前作"Messengers"が傑作だっただけに少し不安もありましたが、余裕でそれを上回るアルバムになりました。
彼等の3rdアルバムに当たる今作ですが、持ち味であるタイトなドラミング、ソリッドなギターワーク、お約束のブレイクダウン等
前作にも増して切れ味抜群の演奏と、テンション高めのヴォーカルは終始攻めの姿勢が感じられ、
相変わらず運動性能の高いフットワーク、スピーディーな展開は更に磨きがかかっています。
3枚目ともなると色々と変化して当然だと思いますが、安易にクリーン・ヴォイスを取り入れるとかではなく
今までになかった流麗なイントロから始まる"Marians Trench" 、"The Escape Artist"のアウトロではピアノが印象的で、
BTBAMのTommyをゲスト・ヴォーカルに迎えた"Indonesia"はスリリングな展開がカッコイイです。
"Merdian"ではインストゥルメンタルなパートを挟んでみたり、あくまで曲の構成で勝負してる所が良いです。
"Messengers"よりもメロディアスな印象を受けますが、その分ブルータルな部分も際立ちを見せ
これぞメタルコアというサウンドを聴かせてくれます!