー済み
昔の「朝日ジャーナル」ってのは、読んだことないし、
一般向けの雑誌で、「知的虚栄心」だの「知の復権」だのと
言われても、なんだかねというのが、表紙をめくった
直後の感想でした。

でも、この雑誌、ベクトルの違う様々な論者を揃えたのが、
上手く行って、いい味だしてます。
言論誌って同じ方向の論者ばっかり揃えて、創造的な
対話が生まれず、退屈な内容になっているのが多いもんね。

特に浅田・宇野・東の鼎談と雨宮他の座談会の対比が秀逸。
これ編集した人って、相当、悪人なんじゃない?(ほめ言葉
10人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2009年5月29日に日本でレビュー済み
何故いま朝日ジャーナルなのだろう。しかも筑紫路線の懐古趣味…(死者を冒涜する気はないが…)。
朝ジャが元気だったのはその一世代前…筑紫軟弱路線を批判して購読を止めた読者も多かった。それを何をいまさら…。筆者は本カツ金曜日路線も嫌いだが…。緊急増刊といいながら安易な企画が目立つ。編集者の無知故か…。
浅田は相変わらず無責任だな…自分は安穏と楽な身分だからね。ニューアカの正体見たり、か。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2009年5月26日に日本でレビュー済み
 近年の日本のジャーナリズムは、商業メディアのマーケティング機能をインターネットメディアに奪取されて、広告機能の即効性のなさのために、広告出稿がなくなり、刊行経費の捻出ができずに廃刊に追い込まれている。これは日本に限ったことではないが、日本は言語的な市場の狭さのために、販路がなく廃刊を余儀なくされている。だが、ジャーナリズムが国民のオピニオン形成の重要な役割を担っているのは、いつの時代も普遍である。ここ20年近くの日本社会から左翼がサヨクとなり、ヤヨクも消滅しかねない、極めてアンバランスな状態にある。そこを過去の栄光で一石を投じる企画が週刊朝日で試みられた次第であろう。
 社会学者見田宗介の収斂した巻頭論文「現代社会はどこに向かうか:世界の有限という真実<持続する現在>の生へ」は、統計データに基づく精緻な論文であり、人類の知的営為の産物である歴史観を踏まえて、精緻に議論を重ね、持続する意義を問い直す論考で、意義深い。さらに浅田彰、宇野常寛、東浩紀の鼎談を中森明夫が司会して進めている。そのテーマの見出しは「言説空間」が失われ批評と物語が衰弱したいま、と題されている。この議論の中で、議論できるジャーナリズムの確保が最終目的となっているのは、上述の日本社会における批評の意義の喪失を改めて強調し、政治的参加(アンガージュ)への不快感として語っているのは、民主主義の議論として正統ではあるまい。この鼎談の途中のコラムに衆議院議員の鈴木宗男氏の検察の立件の歪んだ気負いを告発したコラムは、日本の権力構造を象徴しており、実に印象的である。さらに日本の知的貧困ぶりは、日米の大学格差を知るものには、水月昭道のコラム『知的貧困を招く「超高学歴人材」の無駄遣いを怒る』というごく当たり前のことに対処できない日本の高等教育行政と労働市場政策、戦後アメリカは復員兵の社会復帰のために大学進学を進め、大学院進学者が増え、博士号取得者を学内に雇用し、大学教育の品質を向上させた。大学が増えて、ポジションが増えない奇妙な国日本、この矛盾点を抉り出している。

久しぶりに読むに値する週刊誌の一次復活である、是非ご一読を。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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