人類最大の神秘「宇宙」…
新たな発見、そして深まる謎…
その素顔に迫る
夜空にきらめく美しい星たち…人は遥か昔から星を見つめてきました。
星は時を刻み、季節を司る、永久不変のものと信じられてきました。
しかし、今からおよそ400年前、望遠鏡の発明によって、星には変化があり、生きもののように、“誕生と死"があることを発見したのです。
天文学者は望遠鏡を駆使して、星から自然の仕組みを学び、宇宙を理解しようとしてきました。
今やその知識は、宇宙の果てまで近づいているのです…
最先端の観測装置がとらえた画像によって、明らかになってきた宇宙の素顔に迫ります。
◆望遠鏡と天文学◆
望遠鏡が進歩するたびに、宇宙で新たな発見がなされ、天文学を発達させてきました。
望遠鏡の進歩、そして宇宙観測の歴史を分かりやすく紹介します。
◆望遠鏡の観測◆
すばる望遠鏡・CFHT 望遠鏡・ジェミニ望遠鏡・ハッブル宇宙望遠鏡などがこれまでとらえた画像により明らかになってきた「恒星の素顔」や「銀河の世界」に迫ります。
<馬頭星雲/IC1396/ M16わし星雲/原始星M17-S01/ NGC3603/M 45プレアデス星団/アルビレオ/M27アレイ星雲/バブル星雲/クラゲ星雲/黒目銀河/棒渦巻銀河/ヒクソンコンパクト銀河群87/ホーグの銀河/ヒミコ>など
◆太陽系の惑星探査◆
天体のそばに行き観測できる“惑星探査機"は、地上の望遠鏡よりも詳しく観測できます。宇宙開発の進歩で太陽系のほとんどの惑星には探査機が送り込まれています。それらの探査機がとらえた、貴重な画像の数々を紹介します。
<メッセンジャー探査機/マゼラン探査機/マーズ・リコネサンス・オービター/マーズ・エクスプロレーション・ローバー/火星探査車オポチュニティ/フェニックス>など
監修:渡部潤一(天文学者・自然科学研究機構国立天文台天文情報センター・広報室長准教授)