最近ホプキンスにはまっている。「ヒズブルース」など立て続けに7枚ぐらいのCDを購入した。そして気づいた。
・アルバムの良し悪しはボーカルの良しあし、演奏者の技量で決まるものではないということ。それがうまいに越したことはないが、それは些末なことで絶対条件ではないこと。それが何であるかは現在熟慮中で、まだまとめ切れていない。
*もちろんこのアルバムのそれは非常に優れており、いい状態を醸し出している。
・ホプキンスのアルバムはどれもスカスカで、音数も少ない。だが密度は非常に高い。そして彼は間の取り方が天才的に優れている。彼に好きなように演奏させているプロヂューサーもすごい。
こんな発言をすると総スカンを食うと思われるが、歴史に「たら、れば」は禁句だが、64年ごろのビートルズの出現と成功が音楽界を一変した。ウォーク、ブルース、ソウル、ジャズを死滅させた一因ともなる。彼らの出現がなければ、その後のポピュラー音楽界はきっと現状とは違う発展をとげていただろう。