「Pleasure Pleasure」−タイトル曲、前向きに今を生きることの楽しさを歌った曲。暖かみのある今のジュリーの声がメッセージに説得力を与えています。「Smash the Rock」−ロックに生きる人(ギタリスト?)の自負と誇りを歌う痛快なロック。作曲者のギタリスト柴山さんの姿を思い浮かべつつ聴くとしっくり。「僕は歌うよ」−歌うことの歓び、歌を聴いてくれる人への深い感謝を語る美しくも力強いバラード。間奏のうねりまくるエモーショナルなギターが素晴らしい。「BAMBINO EXCUSE」−ジュリーの作詞作曲。シンプルな繰り返しの多い歌詞を力強く歌うジュリーの独特な声、男っぽいロックでかっこ良し。「NAPOLITAIN」−疾走感がかっこいいロック。ジュリー作詞の個性的な歌詞の曲。「緑色のKiss Kiss Kiss」−イントロのドラムの刻む軽快なリズムにのせて、平和を希求する想いを気張らずやわらかく優しく歌う曲。サビの「横浜の空から緑色の風を」からパーッと視界が広がるような展開が気持ちいい。
還暦を過ぎてもいまだに衰えぬ艶やかな声とツアーメンバー(鉄人バンド)の演奏との絡みがとってもリラックスした雰囲気を醸し出していて、ミニアルバムながらとても良い出来だと思います。 今回も昨年話題になった「我が窮状」に続きJULIEの地元横浜からの平和への祈り「緑色のkiss kiss kiss」が収録されていますが、重い感じではなくジヤズっぽい明るい曲調なので、横浜港開港記念にあわせて色んなところでこの曲が流れればいいなと思います。