今までハロプロ関係はテレビなどで見ることはあっても、 CD などは買うことはなかった。それが真野恵里菜の「乙女の祈り」の PV を見かけて以来、 DVD を中心に購入するようになってしまった。自分でも意外である・・・これは真野恵里菜が違った個性をもっていて、それが上手く引き出されているからだろう。これはその真野恵里菜のデビューコンサートを収録したものである。一度、ハロプロエッグのオーディションに落選し、それでも諦めきれずに再度挑戦、合格しソロデビューを果たし、ついにここまで登りつめたのは感慨ひとしおのものがあるだろう。コンサート全体を通じて感じることは、そのようなひたむきな努力の結果としてこの場があるという、そのピュアさに胸を打たれる。
ピアノの弾き語りがあり、ダンスがあり、写真やビデオを使った真野恵里菜ヒストリーを織り交ぜたトークありと、楽しませてくれる内容になっている。静かなピアノの弾き語りと動きの激しいダンスでの歌唱を交互にするというのは、かなり難しいことだと思うのだがうまくこなしていると思う。ただ、技術的にはまだまだ難点があるだろう。特にダンスでの歌唱で不安定になるところもあるが、最近見た NHK での「世界はサマー・パーティ」では安定感が増していて、着実に前進しているようである。これからの成長が楽しみなアイドルである。