嬉しいのは、このエピソードがほぼ完全に再現されたこと。
悔しいのは、本編アニメ化が無理でもOVAで短編が一つアニメ化されるなら、
絶対にこのエピソードしか無い!と勝手に信じていたのにドラマCDで出されてしまったこと(w
レーヴェの視点で語られる、幼少期のヨシュアの思い出。
結社<身喰らう蛇>での、歪ながらも穏やかな時間と、塗り潰す残酷な試練。
だが、閉ざされた瞳は太陽の輝きを以って目蓋を開くこととなる。
そんな、個人的にはサイドストーリーの中でもシリーズ中1、2を争う珠玉のエピソードが
見事なまでに再現されていて、嬉しくも、「だから何でアニメじゃないんだーーー!!」と。
ゲームをやってない人には、ロクな説明も付かず円盤のみのこのドラマCDは、
何かの拍子で聞いても、何か暗い傷を持つ子と天真爛漫な子の微笑ましいエピソードが
語られているだけに感じるかもしれない。
でも分かる人には、この子供同士のやり取りがどれほど誠実で、切実で、
だからこそ黄金の輝きを以って記憶に刻まれることになるかを実感できると思いたい。
仮にFC、SCはやったけど3rdはやらなかったという人も安心して感情移入できるはず。
この話のバックボーンはFCからSCで十分に語られている。
もう、安心して購入ボタンを押して欲しい。
<キャスティング:敬称略>
ヨシュア:斎賀みつき
エステル:神田朱未
レーヴェ:緑川光
ワイスマン:田中秀幸
レン:西原久美子
カシウス:岸野幸正
ティオ:山口繭
エリッサ:前田沙耶香
フランツ:小原雅人
ハンナ:吉川未来
大臣:藤本たかひろ
カリン:小寺可南子