ハロルドとのコラボでロビンのギターに興味を持った。コクトーツイーンズは20年前ほど前からしっているが、正直耳うるさいと感じ興味は持てなかった。ハロルドとのコラボでコクトーツイーンズのギタリストとは知らず、すばらしいギタリストだと関心していた。そして試しにこのアルバムを購入してみた。何という美しさであろう。精神が解放されていく。音楽の中に気持ちが引きずりこまれ、完全に悦の状態になる。私もエレキギターを趣味で演奏しているが、ロビンはギターの持つ可能性を120%引き出し壮大なアンビエントな世界を展開している。一週間聞きっぱなしである。完全な自由を聞く者に提供してくれる。音楽って素晴らしいということを再実感させてくれる一枚である。まだまだ生きていく価値を感じさせてくれた。ロビンに感謝だ。
このコメント書いて半年ほど経ち改めてじっくりと聞いた。聞く前まで仕事や将来のことやらで、不安のどん底にいた。そして聞いた。この不安を吸収し悦の世界へ私をいざなってくれた。ロビンの音楽にはアンビエントの効果ももちろんあるが、どのアルバムもこの不安な要素が必ず含まれている。大人のアンビエントだ。コーヒーが苦いのにおいしいのと同じ…不安なんだけれども快楽。このアルバムに限らずロビンの音楽はどれもそうだ。人生の友となる。本当にすばらしい。脱帽。